さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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常念岳 その1 (2008.8.9~10..)

2008年08月26日 | 登山
すっかり涼しくなり、夏山も終わってしまいましたが、夏山の報告が残っております。

夏山テント泊の二段目として常念岳に登りました。以前、三股から情念岳に登り、蝶ヶ岳へ周回するコースで歩いていましたが、一ノ沢コースでは歩いていないのと、常念小屋のテン場で泊まることが今回の目的でした。

晴れの暑い日になりましたが、それでも沢沿いのコースは水場も豊富で、真夏の歩きとしては比較的楽だったと思います。

谷奥に見える稜線のたわみが常念乗越でしょうか。



沢沿いの緩やかな登りが続き、最後の水場を過ぎると、つづら折りのきつい登りに変わりました。

常念岳の登山道が通っている斜面も見えてきて、もうひと頑張り。



槍・穂高の展望を楽しみに、早い時間に稜線まで上がりたかったのですが、望みはかなえられました。常念小屋前の広場は、常念岳と横通岳の間の鞍部ですが、すばらしい展望地になっています。



槍ヶ岳が鋭い穂先を見せています。その前に横たわる稜線上に、ヒュッテ西岳が見えています。



テントを設営し、ビールと昼食を持って常念岳の山頂をめざしました。登りの途中振り返り見る常念小屋と横通岳。横通岳も2500mを越すピークだけあって、なかなか存在感のある山です。



登るにつれて、大天井岳も見えてきました。



急坂をようやく登り切ると、常念岳の山頂に到着しました。



最高点は、岩場で、祠に占領されているため、一段下の広場で腰を下ろしました。日本百名山だけあって、登山者で賑わっていました。



常念岳の山頂からも、槍・穂高岳の展望が広がっています。ただ、残念なのは、黒雲が湧いてきたことです。ここのところの天気は、朝は青空が広がるものの、昼近くには雲が湧くというものでした。そのために、登りを急いだわけですが。



大キレットを越した先に、北穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳が並んでいます。



蝶ヶ岳に至る稜線。



横通岳から大天井岳に至る稜線。ビール片手に展望を楽しんでいると、槍ヶ岳方面に黒雲がかかり、雷も聞こえてきました。これはヤバイということで、ビールを飲み干し、下山を急ぎました。



白馬岳とは違って、常念岳に花はほとんどありませんでした。その中で、トウヤクリンドウが、秋の訪れを告げていました。



北アルプスの楽しみは、生ビール。さっそく小屋に飲みに行きました。夕食のたしにと、ハンバーグ入りのカレーも食べました。

この日の小屋は、一畳に二名ということで、大混雑でした。



2時過ぎから雷雨となり、テントの中で昼寝になりました。



テン場には一番で入りましたが、日暮れまでには、ほぼ満員になっていました。

日没は雲に隠されて見えず、明日朝の快晴を祈って眠りにつきました。
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