晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

YH考 12/9

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.9(土)  雨        
 7:30 起床   
  
 朝方からの雨は昼過ぎまで続いた。今日は連泊し休養とする。たまっていた日記を書き、自転車を整備し一日が終わり。
  伊勢志摩YHは鉄筋二階建ての大きなユースホステルだが、昨日今日と私一人の宿泊で気の毒な気がする。本来は10時から4時まで部屋を空けなければならないのだが、あいにくの雨と私一人ということで部屋に居させてもらう。
 今日までユースホステルは十八件利用したが、38年前ユースホステルの全盛期とはずいぶん様変わりしている。
 17才の春休みであったか、四国一周一週間ユースホステルの旅をしたのが私の旅の始まりであるが、その当時のユースホステルは若者で一杯であった。封筒型のシーツを持参しており、食事の準備や後片付けをし必ずミーティングがあり、ゲームをしたり歌を歌ったりしていた。今もベッドメイキングはするが食事の手伝いは食器を運ぶぐらいで簡素化されている。ミーティングはほとんど無くなり、あっても自由参加となっている。でもミーティングって結構楽しいものである。旅の情報も得られるしやはり他のホステラーとの交流はホテルや旅館では絶対に出来ない事である。
 夏休み中はともかく、9月以降になると宿泊客は少なく、一人で泊まることもしばしばであった。全体的に宿泊客の高齢化が進み、私が一番若手の時もあった。ユースホステルがシルバーホステルになってきているのだ。なぜユースホステルから若者が消えたのか、よく話題になるのだが、旅の形態が変わった、貧しくて旅が出来ないというのが共通した原因だそうだ。個室を設けたり食事の質を向上させたり様々な努力がなされているが、若い人達が自分自身で設計する旅をしない限りユースホステルを利用するということにはならないのではないか。若い人が旅を出来る風潮、環境をどう作るか大人達の課題でもあるようだ。

走行距離2Km 累計5,487Km 費用5,330円

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