かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2006年を大胆占(2Q見直し)

2006-07-05 14:16:38 | 社会・経済

好例の四半期ごとの占い見直しです。この3ヶ月は変動の予兆らしきものがでてきた。経済面では各国の中央銀行がインフレを警戒し利上げに動き、市場はそれを景気減速要因と見て投資見直しを始めた。先ずは弱いところの新興国株式市場が大暴落、世界市場全体が調整モードに入ったといってよい。

注目すべきは好調だった米国経済が終に減速するかどうかである。バーナンキ新FRB議長の舵取りが今のところイマイチである。彼の曖昧なメッセージが市場を混乱に陥れたと非難された。中央銀行が今ほど注目されたことは最近無かった。福井日銀総裁もメジャー・プレイヤーでありスキャンダルが影響しないよう願いたい。

1.イラク撤退、改革続行政権発足 → ◎ イラク撤退決定、滋賀県知事選が争点の見直し

 イラクの国内事情は好転していないが新首相が決定したのを機会に自衛隊を撤退させるタイミングが生じ予想通りになった。総裁レースは格差社会とアジア外交が争点になっているが、滋賀県知事選は民意が依然改革を望んでいることを明確にし、今後の戦略見直しが予想される。

2.日本経済回復続き、GDP成長率2.5+% → ◎ 景気回復の力強まる

 6月期の日銀短観のDI(業況判断指数)が改善、設備投資から雇用環境改善による消費上向きが見られ回復基調は底堅い。

3.米国経済好調を持続も後半にやや減速、GDP成長率4.0%弱 → ○ 減速の兆し現れる

 住宅バブルが沈静、インフレ懸念からFFレート上昇により米国経済減速のリスクが現実的になってきた。これを見てグローバルマネーは投資先見直しを始め新興国株式暴落、不透明感がでてきた。国債への一部資金の流れが強まる見込み。

4.日経平均20,000円年央突破、2007弱気予想で後半下落 → △ 調整局面に入る

 バーナンキ議長のメッセージと米国経済の先行き不安感が市場を流動化させ、外人売りのため日経平均14,000円台まで低落、予想より早く調整モードに入った。日本の足元の経済は順調で秋以降株価回復の予測が主流だが、日経平均20,000円は遠い目標になった。

5.ドル高進行も年末に105円前後まで円回復、Euro高続く → ◎ 円安・Euro高進行中

 量的緩和解除後も低金利が続くことが明確になり円安進行中だったが、前回予想の通りFOMC方針と日銀の金利判断が不透明感を与え流動的。Euro高基調は続きそうだ。

6.中国投資調整で8.5%成長、インド・ロシア急成長 → △ 中国加熱続く、印露は予想通り

 中国中央政府の方針転換も資産インフレが地方に拡散、引き締め政策が効かず今年度経済成長は10%を超える見込みとなった。依然過剰供給の影響の恐れ大。インド・ロシアの株式市場は暴落したが堅調な経済成長は続く見込み。

7.ドイツ・ワールドカップ日本予選敗退 → ◎ 1分け2敗で予選敗退

 不幸にも予想的中、ディフェンスばかりでなく全体に個人の弱さが際立った。日本メディアの非現実的な期待インフレに対し、ファンの見る目は意外と日本の実力を把握していた。

8.MLB城島攻守に活躍、他の日本人選手は壁にぶつかる → △ 健闘

 城島は予想通り活躍。他の日本人選手もそれぞれ特徴を出し手チームに貢献、これまでのところ全体として期待以上。松井の負傷は残念。

ポスト小泉の日本がどうなるのか、格差問題・アジア外交等が争点としてクローズアップされてきたが、私には弱者の名を借りて構造改革を阻止しかつての大きい政府、悪く言えば利権政治、に戻そうという動きを感じていた。しかし滋賀県知事選で新幹線新駅設置反対を掲げた女性候補が勝利したことは、地方格差を理由に公共事業を増やす戦略で参院選を戦おうとしていた人達に考え直す機会を与えたようだ。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする