晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雪中八策 防獣編(25) 3/28

2012-03-28 | 日記・エッセイ・コラム

2012.3.28(水) 曇

 一昨年は熊の出没が多くて連日新聞紙上を賑わせていた。そのなかで熊の生態が変わってきているという記事があった。
 軽自動車で熊と遭遇したら、熊が車に襲ってきてパンクさせられたり体当たりされた、老人が家にいたら熊が侵入してきて襲われた、などという従来と違ったパターンの事故が増えてきた事に対する記事であった。従来熊は人間を怖がっており、突然出合うなどの興奮状態にならない限り自ら去って行き襲うことは無いというのが定説であった。ところが最近の熊は人間を怖いものと思わず、安易に襲ってくる、それは生活環境の変化によるものだろう、というのがその記事の趣旨であった。
 例えば神戸東灘周辺に棲息している猪をみればその辺のところが理解できるだろう。元はといえば人間による餌付けが原因なのだろうが、今となっては元来の猪の生態では無い。
P1010429
押し寄せる獣達に対する我が家の武器はこれだけである。


 熊について環境の変化とは如何なるものだろうか。思うに本来彼らのテリトリーで無かった里山、さらに人間と遭遇する可能性のある山が完全に彼らのテリトリーとなったことでは無かろうか。つまり山に入るものは人間であれ車であれ自分のテリトリーを侵す侵入者とみなしているのでは無いだろうか。
 そして銃でもって追うことの無くなった人間を怖い存在とは思わなくなったのではないだろうか。そして彼らは里山から人間の居住地へテリトリーを拡げようとしている。人間が怖ろしい存在で無くなったとしたらそれは簡単なことだろうから。
 以上は極端な考え方かもしれないが、そう考えると現に起きている事がすべて理解できるではないか。
 だとすれば、現在行われている熊遭遇対策が如何に無力で滑稽なものかと怖ろしくなる。
 「山に入るときは鈴やラジオなど音を出して、人間の存在を熊に察知させましょう。
 もし熊に遭遇したら、目線を外さずに後ずさりしましょう。そうすれば熊は自分から去っていくでしょう」Img_1299
 

親子連れの熊が出没しているから行かないようにと言われた遠野の続石への道、500mの山道がどれほど怖かったか。
(2006.10)


 このとおりの行動をとることも難しいと思うが、果たしてこのとおりになるか大変疑問である。なにしろ彼らは自分のテリトリーに入ってきた敵と遭遇している訳だから。
つづく

【作業日誌 3/28】
芝生雑草引き(初日)

今日のじょん:沢山の方がじょんの見舞いに駆けつけてくれたり、電話やメールで様子をたずねてくれたりで恐縮している。おかげさまで、ようやく食欲も出て来て普通の暮らしが帰ってきそうだが、いまいち体力が戻ってないようだ。食事を摂っていなかったので便も出ていなかったが、今朝しっかりうんPしていた。ただしご飯主体のためかやわらか気味である。
 きょうは店にも顔を出していたのでだいぶ回復してきたのだろう。P1010427
 

雪も無くなって良い季節になってきた、早く元気になってちょ。  

コメント
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