通でがんす

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マーブルチョコレート 発売から55年

2016年10月31日 | 日記
マーブルチョコレート

鉄腕アトム

版権ビジネス








明治のマーブルチョコレートが

発売から55年ということなので、

久しぶりに買(こ)うてみた。





♪マーブル マーブル マーブル マーブル

マーブルチョコレート

(マーブルチョコレートのCMソング)






調べてみると、今から55年前の1961年2月、

「7つの色が揃ったチョコレート」というキャッチフレーズで、

今と同じ筒状の容器に入って発売されたそうじゃ。





当時は、「チョコレート」といえば「板チョコ」のことで、

今のようにいろんな種類のチョコレートが売られとらんかった。





それを、欧米で売られとった糖衣でくるんだチョコレートを参考に、

夏でも売れる商品を目指して開発されたということじゃ。





マーブルチョコレートといえば、

鉄腕アトム。





なんで、マーブルチョコレートと、

鉄腕アトムが結びつくのか?





ここでいう『鉄腕アトム』は漫画の方でなく、

1963年1月1日から放送を開始し、

日本で最初の本格的連続テレビアニメの方じゃの。





アトムの制作費は

テレビ局から支払われる分だけでは足りなかったため、

作れば作るほど赤字が出た。





その赤字分は、原作者の手塚治虫(てづか おさむ)さんが

漫画で稼いだお金で埋めていたそうじゃ。





手塚さんが漫画で儲けているとはいえ、

増える赤字は減らさにゃいけませんよのう。





そこで考え出されたのが、

アトムの版権をメーカーに売って、

その儲けで赤字を穴埋めするというもの。

今でいう「版権ビジネス」の先駆けをされたそうじゃ。





テレビアニメ(当時は「テレビまんが」と呼んどった)の

アトムのスポンサーをしとった明治が、

マーブルチョコのおまけにアトムのシールをつけて売り出したところ、

爆発的に売れた!





そりゃそうじゃろ。

アトムは、平均視聴率 30パーセント、

最高視聴率 40,7パーセントを記録した、

子どもに大人気の番組じゃったけぇの。





アトムのシールがおまけでついた

マーブルチョコは飛ぶように売れ、

「版権ビジネス」としては大成功じゃった。





いつの世でも

「二匹目のドジョウを狙う」人がおってじゃ。





『鉄腕アトム』に続いて放送されたテレビアニメでは、

『鉄人28号』では江崎グリコ(「ひとつぶ300メートル」のグリコ)、

『8マン(エイトマン)』では丸美屋(丸美屋のふりかけ)、

そして、『狼少年ケン』では森永製菓(森永ココア)が、

それぞれスポンサーとなったことでも分かるよのう。











↓マーブルチョコレートについては、こちら↓

「キッズおかしランド」明治





撮影日:2016年10月13日





今日は、発売から55年を迎えた

明治のマーブルチョコレートについて話をさせてもらいました。



ほいじゃあ、またの。

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