かぶれの世界(新)

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手数料の手数料

2016-11-01 18:26:15 | 社会・経済
最後まで残っていた支払いを済ませ、同時進行中だった母の死の始末と自宅新築の一応のけじめをつけた。母の葬儀とその後に頂いた香典の額に応じて所謂香典返しをギフトショップに依頼した。その支払いがまだ残っていた。一方、建て直した自宅の登記を依頼した司法書士事務所から委託手数料の請求書が来ていた。

その他に山刈や庭師への支払の現金が必要で、昨日地元の銀行に行き先々の支払を含め全ての取引を終わらせた。その時ちょっと驚いたのが振り込みや送金の手数料が思っていた額の2倍もしたことだ。生活費から投資まで今迄都市銀行を通してやっていた額に比べて2倍高いのだ。

窓口の女の子にそう言うと、彼女は「分かってます」と言って手数料一覧表をくれた。どれもこれも高い。例えば同じ支店内の口座への振込はタダだと思ったら、異なる銀行間振込手数料と同じだけかかる。彼女は申し訳なさそうにATMから振り込めば安くなると言った。それも面倒なので了解して手続きを続けた。

多分、日銀がマイナス金利を導入し銀行の経営が苦しくなった時に手数料を値上げしたのだろう。こんな田舎に都銀の支店はないから、手数料が高いからと言って取引銀行を変えることはないと読んだのだろうと思った。しかし、昔から保守的で何でも横並びの顧客サービスという思い込みがあったので驚いた訳だ。

横並びサービスを変えたのは、顧客ベースのメインが田舎で実質無競争と言ってよい状況だからだろう。競争相手と言えばゆうちょと農協しかない。たかが手数料ではあるけど、私は怒るより不安になった。というのは、昔から続けて来た慣行を変えるまで地銀が追い込まれたのかも思ったからだ。■
コメント
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