ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

映画グーグーだって猫である、を見た。<★★★☆☆>

2008年10月16日 10時01分16秒 | 映画レビュー

グーグーだって猫である

[監][脚]犬童一心 
[原]大島弓子 
[音][歌]細野晴臣 
[歌][出]小泉今日子 
[出]上野樹里  加瀬亮  大島美幸  村上知子 黒沢かずこ 林直次郎 伊阪達也  小林亜星  松原智恵子 
[制作データ] 2008アスミック・エース
[上映時間] 116分

ちょっと前に見た映画ですが、レビューしますよ。
小泉今日子が出るんだから見なくちゃいけない映画だったし、宣伝プロモーションもたくさんやっていたんだけど。

残念ながら散漫な映画だったな。小泉今日子が主役なのか、上野樹里が主役なのかよくわからなかったし、ほのかな恋もいま一つ。
でもこの映画の主役は吉祥寺という町なんだな、というのはよくわかった。僕は吉祥寺から三駅しか離れていないところに住んでいるので、あの場所の素敵さはよくわかります。

小泉今日子は、40歳ぐらいだろうけど、いい感じの年をとっていて素敵だと思う。かわいいしね。僕は「風花」という映画で惚れました。

猫好きとしては、死んだ猫が人の姿でやってきて飼い主と語り合うというシーンがあって、あれは泣けたな。猫が喋れたら、きっといろんなことを言うんだろうな。猫は本当にかわいいです。

エンディングロールで流れる、グーグーの歌がよかったな。細野晴臣の曲で小泉今日子と細野さんのデュエット。とてもいい曲でした。この曲だけでサントラ盤を買ってもいいかもしれないな。

グーグーだって猫である オリジナルサウンドトラック
細野晴臣,細野晴臣,犬童一心,イシイモモコ,高田漣,高田漣,鈴木惣一朗,ワールドスタンダード,青柳拓次,といぼっくす
コロムビアミュージックエンタテインメント

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以下オフィシャルな紹介文です。
人気少女漫画家、大島弓子の自伝的エッセイ漫画を、「眉山」の犬童一心監督が映画化。人間と猫が織りなすキュートで不思議な日常を、小泉今日子ら人気俳優の共演でつづる。
天才漫画家の麻子は愛猫を亡くして以来、スランプ状態に陥る。そんな日々が続くなか、彼女はペットショップで一匹の子猫にひかれる。やがて、グーグーと名づけたその子猫を飼い始めたことで、すべてが好転していく。


Switch (Vol.23No.6(2005June))

スイッチ・パブリッシング

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風花 kaza-hana

タキ・コーポレーション

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K25~KOIZUMI KYOKO ALL TIME BEST~
小泉今日子,松本隆,康珍化,井上陽水,高橋研,秋元康,浜崎貴司,高見沢俊彦,阿久悠,奥田民生,船山基紀
ビクターエンタテインメント

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やらまいかミュージックフェスティバルin浜松に出た!草の根フリージャズ 800トンに飛び入り

2008年10月15日 09時56分10秒 | BAND
先週末は浜松で開催された「やらまいかミュージックフェスティバル」にファミリーバンドで参加してきました。いやーたのしかったな。

友人のバンドもたくさん出ていていてね、本当に楽しかったですよ。

フォトはソウルフレンドともいうべき友人太田のばんど800トン。
このバンドはいいよ、草の根民主主義とか、草の根ファンクバンドとかあるけどさ、これは草の根フリージャズだぜ、とっておきのファンクなヤツ。プロってのはある意味妥協しながらやっていくけど、草の根はもう、やりたい放題追求し放題なわけで、このフリーはいいよ。
というわけで、急きょ飛び入りさせていただきました。

私、ロックも、オーソドックスなジャズも大好きですが、フリージャズも大好きでね、ビッキーズでどうせフリューゲルホルンを持っていたものだから、サックリメインステージなのに出てしまいましたよ。

でかいステージで、フリージャズを好き放題吹くのは、とても楽しかったし、そういうことにおおらかで、しかも音楽的に「聴き上手」な浜松のオーディエンスは、最高です。

妻がやらまいかミュージックフェスティバルのことを詳しく書いていますので、よかったら妻のブログ「響けブログ」もごらんください。
こちらです。
http://blog.goo.ne.jp/hibikeblog/



空中浮遊 (紙ジャケット仕様)

P-JAZZ

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大変
近藤等則,ビル・ラズウェル,ロドニー・ドラマー,セシル・モンロー,酒井泰三,仙波清彦,Reck
キングレコード

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坂田明,ビル・ラズウェル,ロナルド・シャノン・ジャクソン
キングレコード

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Land Dizzy-眩暈の国-
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やらまいか、ビッキーズライブ、大成功でした。

2008年10月12日 22時29分29秒 | BAND
今日は「やらまいか」フェスで、浜松のモール街でファミリーバンド、ビッキーズのライブをやりました。おかげさまで大成功、子供のドラムとボーカルが大受けでした。僕はギター&ボーカルでフロントマンだったんですが、視線が全て僕を&売りすぎて息子のドラムに集中していたのが、痛し痒しですが。
ああ、本当に楽しく演奏できました。
ベースを弾いてくれた親友のS藤、清水からわざわざ見に来ていただいて差し入れまでいただいたドラマーの方、ピアノを快く貸し出してくれて、セッティングまでしてくれた後輩のS口さん、ありがとうございました。
バイオレットブラスの打ち上げにも参加させてもらって、楽しかったです。

明日、浜松「やらまいかMusic Festival」に、ビッキーズでライブ予定!

2008年10月11日 21時07分30秒 | BAND
明日、浜松「やらまいかMusic Festival」に、ビッキーズでライブ予定!

ついにライブデビューです。東京から出かけるのでツアーですね、いきなり。
我が家の長男(小学2年生)率いるファミリーバンド、ビッキーズがついにライブデビューです。屋外ステージでライブをカマします。
場所は実家のある浜松の繁華街、モール街サゴー前で、時間は15時30分から16時まで。

子供バンドだからって、なめたらあかんぜよ。
結構思い切りやろうと思ってますので、
お近くの方、よかったら遊びに来てくださいね。

私はギター&ボーカルとフリューゲルホルンを吹きます。響はドラムとバイオリン、妻がキーボード、高校同級生友人天才佐藤がベースです。


緒方拳「天声人語」2008年 10月 10日 金曜日は素晴らしかった

2008年10月10日 10時09分13秒 | 名文写経
今日の朝日新聞の天声人語は緒方拳を追悼するものだったが実に素晴らしかった。ぜひ読んでください。

緒方拳には三国連太郎やマーロン・ブランドのように老境での円熟しきった演技を期待していた。まだまだこれからだったろうに、本当に残念だ。

緒方拳が前から書をやっていたことは知っていたが、書と絵の手紙の記事が載っていた。たしか緒方拳は父親が書家だと聞いたことがある。これはアサヒコムに乗っていたので、リンクを張ります。緒方拳さんの書が観られます。

絵手紙に息づく緒方拳らしさasahi.com
http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000000810090002




地球徒歩トボ―「プラネットアース」で見た絶景
緒形 拳
学習研究社

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復讐するは我にあり

松竹ホームビデオ

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楢山節考

東映ビデオ

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楽器もバイクも日頃のお手入れと定期健診が必要だ。反省。

2008年10月10日 07時04分21秒 | Photo&エッセイ
毎日バイクに乗っている。
素人さんたちからは、えらく古風でボロイバイクを乗っている、と思われていることだろう。確かに。でも、玄人が観ればちょっと「お」と思うはず。
ホンダの単気筒、500CCのクラブマン、GB500TTである。

これはさるバイク屋さんが自分で乗っていたのを譲ってもらったんだが、じつにクラシカルでいい。しかもマン島でレースに使ったもののレプリカなので実はレーシーである。クラブマンの400CCも乗ったことがあるがこれは、車体に比してエンジンが非力であった。たぶんヨーロッパのレースの500をベースにスペックダウンしたからだろう。
そのバイク屋には、クラブマン500のPHOTOが飾ってあるぐらいの名車だ。


で、それを乗っていたんだが、実は夏前からピットインしておらず、かなりガタガタだったのだ。
オイルは汚れて減ってしまい、前ディスクブレーキはキーキー泣く。クラッチは重く、あまりパキパキと切れず、下手をすると信号待ちでスタートのときにエンストする。が、これが毎日少しずつ悪化しているとなんだかダマシダマシ乗ってしまうモノなのだ。ゆでガエルと同じ。だんだん熱くなる風呂だと煮えてしまうまで出られないという悪い習慣の慣れである。で、そのバイク屋に要ってみてもらったら、ま、酷い有様だった。主治医が嘆く嘆く。オイルを換える。すでにバイクがオイルを喰っていてずいぶん減っているし残りのオイルはドロドロだ。クラッチケーブルは切れそうだった。これも交換。ブレーキのパッドはもう、紙のように薄くなっていた。ディスクがどんどんえぐれてしまっていた。
交換したら、もう見違えるように若々しくいきいきと走り出した。クラッチはスパっと切れて反応も素晴らしい。ブレーキは意志に反応してよく効く。バカ効きは危険だが、意志に反応した柔らかくも鋭い反応だ。そしてオイルを換えたことでエンジンが快くコロコロと滑らかに回る。ついこないだまではジャキジャキと金属の異音がしていたが、これはオイルが足りなかったんだ。ほんとうにバイクに申し訳ないことをしたと反省。これからはバイクの点検はルーティン化し、二ヶ月に一回は必ずピットインすることにしようと心に決めたぞ。

これは楽器の手入れにも言えて、吹けているウチは多少悪くてもダマシダマシ吹いてしまう。ま、吹けるんだが実は酷く寿命を短くしている可能性があるので、サッサとピットインするべきだな。こちらも反省してます。


ナナハンライダー (1) (秋田文庫)
石井 いさみ
秋田書店

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ナナハンライダー (5) (秋田文庫)
石井 いさみ
秋田書店

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3分ライフハッキングを読んだ

2008年10月09日 09時08分59秒 | レバレッジリーディング
3分LifeHacking
山口 真弘,ITmedia Biz.ID編集部
ソフトバンク クリエイティブ

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3分間クッキングの語調か。
3分ライフハッキング。
これはWebのコラムの書籍化のせいか、核があって技術論があるというよりもコラムの集合体という感じなので、あくまで気軽に使えるところを使おうという考えでいいと思う。なかなかいいアイディアがある。

メインのコンセプトはGTD(Getting Things Done )でこれはアメリカのテクニカルライター・ダニー・オブライエン氏が提唱したそうだ。

さていちばん使えたアイディアは、To Doリストを作る(これはすでにやっている)が、その時に2分でできることならその場でやってしまう、というものだ。リストに書いても1分ぐらいかかるんだから、それを持ち越すのはばかばかしい。雑用時間をとって、そこでバキバキやっていってしまえばいいのだ。
「あとはタスク完了までの時間を計る」ぐらいだったかな。
あとはだいたい試し済みの手法だったよ。
電車で気軽に読むのにいいのでは。

TIME HACKS!
小山 龍介
東洋経済新報社

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STUDY HACKS!
小山 龍介
東洋経済新報社

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PLANNING HACKS!
原尻 淳一
東洋経済新報社

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ライフハックのつくりかた
小山 龍介
ソフトバンク クリエイティブ

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【超】WORK HACKS!
小山 龍介
アスコム

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手帳 Hacks! 仕事と手帳を200%拡張するLifeHacks
Workhack Project
技術評論社

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Snowball in NEW york or Newyork in Snowball

2008年10月08日 23時21分46秒 | Photo&エッセイ
スノーボールは美しくて大好きだが、半端でない重さだ。これを買ったのはニューヨークのデパートのメイシーズだった。新婚旅行だったのだ。妻がメイシーズの化粧品か何かを買い物に行っている間に、いわゆるおのぼりさん用のお土産コーナーのようなところでぼけっとしていて見つけたのだった。
音をお聞かせできないのは残念だが(こういうときにyoutubeを使えばいいんだろうな)音楽も素敵で中の人たちがパレードをし、雪というか、紙ふぶきが飛び交うという趣向だ。
いまでもときどきネジを回すと、あの時の楽しかった思い出がよみがえる。ま、同時にこの世のものとは思えないほど重い荷物だったこともよみがえるわけだが。

ところで妻に脅され続けてやっと自室の片づけを始めているが、フィルム時代のフォトがたくさん出てきて、その一部が新婚旅行のNYのものであった。妻がそのフォトを面白がって自分のブログで、NYの旅の思い出を僕のアナログのフォトともに掲載しています。

フィルム時代は、気合が入ってました。一枚を取って現像して紙焼きをするのにコストが結構かかりましたからね。一日に3本もとっていたら、100枚ですよ。今は安くていいよな。

でも、ほんとに思い出深いです、NY。考えてみればその翌年にワールドトレードセンターは無くなってしまったわけです。

というわけで、妻のブログでしばらくNY旅行の話が連載されていましたので、ぜひご覧ください。

響けブログです。
http://blog.goo.ne.jp/hibikeblog/



ニューヨーク 2008-09 (新・個人旅行 N 1)

昭文社

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朝日新聞で読んだ「亡き息子とずっと対話 僧侶・有国智光さん」で泣きました

2008年10月06日 12時18分08秒 | レバレッジリーディング
朝日新聞で読んだ「亡き息子とずっと対話 僧侶・有国智光さん」

小児がんで15歳のご子息を亡くした僧侶の方の記事が朝日新聞に載っていた。
泣けてしました。

宗教家として親の苦しみを見つめたら、かわいそう、というのは子供を慈しんでいるようで、実は自分を大切にいていることだと見つけたそうです。わが子であろうと変わってあげられない。自分も同じように誰にも代わってもらえない存在、という宇宙的な孤独。これを受け入れることだそうです。

ご子息はがんが全身に転移し、なくなる瞬間に「ありがとう。みんなにもありがとうって言ってね」といい、「ぼくはもう往きます」と言ったそうです。

2005年に僕も弟を亡くしました。もう3年を過ぎました。
いまでも、弟は僕を導いてくれているように思います。
暮らしの中の小さなことでも「それはほんとうに大切なことだろうか」「そのチョイスは自分でのちに後悔しないか」と考えるとき、弟の顔が浮かびます。


ぼくが読んだ記事はアサヒコムでも掲載されています、以下です。ぜひご覧ください。
http://www.asahi.com/kansai/kokoro/kataruhito/OSK200810030054.html

遊雲さん父さん―小児がんを生きたわが子との対話
有国 智光
本願寺出版社

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池袋のリストランテ「文流」でパスタを食す。美味なり。

2008年10月06日 04時33分46秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
久々の一食入魂である。
先日とある用事で池袋に妻と出かけて、昼時となった。
何を食べるかと話すと、池袋に通っていたことのある妻が連れて行ってくれたのが、西口の渋い辺りにある、このリストランテ。イタリアンである。場所とは想像できないぐらい、静かで落ち着いた店だった。
パスタはオーソドックスで、イタリアスタイル。
僕が食したこのパスタも、とても自然で優しい味で、ハッタリもかっこつけもない、素直なものだった。
文流は池袋のほかに、高田馬場にも、国立にもあるそうです。
場所の感じも素直で気取らないニュアンスがあっていいね。

文流のHPはこちらです。
http://www.ikebukuro-bunryu.com/index.htm








イタリア食文化の起源と流れ―シエナ・イタリア料理学院レシピ集付
西村 暢夫
文流

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パスタマシンで麺道楽―うどん、中華麺、韓国風冷麺、もちろんパスタ!
大森 大和
文化出版局

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イタリア料理の展開力―イル ギオットーネの傑作レシピ
笹島 保弘
柴田書店

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國井類(sax)のkind o soulのライブ。サックスもJURY(vocal)素晴らしい。

2008年10月04日 20時20分36秒 | CD&コンサートレビュー
先日池袋のマイルスカフェというライブハウスで、最近知り合ったサキソフォンプレイヤーの國井類さん率いるバンドKind o' soulのライブに行ってきました。ファンクジャズをベースにした音楽で、実にグルーヴィでかっこよかった。みんな上手いです。最近の若手のジャズマンの水準は本当に高いなと思う今日この頃。

國井さんはバンマスなんだけど、もうちょっと威張ってソロをたくさん吹いてもいいかなと思いましたよ、ま、そこが彼の人柄の良さがよく出ている点なのかもしれないけど。でもソロになると思いきり吹いてくれて、客席へも飛び込んできてくれたりしてとてもエネルギッシュで気持ちいいです。ラッパも良かったなー。うまかった。最近自分もラッパを吹いているものだから、あれだけふけるのがどれだけたいへんなことなのか、よくわかります。

で、今回とても感動したのが、ボーカルのJury。実は一回浜松ジャズフェスで國井さんとJuryは見てるんだけど、今回は本当にJuryのウタノチカラに圧倒されました。いいボーカルだ、気持ちが伝わってくる。ファンクの曲のウキウキする感じ。特におれはマリーナ・ショウのStreet walking womanが大好きだ。彼女が歌うと早い部分のファンキーとスローな部分のレイジーでセクシーなところのコントラストが素晴らしい。いやー、素晴らしい才能です。

ぜひぜひ、もっとビックになってほしいバンド。応援しますよ、これからも。





マリーナ・ショウのオリジナルはこちらです。

Who Is This Bitch, Anyway?

Toshiba EMI

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ウィリー・ネルソンとウィントン・マルサリスの「スターダズト」を聴いた

2008年10月03日 03時38分34秒 | CD&コンサートレビュー
スターダスト
ウィントン・マルサリス,ダン・ニマー,カルロス・ヘンリケス,アリ・ジャクソン
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)

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いやー、スゴイアルバムです。いっしょに原朋直さんのジャズトランペット教室でラッパを習っているM本さんに教えてもらったんですが、ホントにスゴイ。
どうやらカーネギーホールか何かのライブのようです。カントリーの大御所・国民的歌手であるウィリー・ネルソンと、ジャズを牽引するウィントン・マルサリスの共演で、いわば両極端が二つ。つまりジャズとカントリー、大御所とニューリーダー。これが全く素晴らしい結果を生み出しています。

ウィントン・マルサリスの音楽的な深みと広さはスゴイ域に達してると言えるな。ウィリー・ネルソンを自由自在に遊ばせるフィールドを作っていて、しかもばっくだけを聴いても極上のジャズたり得ている。自分のTPはさほどプッシュしていなくて、むしろプロデューサー的に全体を見ている気配だ。が、吹くとトンでもなくすごいけどね。ものすごい表現力だ。このパフォーマンスでは比較的オールドスタイルのプレイをしていて、さすがニューオーリンズ出身である。

ウィリー・ネルソン。ほとんど神聖不可侵の領域。磨き上げられた果てに朽ちかけているボーカルは、もうアメリカ人間国宝か。浄瑠璃とか文楽の語りの領域だ。本当に素晴らしい。彼がウィントン・マルサリスと軽くライブをやってしまうその、柔軟さもスゴイよ。歌いも、軽い、心の赴くままに歌ってものりを超えず。七十而従心所欲、不踰矩。「70にして、心の欲するところに従って、矩をこえず」というところか。

いつも思うのはウィリー・ネルソンがいつも、穴が開いたボロボロのナイロン弦のマーティンを使っていて、どんな人と共演しても、グラミー賞だとしても、必ず自分が歌った後ソロをとるところで、これが的を得ていないソロの時もあるんだが、実にいい味わいを指している点だ。このCDでは大きく外しては居なくて、時にジャンゴか?と思わせるぐらいスゴイ瞬間があり、これは偶然なのか実力なのか微妙なところ。でも、必ず弾く、というところがいいと思う。

キャリアのフィナーレに至ろうとしているカントリーシンガーと、最も充実した円熟期に入ろうとしているウィントン・マルサリス。この邂逅は、素晴らしい果実を僕たちリスナーに与えてくれる。

音楽を愛する諸氏、ジャンルなんて、捨ててしまえよ。
素晴らしい音楽はそんなものとは関係なく存在するんだぜ。


スターダスト(3ヶ月期間限定盤)
ロバート・フリードマン,ウィントン・マルサリス,ブランフォード・マルサリス,ケニー・カークランド,ジェフ・ワッツ,ロン・カーター,ケント・ジョーダン
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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Live at the Village Vanguard

Columbia

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クラシック・ウイントン~ベスト・アルバム~
マルサリス(ウイントン),L.モーツァルト,M.ハイドン,ハイドン,フンメル,アルバン,バーンスタイン,ホヴァネス,トマジ,パガニーニ,ハンスバーガー
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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Standards & Ballads

Legacy

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Standard Time, Vol. 6: Mr. Jelly Lord

Sony

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Live at the House of Tribes

Blue Note Records

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Two Men with the Blues [Analog]

Blue Note

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いきなり3倍? スピードハックスを読む

2008年10月01日 18時27分23秒 | レバレッジリーディング
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
大橋 悦夫,佐々木 正悟
日本実業出版社

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1つの仕事を終えたら席を離れる、というのは実戦しようと思う。表の時間と裏の時間があって、表の時間は時間を意識した仕事。裏の時間は時間を意識せず浪費している時間帯、裏の時間のほうがいかに多いかを思い知る。

「雨の日しかできないリストを作っておく」のもいいと思った。べっの本だが、「失せものリスト」を作っておき、無くしたものをその時に必至に探すことで時間を浪費する事なく、気分転換をしながら捜し物をする、というのもいいと思う。だいたい気が進まない仕事をしなければ行けないときは、逃げられるタスクがあれば必ずそっちに逃げるのでね、リスト化してしまって、自分の前から消してしまうんだよな。
タスクに時間の制約を設けるためにキッチンタイマーを活用することはすでにやっているが、これは実に効率に貢献する。
あとは習慣の力を活用することで、これは最近興味がある「意識/無意識」の問題にも関わっている。人間は意識的に行動していることのパーセンテージは、きっと凄く低いと思う。意志ではなく習慣的にやっていることが圧倒的に多いはずだから、すべき事を「考えることなく」習慣化していくことが肝要だと思う。

非常に得るものが多かった本。
みなさんにお薦めしたいと思います。

スティービー・ワンダーの「レイトリー」が好きだと言ったら

2008年10月01日 01時47分19秒 | 心にしみる妻のひとこと
YOUTUBEを見ながら、スティービー・ワンダーの「レイトリー」が好きだと言ったら、
妻にこう言われました。

「ああ、あの曲はひ弱だもんね。スティービー史上いちばん」


スティービー・ワンダーのLatelyは、こちらで見られます。
youtubeです。


Stevie Wonder Anthology

Hal Leonard Corp

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