「今日は、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ「大寒(だいかん)」じゃの」
「ひとつ前の小寒(しょうかん)は、1月5日じゃったね」
大寒(だいかん)は、二十四節気の第24。
十二月中(通常旧暦12月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が300度のときで1月20日ごろ。
暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。
恒気法では冬至から1/12年(約30.44日)後で1月20日ごろである。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立春前日までである。
寒(小寒 - 立春前日)の中日で、一年で最も寒い時期である。武道ではこのころ寒稽古が行われる。
大寒の朝の水は1年間腐らないとされており容器などにいれ納戸に保管する家庭が多い。
(「大寒」ウィキペディア)
「大寒といえば、1年で一番寒い時期じゃのう」
「うちゃ、寒いのが苦手よ」
「わしゃ、暑いのより寒い方がええがの。それでも、寒さが体にこたえるようになってきたわい」
「寒稽古か…。今の時期、川や海へ入って稽古をする人がおってよね」
「原爆ドーム前の元安川(もとやすがわ)で、寒中水泳大会があったんじゃと」
「うわー、やめて。聞いとるだけで寒うなってくるよ」
「三次(みよし)の方じゃ、みその寒仕込みをされたそうじゃ」
「みそか…。久しぶりに作ってみるかね」
↓寒の行事については、こちら↓
「安芸高田で空手の寒稽古」中国新聞 2013年1月14日
「古式泳法で寒中水泳大会」中国新聞 2013年1月15日
「味に深み みそ寒仕込み」中国新聞 2013年1月16日
「1月14日(月・祝)の成人の日は、雪が降って大変じゃったね」
「飛行機が欠航して、新幹線は徐行運転。自動車道は一時、通行止めと大変なことになっとったのう」
「うちゃ、成人式の晴れ着が気になって、仕方なかったよ」
「1月15日から、中国新聞で「38豪雪(さんぱちごうせつ)」の特集が始まったのう」
「38豪雪?」
「今から50年前、1963年(昭和38年)の1月から2月にかけて、新潟から京都にかけての日本海側を襲った記録的な豪雪のことをいうそうじゃ」
「広島でも被害があったん?」
今では考えられない雪だった。
同地区〔北広島町の八幡地区〕の積雪は1963年2月、4.5メートルを記録。
電柱は雪に埋まり、人々は電線をまたぎ歩いた。
雪かきというよりも、家を掘り出す作業を迫られた。
道路は雪で切断され、八幡地区を含む旧芸北町は一時「陸の孤島」に。
生鮮野菜を届ける米軍のヘリコプターが空を舞った。
(「38豪雪 半世紀 過疎加速「あの冬」から」中国新聞 2013年1月15日)
(注:〔 〕内は筆者が書き加えたものです)
「ひぇーっ! 雪が4.5メートルも積もったん?」
「屋根に積もった雪をおろすんじゃのうて、雪に埋もれた家を掘り出さんにゃいけんくらい、雪が積もったんじゃそうな」
「電線に当たったりせんかったんかね?」
「歩く人が電線に引っかからんように、布きれをぶら下げられとったそうじゃ」
「こんなじゃったら、車も道路を走ることができんね」
「車で行かれんところは、自衛隊機や米軍のヘリコプターで食糧や支援物資を運んで、パラシュートで投下されたということじゃ」
「広島でそんな大雪が降ったことがあったとは、知らんかったよ」
「仕方がない。広島県は豪雪地帯に指定されとる、一番南の県になるけぇのう」
「豪雪地帯!?」
豪雪地帯(ごうせつちたい)とは冬に大量の積雪がある地域のことで、日本においては特に豪雪地帯対策特別措置法に基づき指定された地域を指す。
(「豪雪地帯」ウィキペディア)
「広島県が豪雪地帯の指定を受けとるとは知らんかったよ」
「単身赴任で東京に行ったとき、「広島でも雪が降るんですか?」と、何人かの人から聞かれたことがあったのう」
「学校で、瀬戸内式気候は冬でも温暖です、と習うけぇじゃろうね」
「広島県の南部、瀬戸内海に面した地域はそうなんじゃが、県の北部は日本海式気候になるけぇ、雪がたくさん降るんじゃ」
島根県で戦後、人が住まなくなった「無住化集落」が少なくとも82集落に上ることが、島根大の作野広和准教授(人文地理学)の調査で分かった。
うち7割の57集落は、過疎が行き着く先の「自然消滅」。
作野准教授は中国山地の過疎の引き金として、高度経済成長と1963(昭和38)年の「38豪雪」を挙げている。
(「島根県、82集落が無住化に」中国新聞 2013年1月15日)
「38豪雪で、住んでいる村や町から出て行かれた方もおってんじゃね」
「過疎は、高度経済成長で、働き手となる若い人が村から都会へ出て行ったことでおこったんじゃが、38豪雪もそのひとつの理由として挙げられとってんじゃの」
↓豪雪については、こちら↓
「豪雪地帯及び特別豪雪地帯指定図」全国積雪寒冷地帯振興協議会
↓雪についての関連記事は、こちら↓
最も遅い積雪 北広島町八幡
除雪ボランティア出動 庄原市
「今日は、二十四節気の一つ、大寒について話をさせてもらいました」
「次の立春(りっしゅん)は2月4日じゃ」
「ということは、節分は2月3日。今年の恵方は南南東じゃね」
「いよいよ春が来るんじゃの」
「あー、早よ暖かくなって欲しいよ」
「ほいじゃあ、またの」
「ひとつ前の小寒(しょうかん)は、1月5日じゃったね」
大寒(だいかん)は、二十四節気の第24。
十二月中(通常旧暦12月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が300度のときで1月20日ごろ。
暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。
恒気法では冬至から1/12年(約30.44日)後で1月20日ごろである。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立春前日までである。
寒(小寒 - 立春前日)の中日で、一年で最も寒い時期である。武道ではこのころ寒稽古が行われる。
大寒の朝の水は1年間腐らないとされており容器などにいれ納戸に保管する家庭が多い。
(「大寒」ウィキペディア)
「大寒といえば、1年で一番寒い時期じゃのう」
「うちゃ、寒いのが苦手よ」
「わしゃ、暑いのより寒い方がええがの。それでも、寒さが体にこたえるようになってきたわい」
「寒稽古か…。今の時期、川や海へ入って稽古をする人がおってよね」
「原爆ドーム前の元安川(もとやすがわ)で、寒中水泳大会があったんじゃと」
「うわー、やめて。聞いとるだけで寒うなってくるよ」
「三次(みよし)の方じゃ、みその寒仕込みをされたそうじゃ」
「みそか…。久しぶりに作ってみるかね」
↓寒の行事については、こちら↓
「安芸高田で空手の寒稽古」中国新聞 2013年1月14日
「古式泳法で寒中水泳大会」中国新聞 2013年1月15日
「味に深み みそ寒仕込み」中国新聞 2013年1月16日
「1月14日(月・祝)の成人の日は、雪が降って大変じゃったね」
「飛行機が欠航して、新幹線は徐行運転。自動車道は一時、通行止めと大変なことになっとったのう」
「うちゃ、成人式の晴れ着が気になって、仕方なかったよ」
「1月15日から、中国新聞で「38豪雪(さんぱちごうせつ)」の特集が始まったのう」
「38豪雪?」
「今から50年前、1963年(昭和38年)の1月から2月にかけて、新潟から京都にかけての日本海側を襲った記録的な豪雪のことをいうそうじゃ」
「広島でも被害があったん?」
今では考えられない雪だった。
同地区〔北広島町の八幡地区〕の積雪は1963年2月、4.5メートルを記録。
電柱は雪に埋まり、人々は電線をまたぎ歩いた。
雪かきというよりも、家を掘り出す作業を迫られた。
道路は雪で切断され、八幡地区を含む旧芸北町は一時「陸の孤島」に。
生鮮野菜を届ける米軍のヘリコプターが空を舞った。
(「38豪雪 半世紀 過疎加速「あの冬」から」中国新聞 2013年1月15日)
(注:〔 〕内は筆者が書き加えたものです)
「ひぇーっ! 雪が4.5メートルも積もったん?」
「屋根に積もった雪をおろすんじゃのうて、雪に埋もれた家を掘り出さんにゃいけんくらい、雪が積もったんじゃそうな」
「電線に当たったりせんかったんかね?」
「歩く人が電線に引っかからんように、布きれをぶら下げられとったそうじゃ」
「こんなじゃったら、車も道路を走ることができんね」
「車で行かれんところは、自衛隊機や米軍のヘリコプターで食糧や支援物資を運んで、パラシュートで投下されたということじゃ」
「広島でそんな大雪が降ったことがあったとは、知らんかったよ」
「仕方がない。広島県は豪雪地帯に指定されとる、一番南の県になるけぇのう」
「豪雪地帯!?」
豪雪地帯(ごうせつちたい)とは冬に大量の積雪がある地域のことで、日本においては特に豪雪地帯対策特別措置法に基づき指定された地域を指す。
(「豪雪地帯」ウィキペディア)
「広島県が豪雪地帯の指定を受けとるとは知らんかったよ」
「単身赴任で東京に行ったとき、「広島でも雪が降るんですか?」と、何人かの人から聞かれたことがあったのう」
「学校で、瀬戸内式気候は冬でも温暖です、と習うけぇじゃろうね」
「広島県の南部、瀬戸内海に面した地域はそうなんじゃが、県の北部は日本海式気候になるけぇ、雪がたくさん降るんじゃ」
島根県で戦後、人が住まなくなった「無住化集落」が少なくとも82集落に上ることが、島根大の作野広和准教授(人文地理学)の調査で分かった。
うち7割の57集落は、過疎が行き着く先の「自然消滅」。
作野准教授は中国山地の過疎の引き金として、高度経済成長と1963(昭和38)年の「38豪雪」を挙げている。
(「島根県、82集落が無住化に」中国新聞 2013年1月15日)
「38豪雪で、住んでいる村や町から出て行かれた方もおってんじゃね」
「過疎は、高度経済成長で、働き手となる若い人が村から都会へ出て行ったことでおこったんじゃが、38豪雪もそのひとつの理由として挙げられとってんじゃの」
↓豪雪については、こちら↓
「豪雪地帯及び特別豪雪地帯指定図」全国積雪寒冷地帯振興協議会
↓雪についての関連記事は、こちら↓
最も遅い積雪 北広島町八幡
除雪ボランティア出動 庄原市
「今日は、二十四節気の一つ、大寒について話をさせてもらいました」
「次の立春(りっしゅん)は2月4日じゃ」
「ということは、節分は2月3日。今年の恵方は南南東じゃね」
「いよいよ春が来るんじゃの」
「あー、早よ暖かくなって欲しいよ」
「ほいじゃあ、またの」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます