晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雪中八策 防獣編(22) 3/25

2012-03-25 | 日記・エッセイ・コラム

2012.3.25(日)雪

 農耕と狩猟のバランスとは「狩猟者が農耕地の周囲を猟場にし、野生鳥獣を捕獲する。」という言葉につきる。しかしそういった猟師が不足していることは現実だし、後継者が居ないということも現実だろう。つまり農耕と狩猟をバランスよく育てていこうという社会にはなっていないということだ。狩猟のみでは生活できないということだが、農耕と狩猟を兼業でやるとしても、農耕は機械化などで老齢化をカバーできる部分があろうかと思うが、狩猟は高齢者には難しい。そういう意味でとても農耕と狩猟のバランスなど成り立たない。
 わたしは猟師の公務員化を提案する。今の世の中公務員の数を減らすことに躍起で、頭数さえ減らせばそれで良いという風潮である。しかし本当に必要な部署まで同じように減らして、国民にとって実害が出ているのでは無いだろうか。
 公務員による狩猟と言えば、北海道で自衛隊が鹿の駆除をしたことがあった。昨年のことであるがこれが大失敗で、ヘリコプター、高機動車などまで参加して、人員も道や猟友会などあわせて120名で大挙し、28頭という惨憺たる結果であったそうだ。これは当然と言えるが周囲から強烈な批判を浴び、その後の取り組みが報道されないことを考えると立ち消えになった可能性が高い。
 しかしわたしはこの姿勢を応援したい。問題は自衛隊の狩猟に対するノウハウ、考え方がまるでないところにあるのであって、公の組織を使って狩猟、獣害駆除をするという考え方は正しいと思う。Img_41191
 
これって猟みたいでしょ。交通事故なの。え゛~ん。




 狩猟と戦闘は銃を使うところだけが一緒であとは全然違うものなのではないだろうか。そこをはき違えて戦闘訓練と同じ要領で鹿を追ったところに作戦のミスがあるのではと思われる。自然の中における戦いは人間よりも野生動物の方が戦いにくいということだ。ジャングルでゲリラ戦が勝利したベトナム戦争を思い起こされる。
 さすれば自衛隊が戦闘訓練として狩猟、害獣駆除を取り入れる要素は充分あると思うのである。演習場でポンポンやってるより、少数精鋭で猟をする方がよっぽど訓練になるし、世に貢献できると思うのだ。
 地方自治体で公務員の猟師は聞いたことが無い。あったとしたら拍手喝采をおくりたい。つづく

今日のじょん:かみさんの添い寝も効なく元気にならない。今日は吐くことは無かったが、何も食べないしぐたっとしている。それにしても病気というのはいつも土曜日に起きるんだろう。わたしほど病院に縁の無い人間でも思いだすのは休日診療ばかりである。休日診療が無い時代には週が明けるまでじっと我慢しているのだ。一番ひどかったのはひょう疽のときである。土曜日の夕刻に傷みが来て、診療所の看護婦さんに聞くと月曜の朝に来て下さいとのこと、土日とどんな痛みに耐えたことか。月曜に診療所に行ったときには指先は完全に膿んでしまって手遅れ、爪が剥がれ、いまだに変形している。
 じょんも同じだ、いつも週末から週明けまで苦しんでいる。P1010410 Img_4003
 
今日の雪と2010.3.11の雪。どちらもじょんが大変な日。



 それともうひとつ、じょんの病の日っていつも季節外れの雪が降るのよね。P1010411



今日のじょん、昨日と同じ様な写真だけど、、。

コメント
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