雍和宮(ようわきゅう)は、北京最大のラマ教寺院群です。
15世紀から代々の皇子の住居として使われ、清の康煕帝の第4子、雍正帝もここに住みました。1722年に康煕帝の崩御呉後に雍正帝が即位し、自らの名前を取って「雍和宮」と命名しました。実際は、雍正帝の特務機関が置かれていたようです。雍正帝の次の乾隆帝の時代に、チベット仏教の寺となりました。
入り口には、瑠璃牌楼が置かれています。
昭泰門
. . . 本文を読む
北京動物園は、中国最大の動物園で、清代の1907年に数種類の動物を飼育した万勝園が始まりです。
ここのお目当ては、やはり大熊猫ことパンダということになります。
パンダ舎が作られて、特別待遇になっています。
パンダは昼寝中で、動きませんでした。
檻の中で寝ているパンダもいましたが、表に出ていたのは、これだけ。
小熊猫のレッサー・パンダも木の上で昼寝。
パンダ見物は、時間が . . . 本文を読む
古観象台は、元代の1279年に造られた現存する最古の天文台です。
現在の姿は、明代の1442年に完成し、当初は観星台と呼ばれましたが、後に観象台と改称しました。
屋上には、再現された天文機器が置かれています。
これは天体儀。 . . . 本文を読む
天壇は、明清代の皇帝が天に対して祭祀を行った宗教的な祭壇です。
この祈年殿は、三層の石段の上に建ち、直径30m、高さ38mの円形の建物で、皇帝が正月にこの建物で五穀豊穣を祈りました。木造で、宝頂は金メッキがなされ、屋根は瑠璃瓦葺きの三層になっています。
祈年殿の入り口には、龍のレリーフが置かれています。
祈年殿の南には、皇穹宇があります。青い屋根の円錐形の建物で、回音壁という壁で囲ま . . . 本文を読む
紫禁城の北には、景山公園と呼ばれる丘を中心にした公園が広がっています。
明・清代には、皇帝の庭園となっていた山で、明代に紫禁城を作ったとき、堀を掘った時の残土で五つの峰を形成する形に作られました。風水に従って、北から紫禁城に邪気が入り込むのを防ぐのが目的でした。
景山は、下からは43mの高さがあり、登るのにひと汗かくことになります。
明の最後の皇帝崇禎帝は、李自成軍に攻められたとき、 . . . 本文を読む
紫禁城の北端には、後宮の女性だけが出入りする、御花園と呼ばれる宮廷式庭園があります。
園内には、小さな建物が多く並べられています。これは、万春亭。
御景亭
重陽の節句には、皇帝が皇后・妃たちを従えてこの御景亭に登り、紫禁城内外の眺めを楽しんだといいます。
御景亭の下の築山は、太湖石を積み上げたもので、明代は「堆繡山」、代には「堆秀山」と呼ばれました。
太湖 . . . 本文を読む