「天神川(てんじんがわ)ウォーク?」
「この間、広島市東区山根町(やまねちょう)にある尾長天満宮に、天神川の源流があるという話をしたのは覚えとるじゃろ?」
「覚えとるよ」
天満宮水源地石碑
(撮影日/2012年1月2日)
「ほいじゃけぇ、尾長天満宮から天神川をたどって歩くことにしたんよ」
「なるほど。それで天神川ウォークか。……そういや、この間も尾長天満宮から天神川に添って歩いてみるいうて言いよらんかった?」
「ほうなんよ。実は、尾長天満宮から出発したのはええんじゃが、すぐにわからんようになってしもうたんよ。ほいじゃけぇ今回は、逆に天神川から尾長天満宮まで遡(さかのぼ)っていくことにしたんじゃ」
「ところで、天神川はどこに向かって流れとるんかいね?」
「JRの天神川駅の近くじゃと思うんよ」
「そうか。天神川という駅の名前は、この川からつけられた名前じゃったよね」
「ウィキペディアで調べてみたら、こんなことが書いてあったんじゃ」
支流
天神川(天神川駅の駅名の由来となる川。現在は暗渠)
(「府中大川」ウィキペディア)
「なるほど。天神川は、府中大川(ふちゅうおおかわ)に流れとるんじゃね」
「その府中大川は、広島市南区の大州(おおず)で猿猴川(えんこうがわ)と合流しとるんじゃ。府中大川の上流にある榎川(えのきがわ)には、わしの母校・府中小学校や、えの宮なんかもあるんじゃがの」
「ということは、天神川ウォークは府中大川のどのあたりから出発するんかね?」
「府中大川が猿猴川と合流する所から、少し上流に行った新大州橋をスタート地点にしてみたんじゃ」
新大州橋から上流(北側)を見る
「ええっと、尾長天満宮はここから北西の方向にあるけぇ…」
「たぶん、ここから流れてきているのが天神川じゃないかと思うんじゃが」
「ということで、天神川ウォークをスタートしようかの。新大州橋から西側(広島駅方面)に向かって進むんじゃ」
「ここから天神川に添って、尾長天満宮へ向かうんじゃね」
「新大州橋西詰には広島高速2号線が走っとるんじゃの」
広島高速2号線 大州出入口
「横断歩道を渡ったあとに右に曲がって、広島高速2号線を右手に見ながら、天神川駅に向かって歩いていくんじゃ」
「ここは道が狭いですけぇ、気をつけてくださいね」
「のんびりとした感じじゃね。この鳥はどういう名前の鳥なんかね?」
「知らん」
「なんじゃそりゃ」
「この道の左側には大州ポンプ場があるんじゃ」
「この道に添って行くと、天神川駅に着くんじゃね」
天神川駅 南側(広島方面のりば)
天神川駅 北側(西条・呉方面のりば)
「天神川駅は2004年(平成16年)、キリンビール広島工場の跡地に建てられたダイヤモンドシティ・ソレイユの開業に合わせて作られた駅じゃ」
「天神川駅ができたときは、「天神川? なんね、その名前は?」って思うたもんね」
「天神川なんて名前、知らんかったもんの」
「ねぇ」
「ウィキペディアによると、天神川駅という名前は一般公募でつけられたもので、第1位は「安芸府中」じゃったそうな」
↓天神川駅については、こちら↓
「天神川駅」ウィキペディア
「天神川駅の北側に看板が立てられとったのう」
「この看板には、天神川の由来が書かれてあるんじゃね」
天神川の由来
天神川は、広島の歴史を見続けてきた緑豊かな二葉山と尾長山を水源とし、かつては尾長天満宮から府中大川までの3kmをそそぐ清らかな小川でした。
人々の生活に自然の恵みを育んでいた小川も、都市化の進展につれて「どぶ川」となり、ついには川のほとんどが埋め立てられてしまいました。
現在では天満川の姿は見られなくなりましたが、源流の尾長天満宮からは今も美しい水が湧き出しており、江戸時代、西国街道として賑わった道筋に架けられた「我羅我羅橋」の跡を示す石柱や案内板がそのなごりを留めています。
「尾長天満宮から府中大川までは、だいたい3キロメートルくらいあるんじゃね」
「今は川のほとんどが埋め立てられてしもうて、暗渠(あんきょ)になってしもうとるんじゃの」
「二葉山と尾長山が出てきたけど、尾長小学校、二葉中学校はうちの母校じゃけぇね」
「我羅我羅橋(がらがらばし)のあたりも流れとったんじゃの」
「この看板には天神川の地図も出とりますけぇ、チェックしときましょう」
「この道を、西側(広島駅方面)に歩いていくんじゃ」
「のんびりと歩いてみたい道じゃね」
「左手には広島機関区もあるんじゃ」
↓広島機関区については、こちら↓
「広島機関区」ウィキペディア
「右手には新幹線の高架も見えるんじゃ」
「ここをまっすぐ進むと、トンネルがあるじゃん。ここを通ると、マツダスタジアムに行くことができるんよね」
「ここは別名、「蛇トンネル」とも呼ばれとるそうじゃ」
「えぇ、そんな名前で呼ばれとるん?」
↓蛇トンネルについては、こちら↓
「怪奇、蛇トンネル」広島市ホームページ
「話がそれたね。天神川の話にもどろうか」
「矢賀新町第2踏切まで戻ると川があって…」
矢賀新町第2踏切
「踏切を渡った左側にも川があるんよ」
「とりあえず、今日はここまでにしとこうかの」
「川といいながら、半分以上は川の見えんところを歩いとったね」
「今の天神川は暗渠(埋め立てられている)になっとるけぇ、仕方がないよのう」
訪問日:2012年6月17日
↓尾長天満宮の関連記事は、こちら↓
尾長天満宮 広島市東区
尾長天満宮と平清盛
「今日は、天神川ウォークということで、新大州橋から矢賀新町第2踏切までを歩いてみました」
「次回は、天神川を見失う話じゃ」
「川じゃのうて暗渠(埋め立て)になっとるけぇ、たどって行くのが、なかなか難しいよね」
「ほいじゃあ、またの」
「この間、広島市東区山根町(やまねちょう)にある尾長天満宮に、天神川の源流があるという話をしたのは覚えとるじゃろ?」
「覚えとるよ」
天満宮水源地石碑
(撮影日/2012年1月2日)
「ほいじゃけぇ、尾長天満宮から天神川をたどって歩くことにしたんよ」
「なるほど。それで天神川ウォークか。……そういや、この間も尾長天満宮から天神川に添って歩いてみるいうて言いよらんかった?」
「ほうなんよ。実は、尾長天満宮から出発したのはええんじゃが、すぐにわからんようになってしもうたんよ。ほいじゃけぇ今回は、逆に天神川から尾長天満宮まで遡(さかのぼ)っていくことにしたんじゃ」
「ところで、天神川はどこに向かって流れとるんかいね?」
「JRの天神川駅の近くじゃと思うんよ」
「そうか。天神川という駅の名前は、この川からつけられた名前じゃったよね」
「ウィキペディアで調べてみたら、こんなことが書いてあったんじゃ」
支流
天神川(天神川駅の駅名の由来となる川。現在は暗渠)
(「府中大川」ウィキペディア)
「なるほど。天神川は、府中大川(ふちゅうおおかわ)に流れとるんじゃね」
「その府中大川は、広島市南区の大州(おおず)で猿猴川(えんこうがわ)と合流しとるんじゃ。府中大川の上流にある榎川(えのきがわ)には、わしの母校・府中小学校や、えの宮なんかもあるんじゃがの」
「ということは、天神川ウォークは府中大川のどのあたりから出発するんかね?」
「府中大川が猿猴川と合流する所から、少し上流に行った新大州橋をスタート地点にしてみたんじゃ」
新大州橋から上流(北側)を見る
「ええっと、尾長天満宮はここから北西の方向にあるけぇ…」
「たぶん、ここから流れてきているのが天神川じゃないかと思うんじゃが」
「ということで、天神川ウォークをスタートしようかの。新大州橋から西側(広島駅方面)に向かって進むんじゃ」
「ここから天神川に添って、尾長天満宮へ向かうんじゃね」
「新大州橋西詰には広島高速2号線が走っとるんじゃの」
広島高速2号線 大州出入口
「横断歩道を渡ったあとに右に曲がって、広島高速2号線を右手に見ながら、天神川駅に向かって歩いていくんじゃ」
「ここは道が狭いですけぇ、気をつけてくださいね」
「のんびりとした感じじゃね。この鳥はどういう名前の鳥なんかね?」
「知らん」
「なんじゃそりゃ」
「この道の左側には大州ポンプ場があるんじゃ」
「この道に添って行くと、天神川駅に着くんじゃね」
天神川駅 南側(広島方面のりば)
天神川駅 北側(西条・呉方面のりば)
「天神川駅は2004年(平成16年)、キリンビール広島工場の跡地に建てられたダイヤモンドシティ・ソレイユの開業に合わせて作られた駅じゃ」
「天神川駅ができたときは、「天神川? なんね、その名前は?」って思うたもんね」
「天神川なんて名前、知らんかったもんの」
「ねぇ」
「ウィキペディアによると、天神川駅という名前は一般公募でつけられたもので、第1位は「安芸府中」じゃったそうな」
↓天神川駅については、こちら↓
「天神川駅」ウィキペディア
「天神川駅の北側に看板が立てられとったのう」
「この看板には、天神川の由来が書かれてあるんじゃね」
天神川の由来
天神川は、広島の歴史を見続けてきた緑豊かな二葉山と尾長山を水源とし、かつては尾長天満宮から府中大川までの3kmをそそぐ清らかな小川でした。
人々の生活に自然の恵みを育んでいた小川も、都市化の進展につれて「どぶ川」となり、ついには川のほとんどが埋め立てられてしまいました。
現在では天満川の姿は見られなくなりましたが、源流の尾長天満宮からは今も美しい水が湧き出しており、江戸時代、西国街道として賑わった道筋に架けられた「我羅我羅橋」の跡を示す石柱や案内板がそのなごりを留めています。
「尾長天満宮から府中大川までは、だいたい3キロメートルくらいあるんじゃね」
「今は川のほとんどが埋め立てられてしもうて、暗渠(あんきょ)になってしもうとるんじゃの」
「二葉山と尾長山が出てきたけど、尾長小学校、二葉中学校はうちの母校じゃけぇね」
「我羅我羅橋(がらがらばし)のあたりも流れとったんじゃの」
「この看板には天神川の地図も出とりますけぇ、チェックしときましょう」
「この道を、西側(広島駅方面)に歩いていくんじゃ」
「のんびりと歩いてみたい道じゃね」
「左手には広島機関区もあるんじゃ」
↓広島機関区については、こちら↓
「広島機関区」ウィキペディア
「右手には新幹線の高架も見えるんじゃ」
「ここをまっすぐ進むと、トンネルがあるじゃん。ここを通ると、マツダスタジアムに行くことができるんよね」
「ここは別名、「蛇トンネル」とも呼ばれとるそうじゃ」
「えぇ、そんな名前で呼ばれとるん?」
↓蛇トンネルについては、こちら↓
「怪奇、蛇トンネル」広島市ホームページ
「話がそれたね。天神川の話にもどろうか」
「矢賀新町第2踏切まで戻ると川があって…」
矢賀新町第2踏切
「踏切を渡った左側にも川があるんよ」
「とりあえず、今日はここまでにしとこうかの」
「川といいながら、半分以上は川の見えんところを歩いとったね」
「今の天神川は暗渠(埋め立てられている)になっとるけぇ、仕方がないよのう」
訪問日:2012年6月17日
↓尾長天満宮の関連記事は、こちら↓
尾長天満宮 広島市東区
尾長天満宮と平清盛
「今日は、天神川ウォークということで、新大州橋から矢賀新町第2踏切までを歩いてみました」
「次回は、天神川を見失う話じゃ」
「川じゃのうて暗渠(埋め立て)になっとるけぇ、たどって行くのが、なかなか難しいよね」
「ほいじゃあ、またの」