平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2006年2月26日 韓国からの友人たちを迎えて

2007年04月02日 19時31分18秒 | Weblog
  韓国からの友人たちを迎えて

 今日は平尾教会始まって以来の経験を得る。それは、韓国からの友人たちと一緒に礼拝を守ることだ。華明中央教会とは、昨年から2年間の契約で、姉妹関係を結ぶことになった。
 昨年の夏は、こちらから十数名が訪問し、たいそうな歓待を受けた。今回は、34名の皆さんがこちらに来てくださった。イエス・キリストを主と告白する同じ仲間である。
 昨年、あちらの教会に行ったときに、「日本の歴史とキリスト教」という自分に扱えるはずもない大きなテーマで、説教をさせていただいた。説教テーマについては、華明中央教会のお勧めもあった。その中で、戦時中の日本の侵略行為に対して、十分な姿勢ではなかったかもしれないが謝罪の意を表した。
 市民レベルではこうした交流と過去の歴史に対する謝罪が、あちらこちらで実現しているのだが、国家レベルでは、首相の靖国神社参拝でもわかるように、本当にこの国は反省をしているのかとの不信を、相変わらずアジア諸国からかっている。
 このような中で、あちらの方から私たちの国の教会へ、交流の手を差し伸べてくださったことにまず感謝したい。キリスト教会同士の交わりは、同じ主を拝するところから始められるのがうれしい。
 韓国は、4人に一人、日本は、100人に一人がキリスト者という割合だ。私たちは、韓国の教会に学ぶことは少なくない。今後は、信仰の中身についてもさらに豊かに、互いの持っているよきものを分かち合うことができたらと願うのだ。


平良 師