久々に映画レビューします。
週に一度は映画を見たいんですが、
なかなかどうして。全然見れてませんが、
夏休みあたりから見た映画のレビューが
滞ってますので、しばらくは映画レビューを立て続けに書くつもりです。
映画『悪人』を見た。<★★★★☆>
深津絵里がモントリオール映画祭で賞を獲ったのが話題になっていた。
たしかに深津絵里の演技は素晴らしいものがありました。
でも妻夫木クンの演技も、同じかそれ以上に良かったかな。
非常に深い、真摯な演技で感銘を受けました。
それにしても、実はかなり暗い気持ちになる映画で、
ストーリーは極限のラブストーリーといえるもの。
ずっとまえにブロークバックマウンテンでも書きましたが、
ピュアーな愛、純愛ってのはもう普通の状態にはない(描けない)
状況(世相)なんだなと感じさせます。
それから若年層が置かれた閉塞状況も
想像以上のモノがあるんだろうと思わされます。
孤独、良くなっていかないと思える日常。
とくに中央から離れた場所、
情報を受けるだけで発信していない状況では
消費されるだけ、蕩尽されてしまうだけなのではないかと。
キャストの樹木希林、柄本明すばらしかった。
一生自慢するつもりだが、
俺がトランペットの吹き方の演技指導をしたことがある
塩見三省さんも、いい役で出てました。
ところで灯台に逃げるのは
「ディーバ」へのオマージュなのだろうか。
最近、邦画、本当に充実してきています。
素晴らしい。
それではみなさん、またお会いしましょう。
週に一度は映画を見たいんですが、
なかなかどうして。全然見れてませんが、
夏休みあたりから見た映画のレビューが
滞ってますので、しばらくは映画レビューを立て続けに書くつもりです。
映画『悪人』を見た。<★★★★☆>
深津絵里がモントリオール映画祭で賞を獲ったのが話題になっていた。
たしかに深津絵里の演技は素晴らしいものがありました。
でも妻夫木クンの演技も、同じかそれ以上に良かったかな。
非常に深い、真摯な演技で感銘を受けました。
それにしても、実はかなり暗い気持ちになる映画で、
ストーリーは極限のラブストーリーといえるもの。
ずっとまえにブロークバックマウンテンでも書きましたが、
ピュアーな愛、純愛ってのはもう普通の状態にはない(描けない)
状況(世相)なんだなと感じさせます。
それから若年層が置かれた閉塞状況も
想像以上のモノがあるんだろうと思わされます。
孤独、良くなっていかないと思える日常。
とくに中央から離れた場所、
情報を受けるだけで発信していない状況では
消費されるだけ、蕩尽されてしまうだけなのではないかと。
キャストの樹木希林、柄本明すばらしかった。
一生自慢するつもりだが、
俺がトランペットの吹き方の演技指導をしたことがある
塩見三省さんも、いい役で出てました。
ところで灯台に逃げるのは
「ディーバ」へのオマージュなのだろうか。
最近、邦画、本当に充実してきています。
素晴らしい。
それではみなさん、またお会いしましょう。
悪人 | |
吉田 修一 | |
朝日新聞社 |
妻夫木聡が悪人だったあの2ヶ月 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
SMR(SME)(D) |
悪人(上) (朝日文庫) | |
吉田 修一 | |
朝日新聞出版 |
悪人(下) (朝日文庫) | |
吉田 修一 | |
朝日新聞出版 |
祐一の、なんともやるせない、切ない、だけでは言い表せないような感情を、普段は好青年の極致である妻夫木くんが見事に表現してましたね。舞台挨拶での彼の涙の理由(わけ)が分かったように思います。
映画が終わって場内が明るくなっても、なんとも重苦しい空気で。誰一人、咳払いひとつすることなく、粛々と退場する観客というのを見たのは、この映画が初めてかもしれない。
その日のうちに原作を買って5日で読破し。(最近忙しい私としては箆棒に早いw)
「ああ、なるほど。あれはそういうことか。」
と反芻し。
映画のシーンを思い出してはうるうる。
もう一度映画を観に行きたくなりました。