かぶれの世界(新)

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米国住宅価格が暴落か(補足)

2006-10-05 10:41:25 | 国際・政治

米国住宅価格の暴落が予測されているのにダウ平均がITバブル以来の最高値をつけたのを理解できないと書き込みをした。問題提起だけしてオープン・エンドにしておく訳にもいかないので生半可な観測と承知しているが更なる理解の為とりあえず補足する。

昨日バーナンキFRB議長は住宅市場が調整局面にあり今年後半の成長率を1%押し下げる懸念があると表明した。にもかかわらず株価上昇したのは(今朝、更に大幅上昇し最高値更新)、①経済の他の分野は力強い、②FFレート(短期金利)上げの打ち止め、今後の金利下げを伺う事態になったと市場が読んだからと見られている。

このロジックは私の理解を超えている。株価上昇にはもっと具体的な潮目の変化があるように思える。先日報告した天然ガス関連の投資で大損したアマランスの例が示すように、原油価格低落が住宅市場スローダウンを打ち消す以上の大きな流れになっているように私は感じる。

ヘッジファンド等のホットマネーが資源エネルギー領域に投下され価格上昇を加速させたが、逆流すると価格低落も加速する(ビジネスウィーク)。現に最近原油だけでなく金、白金、銅価格も値を下げており、全体として投機マネーがコモディティから流出し始めた気配があり、この傾向が更に強まる可能性がある。■

コメント
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