日曜夜7時30分
『宇宙戦艦ヤマト』、『アルプスの少女ハイジ』、『猿の軍団』
『お笑いオンステージ』
「NHKの『ラジオ深夜便』、今日(8月12日)午前3時台の「にっぽんの歌こころの歌」で、「1974年の放送楽曲集」があった」
「1974年いうたら、昭和49年。どんな番組があったかいね?」
「NHK大河ドラマ『勝海舟』、NHK朝の連ドラ『鳩子の海』、『寺内貫太郎一家』などが放送された年じゃ」
「おー、『寺内貫太郎一家』を放送しよったころか」
「アニメでは、『宇宙戦艦ヤマト』OP「宇宙戦艦ヤマト」(作詞:阿久悠、作曲:宮川泰、歌:ささきいさお)と、『アルプスの少女ハイジ』OP「おしえて」(作詞:岸田衿子、作曲:渡辺岳夫、歌:伊集加代子&ネリー・シュワルツ)の2曲が放送された」
「『ハイジ』ね、見たよ。というより、『大草原の小さな家』が大好きいう、うちのお父ちゃんが好きで見よったようなところもあるけど」
「わしが全話見たのは、『母をたずねて三千里』『ペリーヌ物語』くらいかの」
「うちは、『若草物語 ナンとジョー先生』くらいまで見よったよ」
「『ヤマト』と『ハイジ』は、日曜の夜7時30分から放送されとった」
「ありゃ、『ヤマト』は『ハイジ』の裏番組じゃったっけ?」
「ほうなんよ。『ハイジ』の高視聴率おかげで裏番組の『ヤマト』の視聴率が低迷、26話で打ち切りになった、というウワサもあるんじゃ」
「へぇ」
「いうても、『ヤマト』の放送が1974年10月6日~1975年3月30日で、『ハイジ』の放送が1974年1月6日~12月29日じゃけぇ、厳密にいうと『ヤマト』と『ハイジ』は3か月しか重なっとらんのじゃ」
「『ハイジ』の次は『フランダースの犬』じゃったね」
「そういう意味では、『ヤマト』は『フランダースの犬』にも負けたともいえる」
「今のように、テレビが複数台あったり、録画できたり、ネットで見れたりするような時代じゃなかったけぇね」
「あのころは、テレビは一家に一台じゃったもんの」
「うちの家は、なんの問題もなく『ハイジ』を楽しんどったよ」
「『ヤマト』と同じ時期には、裏番組で『猿の軍団』も放送されとって、男子の間では、ヤマト派と猿の軍団派に分かれとったんじゃ」
「『猿の惑星』?」
「『猿の惑星』はアメリカの映画。『猿の軍団』は円谷プロが製作したSF番組」
「なるほど」
「余談じゃが、『猿の軍団』に続いて、夜8時からは『日本沈没』が放送されとった。余談ついでに、どちらも原作はSF作家の故・小松左京(こまつ さきょう)さんなんじゃの」
「そうか、「終末ブーム」があったころじゃったね」
「『ノストラダムスの大予言』なんかが流行したころで、『ヤマト』もこの影響を受けて製作されとるんじゃ」
「お父さんは、どっち見よったん?」
「第1話は『猿の軍団』を見たんじゃが、特撮がなんか安っぽく見えて、やめた」
「ということは、『ヤマト』を見よったん?」
「そう思うじゃろ? わしも『ヤマト』を見たかったんよ。ところが、この時間帯にはもっと強力な裏番組があったんじゃ」
「『ハイジ』『ヤマト』『猿の軍団』のほかにも、まだあった?」
「コメディアンの故・三波伸介(みなみ しんすけ)さんが主演を務めたバラエティ番組『お笑いオンステージ』」
「『お笑いオンステージ』? 聞いたことないね~」
「コメディ「てんぷく笑劇場」と、ゲストとのトークショー「減点パパ」の2部構成じゃった。『コメディーお江戸でござる』のような感じの番組と想像してもろうたらええかの」
「へぇ」
♪ご存じてんぷく笑劇場 どんな騒ぎが起こりますやら お楽しみ~
「「てんぷく笑劇場」も面白かったし、「減点パパ」では三波さんがゲストの子どもから似顔絵を描いていくんじゃが、これがまた上手で、子どもでも見て飽きることがなかった」
「あぁ、分かった。このころは一家の主であるお父さんがテレビのチャンネル権を持っとるけぇ、子どもは黙って『お笑いオンステージ』を見るしかなかったと」
「もちろん、『お笑いオンステージ』が終わると同時に、チャンネルを変えて『ヤマト』を見よったんじゃがの」
「いうても、番組はほとんど終わっとるじゃん」
「「急げヤマト。人類絶滅の日まで、あと〇〇日しかないのだ」のナレーションと、「地球滅亡まであと〇〇日」のテロップだけを見て、あとはEDを聞いて終わり」
「むかしの子どもたちは、それで我慢しとったんよね」
「松本零士(まつもと れいじ)さんが月刊誌「冒険王」に、聖 悠紀(ひじり ゆき)さんが月刊誌「テレビランド」に連載マンガを描かれとったけぇ、テレビで見れん分はこれで補完しとったんじゃの」
↓NHK『ラジオ深夜便』については、こちら↓
「ラジオ深夜便」NHK
↓『猿の軍団』については、こちら↓
「円谷プロのSFドラマ「猿の軍団」が放送から40年を経てDVD-BOX化。キャストが特典で再会」AV.Watch
↓『お笑いオンステージ』については、こちら↓
「お笑いオンステージ」NHKアーカイブス
「今日は、今から53年前の1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』の裏番組、『アルプスの少女ハイジ』、『猿の軍団』、『お笑いオンステージ』について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」
『宇宙戦艦ヤマト』、『アルプスの少女ハイジ』、『猿の軍団』
『お笑いオンステージ』
「NHKの『ラジオ深夜便』、今日(8月12日)午前3時台の「にっぽんの歌こころの歌」で、「1974年の放送楽曲集」があった」
「1974年いうたら、昭和49年。どんな番組があったかいね?」
「NHK大河ドラマ『勝海舟』、NHK朝の連ドラ『鳩子の海』、『寺内貫太郎一家』などが放送された年じゃ」
「おー、『寺内貫太郎一家』を放送しよったころか」
「アニメでは、『宇宙戦艦ヤマト』OP「宇宙戦艦ヤマト」(作詞:阿久悠、作曲:宮川泰、歌:ささきいさお)と、『アルプスの少女ハイジ』OP「おしえて」(作詞:岸田衿子、作曲:渡辺岳夫、歌:伊集加代子&ネリー・シュワルツ)の2曲が放送された」
「『ハイジ』ね、見たよ。というより、『大草原の小さな家』が大好きいう、うちのお父ちゃんが好きで見よったようなところもあるけど」
「わしが全話見たのは、『母をたずねて三千里』『ペリーヌ物語』くらいかの」
「うちは、『若草物語 ナンとジョー先生』くらいまで見よったよ」
「『ヤマト』と『ハイジ』は、日曜の夜7時30分から放送されとった」
「ありゃ、『ヤマト』は『ハイジ』の裏番組じゃったっけ?」
「ほうなんよ。『ハイジ』の高視聴率おかげで裏番組の『ヤマト』の視聴率が低迷、26話で打ち切りになった、というウワサもあるんじゃ」
「へぇ」
「いうても、『ヤマト』の放送が1974年10月6日~1975年3月30日で、『ハイジ』の放送が1974年1月6日~12月29日じゃけぇ、厳密にいうと『ヤマト』と『ハイジ』は3か月しか重なっとらんのじゃ」
「『ハイジ』の次は『フランダースの犬』じゃったね」
「そういう意味では、『ヤマト』は『フランダースの犬』にも負けたともいえる」
「今のように、テレビが複数台あったり、録画できたり、ネットで見れたりするような時代じゃなかったけぇね」
「あのころは、テレビは一家に一台じゃったもんの」
「うちの家は、なんの問題もなく『ハイジ』を楽しんどったよ」
「『ヤマト』と同じ時期には、裏番組で『猿の軍団』も放送されとって、男子の間では、ヤマト派と猿の軍団派に分かれとったんじゃ」
「『猿の惑星』?」
「『猿の惑星』はアメリカの映画。『猿の軍団』は円谷プロが製作したSF番組」
「なるほど」
「余談じゃが、『猿の軍団』に続いて、夜8時からは『日本沈没』が放送されとった。余談ついでに、どちらも原作はSF作家の故・小松左京(こまつ さきょう)さんなんじゃの」
「そうか、「終末ブーム」があったころじゃったね」
「『ノストラダムスの大予言』なんかが流行したころで、『ヤマト』もこの影響を受けて製作されとるんじゃ」
「お父さんは、どっち見よったん?」
「第1話は『猿の軍団』を見たんじゃが、特撮がなんか安っぽく見えて、やめた」
「ということは、『ヤマト』を見よったん?」
「そう思うじゃろ? わしも『ヤマト』を見たかったんよ。ところが、この時間帯にはもっと強力な裏番組があったんじゃ」
「『ハイジ』『ヤマト』『猿の軍団』のほかにも、まだあった?」
「コメディアンの故・三波伸介(みなみ しんすけ)さんが主演を務めたバラエティ番組『お笑いオンステージ』」
「『お笑いオンステージ』? 聞いたことないね~」
「コメディ「てんぷく笑劇場」と、ゲストとのトークショー「減点パパ」の2部構成じゃった。『コメディーお江戸でござる』のような感じの番組と想像してもろうたらええかの」
「へぇ」
♪ご存じてんぷく笑劇場 どんな騒ぎが起こりますやら お楽しみ~
「「てんぷく笑劇場」も面白かったし、「減点パパ」では三波さんがゲストの子どもから似顔絵を描いていくんじゃが、これがまた上手で、子どもでも見て飽きることがなかった」
「あぁ、分かった。このころは一家の主であるお父さんがテレビのチャンネル権を持っとるけぇ、子どもは黙って『お笑いオンステージ』を見るしかなかったと」
「もちろん、『お笑いオンステージ』が終わると同時に、チャンネルを変えて『ヤマト』を見よったんじゃがの」
「いうても、番組はほとんど終わっとるじゃん」
「「急げヤマト。人類絶滅の日まで、あと〇〇日しかないのだ」のナレーションと、「地球滅亡まであと〇〇日」のテロップだけを見て、あとはEDを聞いて終わり」
「むかしの子どもたちは、それで我慢しとったんよね」
「松本零士(まつもと れいじ)さんが月刊誌「冒険王」に、聖 悠紀(ひじり ゆき)さんが月刊誌「テレビランド」に連載マンガを描かれとったけぇ、テレビで見れん分はこれで補完しとったんじゃの」
↓NHK『ラジオ深夜便』については、こちら↓
「ラジオ深夜便」NHK
↓『猿の軍団』については、こちら↓
「円谷プロのSFドラマ「猿の軍団」が放送から40年を経てDVD-BOX化。キャストが特典で再会」AV.Watch
↓『お笑いオンステージ』については、こちら↓
「お笑いオンステージ」NHKアーカイブス
「今日は、今から53年前の1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』の裏番組、『アルプスの少女ハイジ』、『猿の軍団』、『お笑いオンステージ』について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」