味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

身を脩するに克己を以て終始せよ。

2012-02-23 12:53:00 | ブログ

タイトル---身を脩するに克己を以て終始せよ。第1160号 24.0223(木)

〈道は天地自然の道なるゆえ、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を脩するに克己を以て終始せよ。〉(『南洲翁遺訓』第21章)

〔訳文〕 人間の進む道というものは、天地自然より発したものである。それ故に学道講究の道は敬天愛人を目指すことである。即ち敬天愛人こそは人間の道である。これを完全に遂行することを目標にするのが学道の本筋である。そして自らを修めるには克己を以て終始しなければならない。(小野寺時雄著『南洲翁遺訓』第21章)

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〔コメント〕 大人でさえ難解な『南洲翁遺訓』であります。でも諦めずに続けていけば、意図するところが自然と理解できるようになって参ります。

 30数年前、南洲神社で開催されていた南洲会の末席を戴き、通い続けました。お蔭で私の人生は大きく展開しました。

 今日、この難解な文言を4.5歳の子供から小学生の子供たちが楽しみながら拝誦するのです。あと一週間すれば、第27次 西郷先生の遺徳を訪ねる旅、荘内南洲会旅行団ご一行様が鹿児島にも参ります。そして私の道場にも来てくださいます。

 西郷先生が取り持つご縁でございます。南洲翁遺訓は西郷先生と菅先生の合作なのです。西郷南洲翁の精神を理解できたからこそ、荘内藩として命に代えて刊行したのです。これは何人と言えども、一言一句手をいれることは出来ないのです。

 少しばかり西郷隆盛を研究したからと言って、人の道に反することはしてはならないのです。天に唾する行為は賢明な人はしないのです。