晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

愛須君に会う 12/15

2006-12-17 | 旅行記

 2006.12.15(金)快晴        
 7:45 起床   
 9:15 KKR白浜美浜荘出発~温泉民俗資料館~千畳敷~臨海浦~サニービーチ~      とれとれ市場~R42~田辺市歴史民俗資料館~ショップOHANA~
17:00 みかん茶屋着
 
  KKR美浜荘の温泉も源泉掛け流しで崎の湯と同じ感触の湯である。源泉はエネルギーランドの所にあり崎の湯とは違うそうである。崎の湯が混合泉となっている現在こちらの方がいい温泉なのかも知れない。朝風呂に入った後、野中の清水と富田の名水を飲み比べてみる。結果は残念だが違いがわからない。私の舌が鈍感なのか、味が拮抗しているのかわからないが、水の味なんてそんなもんかなと思う。
 前回白浜を訪れたとき、閉館時間となり入館できなかった温泉民俗資料館に行く。白浜温泉の歴史やボーリングの歴史、漁業や農業の民俗資料などが展示されている。今回の旅でも温泉にはすっかりお世話になっている。疲れた身体を癒すだけでなくイライラや不安など精神的な疲れも取り去ってくれる。私が初めて温泉の効果に出逢ったのは皆生トライアスロンである。それまでマラソンやトライアスロンをした時2,3日は疲れ切ってぐったりしていたのが、皆生でレース後に温泉に入って翌日から通常の体調に戻っていたのである。今回の旅でも温泉でないときは少しずつ疲れが蓄積しているのが解るのだが、温泉に入った日はそれが無いのである。
 白浜の歴史に興味深いのはかつて鉛の鉱山であったことである。16,7世紀のことであるが、そのため鉛山(かなやま)と呼ばれていた時期もあったようである。鉱山入口の一部が残っているようであるが、文書以外にさしたる資料も無いようである。Img_2234 Img_2232  

温泉民俗資料館と鉛山鉱山の絵



  温泉資料館の隣に白浜博物館がある。今回明治以降の白浜写真展をやっているが、入館料が700円と高価なので、遠慮する。三段壁に下って、千畳敷に行く。何かのパンフレットに潮吹岩の表示があったからである。風があるのでいい潮吹きがあるかもしれない。ところがどれが潮吹きか解らない。案内も表示も無いのだ。一番波の上がっているところ、周りの岩が海水で濡れているところを写真に納め、これと決める。いずれにしても三陸の潮吹き穴には勝てない。Img_2235
Img_2240
白浜博物館前の展望台からの白浜の眺め
これが潮吹き岩と思う

 宿に荷物を取りに寄って田辺に向かう。時間的に余裕があるので海岸沿いに進んで、景色を楽しむ。最後にとれとれ市場で昼食、いつも思うのだがここの食事、決して安くないし旨くない。Img_2243
ご存じ円月殺法いやもとい円月島

 田辺ではまず郵便局へ行く。局留めでチューブを送ってもらっているのだ。バルブを2本飛ばしているので替えチューブが無くなっているのだ。郵便局を出ると、おばさんが「お兄ちゃん格好いいねえ、頑張ってねえ」と声を掛けてくる。ありがとうとお礼を言ってものの10mも行かないうちにカブに乗ったおじさんが「どこいくの」って声を掛けてくる。
色々話してると「俺も退職したらやるかな」なんて盛り上がる。歴史民俗資料館に行くと言ったらカブで案内してくれる。なんとも気さくな町である。
  歴史民俗資料館は無料で古代から近代の田辺を紹介している。興味深いのはやはり熊野古道コーナーである。熊野詣はもともと皇族の習慣でやがて武士や庶民が詣でるようになり、「蟻の熊野詣」と言われるほど盛んになったと言うことである。京都から熊野まで72里、往復で1ヶ月かかったそうである。その間99の王子社がある。
 田辺の主な目的はアウトドアショップをしている愛須君に会うことである。愛須君とは
トライアスロン関係で十数年のおつきあいとなるだろうか。美山のトライアスロン大会の運営には粉骨砕身その行動力には頭の下がる思いがする。白浜に行くたびに田辺に寄ってよと言われていたのだが、そのたびに機会を逸していたので今回は必ずと心に決めていたのである。田辺駅から電話をするとさっそく迎えに来てくれて、彼の城であるショップOHANAに行く。鉄筋3階建てのおしゃれなショップである。開店から18年、よくぞここまでのショップにしたなと感心する。小さくて不自由であったフロントバッグと靴の雨対策としてショートスパッツを購入する。2度もバルブが飛んだ前輪については、私の予想通り米式バルブ用であった。(私は仏式バルブを使っている)アタッチメントを取り付けて一件落着。Img_2250
Img_2249 床材、壁材調度等凝った造りのお店、看板も実は凝っている。

 夜は二人で心ゆくまで飲んで旧交を温める。すっかりごちそうになって感謝、感謝。

 距離33Km 累計5,825Km 費用20,672円(装備1万円)

★KKR白浜美浜荘 7,800円 20数年ぶりに宿泊したのだが、すっかりリニューアルされて、綺麗になっている。職員さんの対応も良く、気持ちよく宿泊できる。なんと言ってもお風呂が良い。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨の崎の湯 12/14 | トップ | 龍神村 12/16 »

コメントを投稿