さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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諏訪峠 (2008.12.23.)

2009年01月09日 | 登山
昨年末の山行です。

雪の訪れが遅れていたため、旧会津街道の諏訪峠に出かけました。

諏訪峠は、旧会津街道の一部で、参勤交代のために新発田や村上藩主が、また新潟奉行も通ったといいます。江戸時代寛文年間に会津藩による街道整備で石畳が敷き詰められ、現在では、この石畳は林道によって分断されてしまっているものの、史跡として一部復元整備されています。

諏訪峠へは、いつもは津川側の柳新田から入り、白髭山に登っていますが、今回は行地から歩きました。

地図にこの道は記載されていないため、雪の季節に歩くための偵察を兼ねています。

行地の集落に入ると、このような会津街道の標識がたっています。



集落内を抜けると、迂回してきた車道にいったん出て、その先に旧街道が続いています。

最初は簡易水道施設への管理道、続いて送電線巡視路。次第に細くなり、旧街道は普通の山道に変わっていきます。



枯れたアジサイの花に、砂糖をまぶしたように雪がのっていました。



歩きだしてほどなく、一里塚に出ます。道の両側に二つの小山ができています。



峠への中間地点では、中の茶屋跡があります。昔は、村人が小屋掛けして、食べ物を売ったようです。



峠も近づいてきたところで、二本並んだ大ぶなが現れます。水場もあり、昔は殿様もここで休んだようです。



ここからは、飯豊方面の展望が開けました。左は、蒜場山。右は大日岳方面。



大日山方面。山頂部が雲で少し隠されています。



蒜場山



俎倉山越しに見る二王子岳



棒掛山



うっすらと積もった雪を踏んで諏訪峠に到着しました。



峠から振り返ったところ。



峠には、かつて歩いたということから吉田松陰の歌碑が置かれています。



杉木立の中にはあずまやがありますが、風通しが良すぎて、冬にはつかいものになりません。



津川方面の眺め。雲がかかってきました。

この諏訪峠も、今では、雪に閉ざされています。
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