かぶれの世界(新)

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深読み公務員制度改革

2009-02-04 19:14:30 | 国際・政治

12月の記事「窮地の首相」で、支持率が急落した麻生首相がいつか開き直る時が来る、民主党が政局優先でいる間はまだチャンスがあると書いた。先週から麻生首相が突如公務員改革制度に前向きになったのは、果たして私の予想通りに事態が進行しているということだろうか。

http://blog.goo.ne.jp/ikedaathome/d/20081221 

これほど読みが当たると逆に何故?と思ってしまう。ということで、確たる根拠は全く無いのだが、例によって誤りを恐れず大胆裏読みをやってみる。

実際、首相就任時から最近まで公務員改革制度にやる気を見せたことは一度も無かった。首相は官僚の助言を取り入れたのか、徐々に改革後退の姿勢が鮮明になった。しかし、止まらない支持率低下を挽回する乾坤一擲が、財務省が熱望する消費税導入を補正予算に付記することだったはずだ。

これが、無駄を徹底してなくした後に消費税導入というべきところで、致命的な手順前後が起こった。渡辺前行革相の離党、中川秀直元幹事長等の反発で崩壊寸前になったところで、袋小路に入った。ここで首相は開き直り方針変更したのではないかと憶測する。

首相が公務員改革制度を前向きにやることを、何らかの形で反対派に伝え、手打ちしたのだと思う。そうだとすると、その後の展開は非常に分かりやすい。こ反対派だけとの多分1対1の密かな合意であり、それが報道に出ることは無かった。町村派に伝わったのなら必ずリークしたろう。

官僚の自浄能力の無さは絶望的で、その後の展開を見ても明らかだから、揉めれば揉めるほど首相の支持率低下に歯止めがかかり、そこで首相の指導力が発揮されれば、多少とも支持率が回復し、予算成立後の解散の可能性が出てきると私は感じる。

それにしても、福田前首相も支持率低下でどうしようもなくなってから、道路財源の一般財源化等長年の懸案事項をやった。今思うに、民主党との大連合もあったが、初期に官僚の意見を取り入れた政策でジリ貧になった要因があったと思う。だとすれば、同じ道を辿っていることになる。

こんな政局がらみの憶測を得々と書くのは我ながら気が引けるが、読みが当たったと思うと嬉しくなって筆が滑ったということにして頂きたい。いずれにしても、公務員制度改革が更に進み官僚が省益から国益の為に働くようになった時、経済危機に対処する国の姿が出来てくると期待する。■

コメント
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