通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

好きこそ物の上手投げ

2023年10月13日 | まんが・テレビ・映画
皆さんは、
「好きこそ物の上手(じょうず)なれ」
ということわざをご存じじゃろか?

「人は好きなものに対して
熱心に努力するので、
上達が早い」という意味である。


…ところで、
「好きこそ物の上手投げ」
というギャグはご存じじゃろか?





今日は、
好きこそ物の上手投げ
についての話でがんす。





「好きこそ物の上手投げ」とは、
「好きこそ物の上手なれ」と、
相撲の決まり手のひとつ
「上手投げ」とを組み合わせたギャグ。

出典は、
1982年にキングレコードから
発売されたLPレコード
『パタリロ!オリジナル アルバム』の
「マリネラ国会大混戦!」。

このレコードの構成を手がけた
さくま あきらさんと、
作・編曲を担当した
新田”ヨロシク”一郎さんのコンビ
「さくまと一郎」による、
ラップのリズムに乗せて
繰り出されるギャグ合戦。

開始から38秒あたりで
新田さんが繰り出すギャグが
「好きこそ物の上手投げ」である。

構成作家のさくまさんとしては、
「好きこそ物の
上手(うわて)投げ」
と読んで欲しかったが、
漢字を知らない新田さんが
「好きこそ物の
上手(じょうず)投げ」
と読んでしまったのだった。




(『パタリロ!オリジナル アルバム』録音観戦記:さくまあきら)



↓「マリネラ国会大混戦!」については、こちら↓

「Malynera Parliamentary Biggest Conflict! (マリネラ国会大混戦!)」YouTube





以下、余談。


「マリネラ国会大混戦!」
で繰り出されるギャグは、当時、
さくま あきらさんが手がけていた
『月刊OUT(アウト)』
「私立さくま学園」や、
『週刊少年ジャンプ』
「ジャンプ放送局」の
読者投稿コーナーに寄せられた
ギャグやダジャレが
元ネタとなっている。

さくまさんといえば、
コンピュータゲーム
「桃太郎シリーズ」でも有名である。




(「月刊さくま 創刊号」表紙
『月刊OUT 1979年10月号』より)






以下、さらに余談。


『パタリロ!オリジナル アルバム』は、
あのころ流行った
イメージ アルバムのひとつである。

イメージ アルバムとは、
テレビや映画のBGM集ではなく、
漫画や小説からイメージされる
歌や音楽(インストゥルメンタル)を
収録したアルバムのこと。

1982年といえば、
まだCDはなかったので、
LPレコードやカセットテープで
売り出されていた。



↓作・編曲を担当した新田”ヨロシク”一郎さんについての関連記事は、こちら↓

出会いは、パタリロ!





以下、もひとつだけ余談。


『パタリロ!』といえば、
魔夜峰央(まや みねお)先生が描く
ギャグ漫画。

『パタリロ!オリジナル アルバム』
の中で、魔夜先生は
青木美冴(あおき みさえ)さんと
「マリネラ慕情 (ダイヤの指環)」
を歌っておられる。

うらぶれた、昭和の場末のスナックで
歌っている感じが出て、
隠れた名曲である。




(『パタリロ!オリジナル アルバム』録音観戦記:さくまあきら)



↓「マリネラ慕情 (ダイヤの指環)」については、こちら↓

「Malynera Love (マリネラ慕情)」YouTube



録音観戦記に書いてあったとおり、
いつかは魔夜先生のソロ・アルバム
を聞いてみたい。

今年(2023年)11月には映画
『翔んで埼玉
~琵琶湖より愛をこめて~』
も公開されるし、
その話で盛り上がって欲しいものだ。



↓『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』については、こちら↓

映画『翔んで埼玉』公式サイト





今日は、
好きこそ物の上手投げ
について話をさせてもろうたでがんす。



ほいじゃあ、またの。

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