京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2024 5/12の拝観報告1(大原記念病院 児玉山荘 前半 玉響の庭)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/a2/09ec4c71d97ddcee4c52322e06b6889e.jpg)
-
写真は、書院 鶺鴒亭。
日曜日です。
この日は朝から車で出かけます。
出町柳駅でアマ会の桜さんとあきさらささんをpick upして、10:00頃にやって来たのが大原記念病院です。
桜さんから「大原記念病院に大きなお庭があるんだけど、伝手ない~~?」って連絡がありました。
そこで考えたら、当院のエライ先生が脳外科時代の上司だったので、メールでお願いしました。
するとすぐに事務の方につないで下さり、この日の参観となりました。
大原記念病院には過去に非常勤で行っていたことがあったのですが、当時はそんなお庭があるとは全く気付いていませんでした。
庭園の入口には門があり、上の写真の高床の書院 鶺鴒亭(せきれいてい)が見えています。
カーブする苑内の道を上がると去来門が。
その奥に茅葺の主屋がありました。
まずは庭園へ。
主屋の前に大きな池のあるお庭。
鯉がたくさん泳いでいます。
お庭は玉響(たまゆら)の庭というそうです。
さらにお庭の奥へ。
橋を渡って高台の展望台。
さらに降りてきて茶室の閑泚庵(かんせいあん)。
茶室は6畳で今は使っていないそうです。
そして鶺鴒亭の前を通過して、主屋の前に戻ってきました。
もう山の一部を取り込むような大きなお庭でした。
さて次は書院と主屋の屋内です。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
そわか スモールラグジュアリーホテル(旧美濃幸)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/c9/400d00d76c3f3e45e0eec286351476cc.jpg)
-
写真は、スウィートルーム 法螺貝の間。
そわかは八坂神社の南側、下河原にあった1912年創業の料亭「美濃幸」の数寄屋建築をリノベーションして、2019年に開業したホテルです。
アクセス
八坂神社の南総門を出て、下河原通を直進します。
約120m進んだ右手に、そわかがあります。
今回は2023/1/19に開催されたNHKカルチャーの「祇園八坂 SOWAKA ~館内ツアーとスペシャルランチ~」で内部の見学と、ラ・ボンバンスでランチを頂いた時の報告です。
表に向かって右手に玄関への路地があります。
石畳の路地を進むと右に折れ、奥に玄関があります。
玄関で下足して上がると、4畳半の玄関間があり右へ。
奥には受付のカウンターがあります。
船底天井の廊下を左手に進むと、左手に大きなロビーラウンジが拡がります。
こちらは美濃幸の時は料理場だったそうで、カウンターの板を開くと今も井戸が、庭にはおくどさんが3つ、中央のタイル囲いの下には地下の階段が昔のまま残されています。
また船底天井の廊下を挟んでロビーラウンジの反対には、バーカウンターの1室があります。
美濃幸の時は待合だったそうで、網代天井で奥には坪庭があり茶室のようです。
受付カウンターの廊下のまっすぐに進みます。
廊下の途中右手の階段を上がります。
上がって廊下を左手から背後に回ると、スウィートルームの102号室です。
手前にリビングの7.5畳があり、こちらの床の間には三角形の地袋があります。
奥にはベッドルームの10畳間があり、こちらがほら貝の間です。
その名の通り、襖の引手がほら貝の形をしています。
正面に付書院、床の間と違い棚があります。
違い棚は下に支えがなく左手の紐も付いているだけなので、棚の板は壁に埋め込まれている部分で支えています。
実はこの板が合板で軽いので可能なのですが、実は当時は合板を作る技術が最先端でした。
廊下に面した左手には火頭窓があり、右手は庭に面した縁にソファーがあります。
縁の奥には洗面と檜風呂があります。
1階の廊下に戻り、さらに奥に廊下を進んで行きます。
すると左手に待合のある広い庭が現れ、主屋から離れに進みます。
この離れがメゾネットタイプの104号室です。
この離れは元茶室で手前のリビングが3畳台目の茶室。
奥の6畳のベッドルームが広間の茶室です。
床の間の袖壁が三日月形に切り抜かれているのが印象的です。
さらに奥にある洗面の背後には、水屋がそのまま残っています。
階段で2階に上がるとすぐに檜のお風呂があり、その隣は庭に面した4畳半のひょうたんの間があります。
最後にそわかの左手にあるラ・ボンバンスで11品のディナー用のメニューをランチとして提供して下さいました。
メニューが謎解き形式で、それを解読してから料理を楽しみます。
料理も通常のツアーランチではありえないぐらい本気で、非常に美味しかったです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )