いよいよ2008年4月ドラマが続々と終了。
最終回を延長バージョンで締めくくる番組が多いが、
中味がないのに無理やり延長し、
結果、逆に盛り上がりを欠いてしまうこともしばしばだ。
『ラスト・フレンズ』最終回、がそうだった。
明らかに時間稼ぎの姑息なアクシデントでつなごうとしているのが
見え見え。
感動もなにもないまま終了。
期待が大きかっただけに残念。
その点、最終回もいつも通りの 60 分で終了した『絶対彼氏』。
最終回、ついに機能停止した恋人型ロボット。
速水もこみちがミョーに可哀想になって涙が出た。
『東京タワー』でもそうだったが、
低視聴率男、もこみちには悲壮感が漂い、
どことなく頼りないところもあって、
同性から見てもたいへん好感が持てる。
カッコいいのに人気がイマイチ。
しかし、優しい男を演じさせるなら、彼が一番かも。
結局 MrK 的には、2008年春ドラマでは
『絶対彼氏』が一番だった(想定外だったが)。
一方、最終回でもないのに延長バージョンを持ってくるなど
出遅れを取り戻すべく苦肉の策でぎりぎりまで引っ張る
『CHANGE』、まだ残っちゃいる…
(一ヶ月遅れのスタートは明らかに失敗)。
とはいえ、もうすぐ、7月。
そこで、夏の新ドラマをチェックしてみた。
(今回も夜9時~11時のドラマに限定)
あ
『太陽と海の教室』(フジ月9・ 7/21~)
まずは月9。湘南を舞台に織田裕二が熱血教師を演ずる学園ドラマ。
今や山本高広版『織田裕二』台頭のおかげで、
本来の織田裕二をすっかり忘れてしまった感があり、
ようやく本物が見られるという楽しみで心が踊る(ホントかい?)。
生徒役には岡田将生、北乃きい、濱田岳、吉高由里子、冨浦智嗣、
鍵本輝、谷村美月、山本裕典ほか。
月9の学園ものは、1991年の浅野ゆう子、布施博の
『学校へ行こう!』以来17年ぶりだそうだ。
あ
『シバトラ~童顔刑事・柴田武虎~』(フジ火9・ 7/8~)
コミックのドラマ化。
超童顔刑事が少年犯罪に立ち向かう話らしい。
超童顔の主役には小池徹平、
キャストはそのほか、大後寿々花、塚地武雅、真矢みき、
宮川大輔、南明奈、藤木直人(よく出るなぁ)。
あ
『学校じゃ教えられない !! 』(日テレ火10・ 7/15~)
深田恭子、谷原章介、伊藤蘭、中村蒼ほか。
日テレも学園もの。
深キョンが教師役とは時代の流れを感じてしまう。
あ
『モンスターペアレント』(関テレ火10・ 7/1~)
出演は米倉涼子、平岡祐太、佐々木蔵之介、温水洋一、
風見しんご、木村佳乃ほか。
米倉が教育現場で問題となっているモンスターペアレントに
立ち向かう弁護士役。
この番組の効果で、
少しでもモンスターペアレントが減るといいのだが。
ただ、この顔ぶれではあんまり視聴率取れそうにないかも。
あ
『ゴンゾウ~伝説の刑事~』(テレ朝水9・ 7/2~)
これも刑事もの。
内野聖陽が主演、ほかに筒井道隆、本仮屋ユイカ、
高橋一生、綿引勝彦、大塚寧々…なんとなく地味だ。
たぶん見ないだろう。
あ
『正義の味方』(日テレ水10・ 7/9~)
聖千秋さん原作のコミックをドラマ化した痛快コメディー。
悪魔のような性格を持った姉槇子を山田優。
主演は『14歳の母』『ドリーム☆アゲイン』の志田未来で
正義を貫く妹容子を演ずる。
そのほか、両親役として佐野史郎、田中好子。
あ
『渡る世間は鬼ばかり(9)』(TBS木9・放映中)
東大生の信(えなりかずき)が何故モテるのか、
腹立たしく思いつつ、なおも見続けるしかない(惰性)。
あ
『四つの嘘』(テレ朝木9・ 7/10~)
大石静の同名小説のドラマ化。
永作博美(37)、寺島しのぶ(35)、羽田美智子(39)、
高島礼子(43)はアラフォー世代の41歳で
女子高時代の同級生。
このうちの一人の死をきっかけに、
それぞれの家庭の秘密が暴かれてゆく…
あ
『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』(フジ木10・ 7/3~)
『コード・ブルー』とは緊急患者発生の救急コールを意味する。
フライト・ドクターなる救急専門医があって?
それをめざす若き医師たちの物語とか。
ドクター・ヘリ、確かにカッコいい。
出演は山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、浅利陽介のほか
『どんど晴れ』の比嘉愛、
おじさん軍団は、柳葉敏郎、寺島進、杉本哲太のほか、
救命救急部長に『アタック・チャ~ンス』の児玉清。
医師であれば最低でも24歳のはずなのに、
登場する若いドクター役の面々が、
揃って20才そこそこっちゅうのはどうもねぇ。
医学生役ならわかるけど。
あ
『ロト6で3億2千万円当てた男』(朝日金9・ 7/4~)
ロト6で3億2千万円当てた男を反町隆史が演ずる。
中島知子、眞鍋かをり、小沢真珠、出川哲朗、西村雅彦、
泉谷しげる、豊原功輔ほか。
久慈六郎の原作では
『ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇』となっている。
あ
『魔王』(TBS金10・ 7/4~)
タロットカードの殺人予告、連続殺人、復讐などがキーワードで
ドラマ自体はかなり重そう。
昨年放映された人気韓国テレビドラマの日本版。
主役は、『嵐』では活躍今ひとつのリーダー大野智と
ジャニーズJr の生田斗真。
ほかに劇団ひとり、三宅裕司、石坂浩二らも出演。
元が韓流ドラマということで、何でもありの展開を覚悟(?)すべし。
話が複雑らしく、一話でも見逃すとついていけなくなる恐れがあり、
初回から気合入れて見るべし、とのこと。
あ
『ヤスコとケンジ』(日テレ土9・ 7/12~)
原作は別マ連載されたアルコによる漫画。
元暴走族総長で漫画家の沖健児を松岡昌宏が演ずる。
原作では主人公の健児の妹役を多部未華子。
広末涼子のレディース総長ってのも見てみたい気がする。
関ジャニ∞大蔵忠義も出演で、
依然としてジャニタレの登竜門的時間枠。
自分と全く縁遠い世界の話で、面白いのか面白くないのか
全く想像がつかないラヴ・コメディ。
あ
『Tommorrow』(TBS日9・ 7/2~)
竹野内豊演じる外科医師が、一度は転身していた地方公務員から
経営に苦しむ地方病院の再建に立ち上がるため医師に復帰、
というストーリーらしい。
彼を支える看護師役が菅野美穂。
地域医療の崩壊をテーマとした社会派ドラマで
MrK としては見逃せない。
ただこのTBS日曜劇場では、2006年、竹野内、チェ・ジウの共演で
話題となった『輪舞曲(ロンド)』が大こけ(成功したのは絢香だけ)、
テーマがシリアスなだけに視聴率が思ったほどとれるかは未知数だ。
出演はこのほか、
黒川智花、岸辺一徳、永島暎子、緒川たまき、は良いが、
師長役でエド・はるみ(グーッ!!…ガクッ)。
あ
夏休みを挟んで7-9月ドラマは例年盛り上がりに欠けるが、
果たして今回のラインナップ、結果はどう出ることだろう。