急逝した写真家、稲越功一さんを悼む

つい先日、新聞を読んでいたら稲越功一さんが亡くなったことが死亡欄に載っていった。2月25日に亡くなったそうだ。

僕は稲越功一さんの写真がとても好きだったので、残念でならない。

享年68歳だそうだが、ブレッソンのようにカメラマンはみんな長生きだ。まだまだ活躍できる年だったと思うと、本当に残念です。

僕はホントに写真とカメラが好きだった。
今でも大好きですけど、一時期は入手できるあらゆる写真雑誌を読んでいた時期があって、アサヒカメラ、日本カメラ、カメラ毎日、キャパ、写真時代、フォトジャポン、そして写楽。嗚呼、写楽は良かった。さらに写真光学とかも読んでいた。
カメラマンになりたかったのだ。

稲越功一は、キャノンのカメラの広告に出ていて、知ったんだと思う。最初に憧れたのが、浅井慎平だったが、稲越功一も、とても情感のある、しかし浅井慎平ほど乾いていない、詩的な写真だったと記憶している。たしかキャノンA-1とか広告で、カメラ雑誌によく載っていた。

村上春樹との『波の絵。波の話』という大判の本も持っていたような気がするな。

http://koichi-inakoshi.com/
こちらの稲越功一さんのホームページで、稲越さんのフォトが見られます。
現在写真展も銀座でやっているようです。
見に行こうと思います。

百一人の肖像 稲越 功一 求龍堂 このアイテムの詳細を見る

花束のように抱かれてみたく 俵 万智,稲越 功一 同朋舎 このアイテムの詳細を見る

芭蕉の言葉―『おくのほそ道』をたどる 佐佐木 幸綱,稲越 功一 淡交社 このアイテムの詳細を見る

平成の女たち 稲越 功一 世界文化社 このアイテムの詳細を見る

使いみちのない風景 (中公文庫) 村上 春樹,稲越 功一 中央公論社 このアイテムの詳細を見る

市村正親 朝日新聞社 このアイテムの詳細を見る