晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

新米比べ 11/22

2010-11-23 | 食・レシピ

2010.11.22(月)雨

 綾部市立病院の入院患者で御飯に対し文句が多いのは上林の人だという話がある。意味深といえば意味深だが、微笑ましい話でもある。それだけ上林の人は美味い米食ってるということだろう。
 先日都会から上林にUターンしてきた人がおもしろい話をしておられた。自分自身は上林で就職するまでを過ごしたのだが、これほど上林の米が美味いことを知らなかったと言うのだ。つまり上林に帰ってきても都会時代に食べていた米を注文してとっていたということだ。子供時代には米の味がわからないのかもしれない。私自身も子供時代の米が美味しいとは感じなかったように思う。むしろ、石なんかが多くて嫌な感じを持っていた。
 とにかく上林の米は美味い。しかも都会で買うよりもずっと安く買って、玄米で買って摺って食べるから余計美味いのだと思う。上林の米の美味さは粘土質の土壌と山の冷たい水だそうだ。なるほどと納得するのだが、その実何で美味くなるのかは解らない。きっと人間の味覚というのは複雑怪奇なものなのだろう。上林の米でも美味いのとそうでないのとある。もちろん購入した時期にもよるのだが、その地域、その土壌、水の加減もあるのだろう。とりあえず購入可能なところで最も美味しいと感じた米を購入しているが、先日吉右衛門が食べてみて、自分の作った米の方が勝っていると豪語した。そこまで言うなら持ってきてよと言ったら、後日おしゃれな袋に入れて持ってきた。Img_1788 早速食べると、確かに美味い、ねばりがあるのだ。専業農家で米作りのプロが作った米と、今年初めて何も知らない素人が作った米と勝負して、素人に軍配が上がった。田んぼも違えば製法も違うだろう、天日干しとコンバインの違いもあろうかと思う。そんな論議をしているときにひょんなことから魚沼産のコシヒカリが手に入った。魚沼産コシヒカリなんていうと、生産量より流通量がずっと多いそうだ。つまり偽物が横行しているようだが、今回のは現地の人から購入したとかで、本物だそうだ。噂に聞く魚沼産コシヒカリを食するのは生まれて初めてのことである。期せずして三つの新米、品種は同じくコシヒカリを食べ比べる機会が出来たわけだが、まず米の状態を比べてみよう。今年の米は白っぽいところが多いと聞く、確かにどの米も多い。粒の大きさはどれも変わらないようだけど、黒いのが混じっていなくてきれいなのは魚沼産、そうでないのが上林の二種なのだ。Img_1787

 左から、上林引地産、新潟魚沼産、上林小田産


 ところが炊いてみると魚沼産のは妙に粒が小さい、そして食感が悪い。ここで御飯の美味さとは味覚だけでなく、膨らみ方などの炊きあがり具合、つまり食感も大いに影響するものと気づく。よく寿司の美味さはしゃりにいかに多くの空気を含むかなんて言われる。いやあ御飯の味は奥が深い、今回の味比べ、上林産に軍配を上げたい。

【作業日誌 11/22】
畑にセンサライト設置

今日のじょん:朝のぽんぽこぽんにジャンプをプラスして、ぽんぽこジャンプを教えている。ボールを咥えて、丸太越えをして帰ってくるという高等な技だ。人が居て誘導すれば出来るが、勝手にやらすと出来ない。根気よく教えるっきゃないか。Img_1567 この丸太をジャンプして帰ってくれば合格なんだが、、、。

コメント
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