(中国新聞 2013年10月12日)
「10月も半ばじゃいうのに、暑い日が続くのう」
「今年の夏は、1000年に1度の暑さじゃ言いよったのに、まだまだ暑い日が続くんじゃね」
「職場では、先週もクーラーが入っとったのう」
「夏服を仕舞おうかと思いよったんじゃけど、この暑さじゃけ、まだ仕舞えんのよ」
「中国新聞によると、10月上旬(1日~10日)の平均気温は、全国的に3度前後高く、中国地方は平年より3・5度も高かった。これは、気象庁の統計史上1位の暑さじゃったそうな」
「はぁ、いっつもより3・5度も高かったんかぁ…。どうりで暑かったはずじゃ」
「気象庁のホームページで広島の10月上旬の気温を見ると、最高気温が30.7度で、平均気温28.2度より2.5度も高い。最低気温は20.4度で、平均気温16.4度よりなんと4度も高かったそうじゃ」
「最低気温は4度も高かったん?」
「…じゃと」
「そうか。昼も暑かったけど、夜も寝苦しかったもんね」
「昨日(2013年10月12日)、関東地方では最高気温が30度を超える真夏日になって、気象庁が統計を始めて以来もっとも遅い真夏日を記録した、いうてニュースでやりよったもんの」
「確か、先週の月曜日(2013年10月7日)、広島で真夏日を観測しとったよね?」
「ほうじゃの。県北にある三次市(みよしし)の最高気温は30.1度で、観測を始めた1978年以来、もっとも遅い真夏日を記録したいうて、中国新聞(2013年10月8日)に書いてあったのう」
「なんでこんなに暑い日が続くんじゃろか?」
偏西風が北寄りを流れ、発達した高気圧が日本列島付近に張り出した影響で上空まで暖かい空気に覆われた。
台風が相次ぎ列島に接近するなど南海上の対流活動が活発になり強い上昇気流が発生。
高気圧をさらに強め、晴れた日が多くなり季節外れの暑さとなった。
(「10月上旬 列島記録的暑さ」中国新聞 2013年10月12日)
「10月8日は、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ「寒露(かんろ)」じゃったんじゃがのう」
「寒露といえば、秋の終わり、晩秋(ばんしゅう)のころじゃね」
「晩秋は、旧暦の9月のこと。余談じゃが、旧暦では7・8・9月の3か月が秋で、それぞれ「初秋(しょしゅう)」「仲秋(ちゅうしゅう)」「晩秋」と呼ぶんじゃ」
「旧暦の8月15日にあるお月見、「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」は、今年(2013年)は9月30日じゃったね」
「今日(2013年10月13日)は旧暦の9月9日で、七十二候(しちじゅうにこう)のひとつ「菊花開(きっかひらく)」、つまり菊の花が咲くころにあたるんじゃの」
「もちいたぁ(=もう少しは)、秋らしゅう、涼しゅうなってほしいね」
「アツアツのおでんや鍋物がうまい季節になってほしいよのう」
「今日は、10月上旬の平均気温が、ほぼ全国的に平年を上回っているということについて話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます