大10同好会

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企業の統廃合(土井)

2007年10月27日 19時29分27秒 | Weblog
日立化成工業(株)が100%出資の住設会社(株)日立ハウステックを国内系投資ファンドのニューホライズンキャピタル(株)に売却することで基本合意に達し、昨日朝のNHK「おはよう日本」で速報されました。
極一部を残し、大半の株式を譲渡するのでこの部門からは完全撤退ということになります。
昨日のOB仲間のゴルフでも話題になりましたが、このニュースは当部門の現役の社員(単独914名、連結2,687名)、OB、関連業界にはかなりの衝撃を与えています。
そもそもニューホライズンキャピタルとは一体何者なのか知る人は殆どいません。
反対に、日立化成工業は1962.10.10.日立製作所より分離独立した会社で日立金属、日立電線と並んで「日立御三家」と呼ばれる中核会社で、2006年度決算で見ると、連結売上6,288億、単独売上2,550億、資本金約154億です。
私は創業間もない1967年春入社し、その大半をこの住設部門で過ごしました。
途中日立製作所と合弁の別会社となったこともありましたが、数年で本体に復帰しました。
そして私の退社後の平成13.5.1.に今度は日立化成の完全子会社の(株)日立ハウステックとして再び分離独立し今日に至っています。
個人の郷愁や思い入れとは関係なしに親会社の日立製作所も、一部上場の2子会社社(新神戸電機、日立粉末冶金)を持つ優良子会社の日立化成も生き抜き、発展する為には、資金の有効、集中投資は避けられず、日立に限らず日本中で、否世界中で今後益々企業の統廃合は進むものと思われます。