晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

続・弥仙山に登る 11/24

2010-11-24 | 山・峠

2010.11.24(水)曇

 昨日山から帰ってTVを見ていたら「山ガール」ってのが流行ってて、六甲でイベントが行われ、若い女性がおしゃれして大行列をなして山登りをしているニュースがあった。同じ山登りでもえらい違いだなあと思いつつ眺めていたのだが、あの列の中に混じった日にゃあ化粧の臭いがきつくて呼吸困難になりそうだな。
 さて、登頂後だが日置谷への下りも直降で、夕べからの雨でぬかるんでおりかなりつらい。ストックや杖が役に立つ。私の場合登山靴といってもMTB用でグリップが弱いので足の負担が大きい。ところどころ紅葉のきれいなところもあったが、全山一面というようなものではなく、ポイント的なものでカメラに納めるようなものでもない。展望もところどころ開けるが、足下にばかり注意しているのであまり印象に残っていない。嫌というほど下って、小一時間で回遊コースとの分岐に出る。ここからは傾斜は緩く、小さなこぶを越えてゆくプロムナードコースである。熊笹、紅葉、落葉樹の景色は私の最も好きな感じで、落ち葉の上を歩いてゆくのもなおよろしい。 Img_1801
Img_1802 



 分岐から30分ぐらいで元権現跡という小広場に出る。引地あたりから念道までの上林川が見え、和知との境界の稜線、そして幾重にも南西方面の山影が見える。西の方に望めるのが蓮ヶ峰(はちがみね)のようだ。ちょうど昼時なので昼食とする。弁当はスタート会場で買った松茸弁当、300円である。ここで食べないと持って下りることとなる。Img_1805Img_1804 Img_1810 
 



 ここから先は何となく里が近いぞという感がしてくる。途中奇妙なものを見つける。といっても私には見慣れたものだが、キヌガサダケの残骸である。溶けて無くなってしまうキヌガサダケがなぜこの時期にあるのか不思議でしょうがない。我が家に出るものは7月ですっかり姿を消しているのにだ。Img_1811Img_1812   

尾根が左に廻る辺りに、君尾山へという道標に合う。その道が本来の修験の道なんだろうが、荒れていて行けそうにもない。もう少し下ると右に神谷(こうだに)へ下りる道もあった。これはなんとか行けそうだ。そうこうしているうちにぽっかり日置谷の林道に出て、上林小学校の下に飛び出す。
 観光センターで下山確認の届けをして、同日行われている文化祭を見に行く。サーキさんが尺八の演奏をされているというので会場に行くと丁度演奏の真っ最中だった。膝が笑う直前だったので、綾部温泉に浸かって帰る。帰るとサーキさんのおみやげの焼き鳥が待っていた。いやービールと焼き鳥のうまいこと。

今日のじょん:今年は熊出没もさることながら、イノシシの害も例年よりきつい。じょんの散歩ルートの念道橋の手前土手は道が崩壊するほど掘り起こされている。さすがのじょんも呆れかえっている。Img_1823 

 
 

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弥仙山に登る 11/23

2010-11-24 | 山・峠

2010.11.23(火・祝)雨

  弥仙山、改心の道を歩くイベントが例年23日に行われているのだが営業日で参加できなかった。今回火曜日の定休となったのでさっそく申し込んで参加した。「改心の道」遊歩実行委員会が主催されているもので、弥仙山を回遊するコースと日置谷(へきだに)に下山するコースがある。改心の道とはいかにも私にぴったりの命名だが、実は君尾山に由来する天狗の改心という伝説から来ているそうだ。元々君尾山仁王門から弥仙山につながっている道のようで、修験の道だろうと思う。
 中上林の観光センターか上杉の総合運動公園に集合し、於与岐の弥仙山登山口にシャトルバスで送ってもらうこととなる。会場では豚汁やぜんざいなど出発前の食事も充分である。Img_1795

会場で焼かれていたイノシシ。


タイム
弥仙山登山口スタート 9:26
於成神社石段下    9:57~10:05
弥仙山頂        10:40~10:47
日置谷コース分岐   11:37
元権現跡        11:54~12:11 昼食
日置谷着        13:15

於与岐も弥仙山も行ってみたいと思いつつ機会が無かったところなので、きょろきょろと観察する。天気が悪いので陰気に映るが、実は明るい谷だなあという感じだ。会場ではイノシシの丸焼きなんかが焼かれていて、いかにもという感がしたが、出発間際に本物のイノシシが目の前を横切り、なんとも臨場感たっぷりである。すぐに左手に水分神社(みくまり)が現れる、女人禁制の時代には女性はここまでのお詣りとなっていたそうだ。Img_1792

水分神社の右の狛犬は子供を抱いている。これは上林の室尾谷神社と同じだそうだ。


 谷川に沿って紅葉を楽しみながら登って行くが、結構急登で寒い朝でもあっという間に汗ばんでくる。143段の石段下でパーカーを脱ぎ上り詰めると於成神社がある。この神社の祭神は彦火々出見命、木花咲耶媛命の子でいわゆる山幸彦である。山頂の金峰神社には木花咲耶媛命が祀られており、水分、於成、金峰という構図は吉野の山上岳の縮図と言われている。このことは弥仙山が修験の山であることを如実に表している。
 於成神社を過ぎると谷筋から離れるようになり、やがて植林の道から闊葉樹の道に変わる。風も強く気温も下がるが直登の山道は汗をかくほどだ。頂上に近づくとさすがに寒くなり、ふたたびパーカーを着る。頂上には金峰神社があり、展望も良さそうなのだが、生憎の天気でよく見えないし、寒いので早々に後にする。つづくImg_1799 Img_1800

頂上の金峰神社と展望。


今日のじょん:山から帰ってきたら、ワンワンと鳴いている。どうも不審者と勘違いしたらしい。じょんだけが留守番しているときは絶対に鳴かないから、かみさんと二人で留守番の時はそうなるのかなあ。それにしてもあの尻尾の振りようは、本当に嬉しそうだ。
     

 

 

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