味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

節義廉恥を失いて『南洲翁遺訓』

2012-02-02 12:06:52 | ブログ

タイトル---節義廉恥を失いて『南洲翁遺訓』。第1135号 24.02.02(木)

 

〈節義廉恥を失いて、国を維持するの道決してあらず。〉(第16章)

 

 前回も書きましたが、私の訳文は、過去聞いたこともないであろう独自の解説です。それは青少年に教えるためには、興味を持って貰うためには、子供たちの、我々の身に置き換えて説明しなければならないのです。

〔訳文〕 道徳的なことをふりすてて、義である人の道も構わないで、恥ずかしいと思うことをかなぐりすてて日々を過ごしたら、人から信用されなくなり、自分を維持して行く道、いわゆる方法がなくなってしまう。

〔コメント〕 こういう話をすると子供たちは目を輝かせ聞いてくれるのです。それは、できれば幸せになりたいからです。

 今日、ブログを書こうと思ってパソコンを立ち上げたら、台湾の人からのコメントが入っていました。読んでびっくりしました。私の師匠である竹下一雄先生から教えを受けた人の、甥か姪の方であろうと思います。早速、竹下先生のご長女様にもその事をお伝えしました。承るに、まもなく竹下先生の10年祭をされるのだとお聞きしました。

 どんなにお金持ちであったからとて、人々が後後まで、精神(こころ)を傾けるでしょうか。人間の精神性を含めたお人柄の崇高さというものは偉大なものだ、と痛切に感じた次第です。このブログをご覧になられた方は、コメントに目をとおしてください。