2010.11.27(土)快晴
新生姜を2Kg余り収穫し、さて保存をどうしようかというところで悩んでいた。従来の失敗に懲りて、今年は発泡スチロールの箱と籾殻を用意し万端整えていたのだが、気温14~16℃、乾燥も湿気も駄目ということでは保管も出来そうにない。紅生姜は間違いが無さそうなので、半分を紅生姜にする。残りの半分は料理に使ったり、お裾分けしたりしてもうほとんど無くなってしまった。まあこれでいいかという気分である。無理矢理新生姜料理のレシピを残しておこう。
1.紅生姜
これは間違いのない保存法である。1Kg程を漬けることにした。これで2年近くは使えるだろう。
(1)まず収穫した生姜の根や葉を取ってきれいに土を落とす。谷間の部分は歯ブラシで落とすがそれでも土が残るので、思い切って割ればいい。
(2)薄皮を包丁でそぎ落とす。新生姜の場合皮付きのままでもいいそうだ。
(3)生姜重量の約4%の塩を振り、一晩おく、これは味付け、カビ防止、水抜きの効果があるのだと思う。
(4)翌日溜まった塩水は捨て、一日天日干しする。
(5)熱湯で消毒した瓶に生姜を入れ、梅酢をひたひたに入れる。今年は梅が不作で梅酢が出来なかったので、購入した梅酢を使った。
(6)一週間から十日ほど混ぜながら保管し、再度取りだして天日干しする。丁度梅の土用干しのようなものだ。これはカビの防止もあるが、色づきの加減もあるようだ。
(7)本来は前回の梅酢を捨て新しい梅酢に漬けるのだが、今回足りないので、前回のものを濾して再度利用することとした。以後必要なときに使えばいいだろう。
2.牛肉しぐれ煮
牛肉 200g
新生姜 1個
醤油 大さじ3杯
みりん 大さじ2杯
酒 大さじ2杯
砂糖 大さじ1杯
(1)生姜は皮をむいて千切りにする。
(2)鍋に油をひいて肉、生姜を入れ、砂糖を振りかけて炒める。
(3)残りの調味料を入れ、混ぜながら水気が無くなるまで煮る。好みで一味を少々。これは美味くて写真を撮る間に食べてしまった。
3.新生姜の佃煮
生姜 500g
ちりめんじゃこ 50g
醤油 100cc
みりん 150cc
酒 150cc
昆布 ひとかけ
ごま 少々
(1)生姜は皮をむいて千切りにする。
(2)酒に昆布を入れて煮きる。醤油、みりん、生姜、じゃこを入れて煮汁が無くなるまで弱火で炊く。好みで一味を少々。
(3)食べる前にごまを振る。
500gは多すぎた、ちと塩辛くて喉が渇く。
一昨年は生姜御飯を炊いたが人気が悪く、今年は取りやめ。スームさんの奥さんが生姜の砂糖漬けのお菓子を作ってくれた。これは懐かしい味である。
今夜は厚揚げに摺り下ろして食べたが、予想外に繊維が少なく、水気も少なく美味しく頂いた。これは収穫後2日ほど干した効果かな。いずれにしてもこれだけ楽しめば新生姜、保存しなくてもいいみたいだ。来年も作ろっと。
今日のじょん:京都銀行のCMに連獅子が出てくる。じょんも得意の連獅子やってるのだが、カメラを向けると止めちゃった。