「スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある、山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」を紹介するシリーズ」
「東京下町春夏秋冬」
「今日は、春の1回目じゃ」
セイレーン
スカイツリーの足元を支える墨田区。ここは江戸時代から水の都として栄えてきました
水の流れとコーヒーのアロマにのせて下町の四季物語が始まります
セイレーンがかざすカップから漂うコーヒーの香りに誘われるかのように桜が咲きこぼれ始めます
「東京下町といいながら、ギリシア神話などに出てくる伝説上の生物・セイレーン(Seiren)から始まるんじゃね」
「「スターバックス」のロゴは、セイレーンなんじゃ」
「「セイレーンがかざすカップから漂うコーヒーの香りに誘われる…」というのは、どういう意味なんじゃろ?」
「セイレーンは、その美しい歌声で船乗りたちを魅了するんじゃの。ほいで、歌声を聞いた船乗りたちの乗る船が、遭難したり難破したりするんじゃ」
「へぇ…」
「このセイレーンの伝説にひっかけて、そういう表現をされとってんじゃろうの」
「なんか、ドイツの「ローレライ伝説」に似とるね」
「ライン川流域の、たくさんの舟が航行中に事故を起こした所に、そういう伝説が残っとるよのう」
「ところで、東京スカイツリーって、墨田区にあるん?」
「東京都墨田区押上(おしあげ)にあるんじゃの。墨田区といえば、水の郷百選(みずのさとひゃくせん)に選ばれとるくらいじゃけぇの」
「「桜が咲きこぼれ始めます」ってあるけど、滝廉太郎(たき れんたろう)が作曲した唱歌『花』(作詞:武島羽衣)も、隅田川が舞台じゃね」
「『花』!? …えーっと、どんな曲じゃったっけ?」
「「♪春のうららの 隅田川~」よね」
「ほぉ。歌は知っとるが、『花』というタイトルじゃったとは知らんかったのう。隅田川といえば、毎年、桜が咲くころに「墨堤(ぼくてい)さくらまつり」というのがあるんじゃのう」
「墨堤?」
「墨堤というのは、隅田川の土手のことなんよ。そういや、墨田区という名前も、「墨堤」の「墨」と、「隅田川」の「田」からつけられたそうじゃ」
「ほいじゃけぇ、「隅田区」じゃないんじゃね」
「桜といゃあ、日本を代表する花じゃのう」
「ながめるのもええけど、うちは桜もちで食べるのが好きじゃねぇ」
「墨田区の向島(むこうじま)にある長命寺(ちょうめいじ)で、「長命寺桜もち」というのを作っとられるそうじゃ」
「そりゃ、食べてみたいね。…えぇっ!? これが桜もち?」
桜餅長命寺、江戸風桜餅
(写真はウィキペディアより)
「皮でくるんであって、なんかワッフルみたいじゃね」
「じゃろ? 桜もちにも関東風と関西風があるんじゃと」
桜餅道明寺、上方風桜餅
(写真はウィキペディアより)
「これこれ。桜もちいうたらこれじゃないとね」
「関東風を「長命寺桜もち」というのに対して、関西風は「道明寺(どうみょうじ)桜もち」と呼ばれとるそうじゃ」
「うーん。2種類あるとは知らんかったねぇ」
「最後に、おもしろい小噺を見つけたので紹介しときます」
ある人、桜もちの皮(葉)ごと食べるを見て、隣の人、
「旦那、皮をむいて食べた方がいいですよ」
「あ、そうですか」と、そのまま川の方を向いて食べた。
(「桜もち資料室」長命寺桜もち)
今回の写真は、山本理子さんの許可を得て使用しています。
↓山本理子さんについては、こちら↓
Riko
↓スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店については、こちら↓
「東京スカイツリー・ソラマチ東6階店」スターバックス コーヒー ジャパン
↓東京スカイツリーについては、こちら↓
東京スカイツリー TOKYO SKYTREE
↓水の郷百選については、こちら↓
「水の郷百選 認定地域一覧」国土交通省
↓墨堤さくらまつりについては、こちら↓
花のお江戸の墨堤さくらまつり
↓山本理子さんについての関連記事は、こちら↓
東京下町春夏秋冬 スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店
余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話 ギャラリーヨコタ
月と海と太陽の神話 旧日本銀行広島支店
「今日は、スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」の、春(その1)について話をさせてもらいました」
「もう1回、春をやりますけぇの。ほいじゃあ、またの」
「東京下町春夏秋冬」
「今日は、春の1回目じゃ」
セイレーン
スカイツリーの足元を支える墨田区。ここは江戸時代から水の都として栄えてきました
水の流れとコーヒーのアロマにのせて下町の四季物語が始まります
セイレーンがかざすカップから漂うコーヒーの香りに誘われるかのように桜が咲きこぼれ始めます
「東京下町といいながら、ギリシア神話などに出てくる伝説上の生物・セイレーン(Seiren)から始まるんじゃね」
「「スターバックス」のロゴは、セイレーンなんじゃ」
「「セイレーンがかざすカップから漂うコーヒーの香りに誘われる…」というのは、どういう意味なんじゃろ?」
「セイレーンは、その美しい歌声で船乗りたちを魅了するんじゃの。ほいで、歌声を聞いた船乗りたちの乗る船が、遭難したり難破したりするんじゃ」
「へぇ…」
「このセイレーンの伝説にひっかけて、そういう表現をされとってんじゃろうの」
「なんか、ドイツの「ローレライ伝説」に似とるね」
「ライン川流域の、たくさんの舟が航行中に事故を起こした所に、そういう伝説が残っとるよのう」
「ところで、東京スカイツリーって、墨田区にあるん?」
「東京都墨田区押上(おしあげ)にあるんじゃの。墨田区といえば、水の郷百選(みずのさとひゃくせん)に選ばれとるくらいじゃけぇの」
「「桜が咲きこぼれ始めます」ってあるけど、滝廉太郎(たき れんたろう)が作曲した唱歌『花』(作詞:武島羽衣)も、隅田川が舞台じゃね」
「『花』!? …えーっと、どんな曲じゃったっけ?」
「「♪春のうららの 隅田川~」よね」
「ほぉ。歌は知っとるが、『花』というタイトルじゃったとは知らんかったのう。隅田川といえば、毎年、桜が咲くころに「墨堤(ぼくてい)さくらまつり」というのがあるんじゃのう」
「墨堤?」
「墨堤というのは、隅田川の土手のことなんよ。そういや、墨田区という名前も、「墨堤」の「墨」と、「隅田川」の「田」からつけられたそうじゃ」
「ほいじゃけぇ、「隅田区」じゃないんじゃね」
「桜といゃあ、日本を代表する花じゃのう」
「ながめるのもええけど、うちは桜もちで食べるのが好きじゃねぇ」
「墨田区の向島(むこうじま)にある長命寺(ちょうめいじ)で、「長命寺桜もち」というのを作っとられるそうじゃ」
「そりゃ、食べてみたいね。…えぇっ!? これが桜もち?」
桜餅長命寺、江戸風桜餅
(写真はウィキペディアより)
「皮でくるんであって、なんかワッフルみたいじゃね」
「じゃろ? 桜もちにも関東風と関西風があるんじゃと」
桜餅道明寺、上方風桜餅
(写真はウィキペディアより)
「これこれ。桜もちいうたらこれじゃないとね」
「関東風を「長命寺桜もち」というのに対して、関西風は「道明寺(どうみょうじ)桜もち」と呼ばれとるそうじゃ」
「うーん。2種類あるとは知らんかったねぇ」
「最後に、おもしろい小噺を見つけたので紹介しときます」
ある人、桜もちの皮(葉)ごと食べるを見て、隣の人、
「旦那、皮をむいて食べた方がいいですよ」
「あ、そうですか」と、そのまま川の方を向いて食べた。
(「桜もち資料室」長命寺桜もち)
今回の写真は、山本理子さんの許可を得て使用しています。
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花のお江戸の墨堤さくらまつり
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東京下町春夏秋冬 スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店
余れる処 合わぬ所 生まれ出 神話 ギャラリーヨコタ
月と海と太陽の神話 旧日本銀行広島支店
「今日は、スターバックス 東京スカイツリー・ソラマチ東6階店に飾ってある山本理子さんの作品「東京下町春夏秋冬」の、春(その1)について話をさせてもらいました」
「もう1回、春をやりますけぇの。ほいじゃあ、またの」
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