通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

牡丹華~七十二候~

2015年05月01日 | 季節の話題
牡丹華

牡丹の花が咲くころ

七十二候






今日は、七十二候のひとつ

「牡丹華(ぼたんはなさく。2015年5月1日~5日)」。

百花の王・牡丹の花が開くころ。





むかしむかし、牡丹は貴重な生薬(しょうやく)で、

漢方薬として中国から日本に渡ってきたそうじゃ。





牡丹の根の皮を乾燥したものを

「牡丹皮(ぼたんぴ)」といい、

腰痛や頭痛、止血、婦人科の疾患に用いられる。





牡丹は、中国では「花の王」と呼ばれ、

華やかさの象徴とされる。

花言葉は、「王者の風格」。




ほかにも、

富貴草、富貴花、深見草、百花王、花王、花神

などの異名もあるんじゃ。





美しい女性の姿をほめたたえる言葉に

「立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹

歩く姿は百合(ゆり)の花」

というのがありますのう。





牡丹が「花の王」と呼ばれるように、

芍薬は「花の宰相(さいしょう。総理大臣)」

と呼ばれとるんじゃ。





「牡丹」と相性の良い組み合わせに

「唐獅子」がある。

そう、牡丹が「百花の王」なら、獅子は「百獣の王」。





昨年亡くなった高倉 健(たかくら けん)さんの代表作

『昭和残侠伝』シリーズの主題歌は、

あの有名な「唐獅子牡丹」じゃ。





♪背中(せな)で吠えてる 唐獅子牡丹

(『唐獅子牡丹』作詞:水城一狼・矢野亮)






↓『唐獅子牡丹』については、こちら↓

「唐獅子牡丹 / 高倉 健」YouTube






【参考文献】

ハンディ版『入門歳時記』(角川書店 1984年)

アフロ『イラストで楽しむ 日本の七十二候』(中経の文庫 2013年)

別冊宝島編集部 編『旧暦で楽しむ日本の四季』(宝島SUGOI文庫) 文庫 2013年)








今日は、七十二候のひとつ「牡丹華」について話をさせてもらいました。

ほいじゃあ、またの。

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