![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/00/7504758714d982197a9037ee2ff0e220.jpg)
この三連休は、仕事が入って二日の休みになってしまいました。人気の山は混んでいるだろうなと腰が引けて、静かな山をということで、会津の三岩岳をめざしました。
写真は、三岩岳山頂です。登ったことのある人は、こんな山ではなかったと思うでしょうけどね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/05/2f204887b9c347d83f215ee45c16aa6e.jpg)
5時に小豆温泉の登山口を出発。登りは、黒檜沢沿いの新道を使いました。はじめはブナ林の中の歩きが続きます。暑い日になりましたが、旧道合流点へのトラバース道になると、水場も豊富になって、水を充分に飲むことができました。
旧道合流点からも尾根の登りが続き、きついコースです。
あと少しで避難小屋小屋というところで、小さな湿原が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/7e/719308931f2c126335ae2fa02c4a704c.jpg)
ハクサンコザクラの花も咲いていました。ここのところ、ヒナザクラの花ばかりに出会っていたので、ハクサンコザクラを見たいというのも、今回の山行の理由です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/ed/1b1cd588deb6aecb7f823e36c5a5adec.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/5c/d82d0f08c14dbe7f4c4484bcde2be12a.jpg)
ここからは、ひと登りで避難小屋に出ました。小屋の前には、水場も設けられています。また、窓明山へのコースは、ここから分かれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/78/761570faffa309c27cbb6633e15ffead.jpg)
この先、三岩岳山頂への途中では、小さな湿原が連続します。山名の由来の三岩も現れてきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d5/83d59ec596bc40f3e540ddc30db04659.jpg)
山頂の肩越に、会津駒ヶ岳の山頂も見えてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a7/bc232a4fc08c9d8d8daae1b0edeeb0a8.jpg)
三岩岳への最後の登り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a2/7806c5526db17523a02ba7fd899f7c06.jpg)
汗びっしょりになりましたが、まずは順調な歩きで、三岩岳に到着。
ささやかな山頂標識が置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/0b/929dc1271a3cfbe26198127007041556.jpg)
山頂からは、三岩も良く眺めることができます。
ところで、地図をみれば明らかなことですが、三角点は、最高点ではなく東の肩にあり、ここが登山道の通じている山頂とされています。
1998年5月31日に会津駒ヶ岳から三岩岳への縦走を行いましたが、残雪縦走のはずが、雪融けが早く、三岩岳への登りでは、笹薮のヤブコギにさんざん苦労しました。
ようやく三岩岳の最高点を越すと、美しい湿原が現れました。地獄から天国へと登りついた気持ちでした。この山行は、私の本格的なヤブコギ縦走のデビューでもありました。
10年ぶりにこの湿原を訪れて、同じ感動が得られるか、確かめたいと思いました。
三角点の背後の薮に突入しましたが、体を前に進めるのも困難な第一級の密薮が待ち構えていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/81/5298a4f2623551cf122e107c65dada5f.jpg)
100mの距離を15分かかって、ようやく薮を突破すると、湿原に飛び出しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/85/89eb8e687c46a663e14313b0007bc5b6.jpg)
池塘も点在しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/01/2f75fe105d201757fee6daa635d9f8cc.jpg)
ワタスゲが白い穂を揺らしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/db/53222acf522aa72658fec6aee96b81fa.jpg)
小さいながら美しい池塘です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f3/205349909de4dbdc0f5b9a9e28c274ca.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/ff/78b02b104246e1b5f84d7bf03b076d8e.jpg)
湿原の向こうに、最高点が丘状に持ち上がっていました。せっかくなので、最高点に登ることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/38/523fd9af1515f2da43d652302e211ba7.jpg)
再び厳しいヤブコギをすると、最高点に到着しました。といっても、薮に囲まれた身動きもままらない地点です。
下り斜面に進むと、なんとか展望も得られました。会津駒ヶ岳に至る稜線を一望できました。見れば気持ちの良さそうな稜線ですが、雪を利用しない限り、歩くことは困難な縦走路です。10年前の苦労を思い出しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/9b/9559e39c6299f962f2e7e479ffdfeaf9.jpg)
湿原に戻り、ビール片手の大休止になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/2d/974b76b6defcfc3ac2ad9c4faaadbb6c.jpg)
ハクサンコザクラも咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/d3/3f4a476aa2d360fa2095c3b4b479ba8c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/94/20b5e5a2f4b9800bfc513118c302fb02.jpg)
コシジオウレンも。
時間はいつのまにか過ぎ、この仙境ともいえる湿原を去らねばなりませんでした。
この報告を読んで、この湿原を訪れようとする人へのお願いです。
鉈はふるわないこと。
赤布は付けないこと。
山頂標識のようなものは付けないこと。
密薮を突破できるものが目にすることのできる、人の手の入らない秘境であり続けて欲しいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/1c/650657d7207acf96f3a75eeae5e7343d.jpg)
ヤブコギで三岩岳山頂に戻り、避難小屋へと下りました。登山道はやはり早いです。
避難小屋から、窓明山への縦走路の下りは、始めは歩きにくいですが、傾斜が緩んで細尾根の歩きになると、展望が開けた気持ちの良い道になります。前方に窓明山の山頂も見えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1c/149c609391c1687b4ff54a16cfe1160c.jpg)
下りに使う尾根と家向山。その肩を乗り越す必要があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/bb/61c66b6e12a7b7f8352fcbae01181af4.jpg)
クルマユリ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/a0/0cca5584d96f9c622c5ca28bbcb9eeed.jpg)
ゴゼンタチバナなどの花も楽しむことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/84/0b5e63683578f4468a50ba2d2830eb0f.jpg)
窓明山への最後の登り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3f/fc97ce4e883689cd22a00348739fb9e7.jpg)
窓明山の山頂のいっかくに到着すると、お花畑になった湿原が現れました。
キンコウカ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/94/fe1064283468139623ab53ef01e2092e.jpg)
トキソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/4e/142419d7d53170e4a6b22162354648ef.jpg)
コバノトンボソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b6/88653b542f6b8b27e2e2d6b2a45a1dbd.jpg)
湿原から三岩岳を振り返ったところ。山頂も遠くなっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/2b/08396b76c8be8d3ff910e8c08988f4fe.jpg)
ようやく窓明山に到着しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/23/6a34889022102245a46a4d19bffe766f.jpg)
下りは、この尾根を下っていくことになります。2時間45分かかって、保太橋脇の登山口にようやく下山しました。全部で11時間の行動時間の歩きになっていました。
三岩岳は、みどころ一杯の山です。
写真は、三岩岳山頂です。登ったことのある人は、こんな山ではなかったと思うでしょうけどね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/05/2f204887b9c347d83f215ee45c16aa6e.jpg)
5時に小豆温泉の登山口を出発。登りは、黒檜沢沿いの新道を使いました。はじめはブナ林の中の歩きが続きます。暑い日になりましたが、旧道合流点へのトラバース道になると、水場も豊富になって、水を充分に飲むことができました。
旧道合流点からも尾根の登りが続き、きついコースです。
あと少しで避難小屋小屋というところで、小さな湿原が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/7e/719308931f2c126335ae2fa02c4a704c.jpg)
ハクサンコザクラの花も咲いていました。ここのところ、ヒナザクラの花ばかりに出会っていたので、ハクサンコザクラを見たいというのも、今回の山行の理由です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/ed/1b1cd588deb6aecb7f823e36c5a5adec.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/5c/d82d0f08c14dbe7f4c4484bcde2be12a.jpg)
ここからは、ひと登りで避難小屋に出ました。小屋の前には、水場も設けられています。また、窓明山へのコースは、ここから分かれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/78/761570faffa309c27cbb6633e15ffead.jpg)
この先、三岩岳山頂への途中では、小さな湿原が連続します。山名の由来の三岩も現れてきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d5/83d59ec596bc40f3e540ddc30db04659.jpg)
山頂の肩越に、会津駒ヶ岳の山頂も見えてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a7/bc232a4fc08c9d8d8daae1b0edeeb0a8.jpg)
三岩岳への最後の登り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a2/7806c5526db17523a02ba7fd899f7c06.jpg)
汗びっしょりになりましたが、まずは順調な歩きで、三岩岳に到着。
ささやかな山頂標識が置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/0b/929dc1271a3cfbe26198127007041556.jpg)
山頂からは、三岩も良く眺めることができます。
ところで、地図をみれば明らかなことですが、三角点は、最高点ではなく東の肩にあり、ここが登山道の通じている山頂とされています。
1998年5月31日に会津駒ヶ岳から三岩岳への縦走を行いましたが、残雪縦走のはずが、雪融けが早く、三岩岳への登りでは、笹薮のヤブコギにさんざん苦労しました。
ようやく三岩岳の最高点を越すと、美しい湿原が現れました。地獄から天国へと登りついた気持ちでした。この山行は、私の本格的なヤブコギ縦走のデビューでもありました。
10年ぶりにこの湿原を訪れて、同じ感動が得られるか、確かめたいと思いました。
三角点の背後の薮に突入しましたが、体を前に進めるのも困難な第一級の密薮が待ち構えていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/81/5298a4f2623551cf122e107c65dada5f.jpg)
100mの距離を15分かかって、ようやく薮を突破すると、湿原に飛び出しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/85/89eb8e687c46a663e14313b0007bc5b6.jpg)
池塘も点在しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/01/2f75fe105d201757fee6daa635d9f8cc.jpg)
ワタスゲが白い穂を揺らしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/db/53222acf522aa72658fec6aee96b81fa.jpg)
小さいながら美しい池塘です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f3/205349909de4dbdc0f5b9a9e28c274ca.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/ff/78b02b104246e1b5f84d7bf03b076d8e.jpg)
湿原の向こうに、最高点が丘状に持ち上がっていました。せっかくなので、最高点に登ることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/38/523fd9af1515f2da43d652302e211ba7.jpg)
再び厳しいヤブコギをすると、最高点に到着しました。といっても、薮に囲まれた身動きもままらない地点です。
下り斜面に進むと、なんとか展望も得られました。会津駒ヶ岳に至る稜線を一望できました。見れば気持ちの良さそうな稜線ですが、雪を利用しない限り、歩くことは困難な縦走路です。10年前の苦労を思い出しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/9b/9559e39c6299f962f2e7e479ffdfeaf9.jpg)
湿原に戻り、ビール片手の大休止になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/2d/974b76b6defcfc3ac2ad9c4faaadbb6c.jpg)
ハクサンコザクラも咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/d3/3f4a476aa2d360fa2095c3b4b479ba8c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/94/20b5e5a2f4b9800bfc513118c302fb02.jpg)
コシジオウレンも。
時間はいつのまにか過ぎ、この仙境ともいえる湿原を去らねばなりませんでした。
この報告を読んで、この湿原を訪れようとする人へのお願いです。
鉈はふるわないこと。
赤布は付けないこと。
山頂標識のようなものは付けないこと。
密薮を突破できるものが目にすることのできる、人の手の入らない秘境であり続けて欲しいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/1c/650657d7207acf96f3a75eeae5e7343d.jpg)
ヤブコギで三岩岳山頂に戻り、避難小屋へと下りました。登山道はやはり早いです。
避難小屋から、窓明山への縦走路の下りは、始めは歩きにくいですが、傾斜が緩んで細尾根の歩きになると、展望が開けた気持ちの良い道になります。前方に窓明山の山頂も見えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1c/149c609391c1687b4ff54a16cfe1160c.jpg)
下りに使う尾根と家向山。その肩を乗り越す必要があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/bb/61c66b6e12a7b7f8352fcbae01181af4.jpg)
クルマユリ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/a0/0cca5584d96f9c622c5ca28bbcb9eeed.jpg)
ゴゼンタチバナなどの花も楽しむことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/84/0b5e63683578f4468a50ba2d2830eb0f.jpg)
窓明山への最後の登り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3f/fc97ce4e883689cd22a00348739fb9e7.jpg)
窓明山の山頂のいっかくに到着すると、お花畑になった湿原が現れました。
キンコウカ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/94/fe1064283468139623ab53ef01e2092e.jpg)
トキソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/4e/142419d7d53170e4a6b22162354648ef.jpg)
コバノトンボソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b6/88653b542f6b8b27e2e2d6b2a45a1dbd.jpg)
湿原から三岩岳を振り返ったところ。山頂も遠くなっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/2b/08396b76c8be8d3ff910e8c08988f4fe.jpg)
ようやく窓明山に到着しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/23/6a34889022102245a46a4d19bffe766f.jpg)
下りは、この尾根を下っていくことになります。2時間45分かかって、保太橋脇の登山口にようやく下山しました。全部で11時間の行動時間の歩きになっていました。
三岩岳は、みどころ一杯の山です。