常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

柳川下り観光

2012年11月18日 | 旅先の風景

待ちぼうけ像 白秋を偲ぶ

 

 

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信州松本空港から福岡へ

2012年11月18日 | 旅先の風景

16:30 夕映えのアルプスを背に飛び立つ FDA203

諏訪湖を眼下に飛行

伊那谷

雪の駒ケ岳を一跨ぎ

18:15 福岡空港に着陸

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九州博多へ

2012年11月15日 | 常念100景

常念新雪

松本に定期便が飛ぶ飛行場があることを知らない人が多いかもしれない。

毎日 札幌、福岡往復が1便づつ快適に飛んでいる。

しかし 地方空港発着便の搭乗率は極めて不安定であるらしい、地方自治体も躍起になって利用促進を呼び掛けている。

それに便乗したわけではないが、今日から3日間の予定で九州博多にゆく事になった。

しかし、旅程はどうしても運航時間に合わせなければならない。

16:30発に搭乗し、福岡着は18:15分 中洲で食事してホテルへ

二日目は大宰府天満宮参拝 柳川下り観光  3日目は福岡発10:30分  松本着11:50 昼飯は家で食べられる。

陸の新幹線を使えば約6時間かかるが、空を飛べばわずか90分である、頑張りのきかない高齢者には有り難い事もあるが、物足りなさも感じる。

本日は素晴らしい天候に恵まれ、新雪のアルプスを眼下に眺めることができるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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安曇野湖出現

2012年11月15日 | 季節の便り

 

氷点下に下がった朝、市街地は霧海の底に沈む、城山と呼ばれる丘陵地が半島のように伸び、霧の海に落ち込んでいる。

その昔 この盆地は広大な湖だった、言い伝えによれば、童子泉子太郎が母なる犀竜(サイリュウ)神の背に跨り、

この湖の北方に立ちはだかる岩山を突き崩し、水路を開き、湖底を沃野に変えた。

初冬 万物が川霧につつみ込まれた情景は、古に存在したという湖を彷彿とさせる。

安曇野を経て善光寺平に流れ下る一級河川は犀川である。

泉子太郎の像 国史跡弘法山古墳麓 子太郎公園内(松本アルプスライオンズクラブ建立)

 

 

 

 

 

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落葉の季節

2012年11月14日 | 季節の便り

 

幾重にも重なった低山の向こうに、爺ケ岳、鹿島槍、五龍、白馬連山に続く雪化粧した北アルプスが見える。

ケヤキの乾いた黄葉は風が吹く度に、群雀が飛び立つように舞い上がり、そしてあたりに降り注ぐ。

上空から幾百 幾千とも知れない枯れ葉が夕日の中を舞い落ちる景色は寂しかった。

空中で落葉を左手でつかむと幸運が訪れるという、目星をつけた落葉は風に流されて、左手はいつも空をつかんでいた。

もうしばらくすると枯れ葉は、迷い雪の一片二片を道連れにしてやってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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アジア賞 日本語作文コンテスト

2012年11月13日 | ワイズメンズクラブ

 村の鎮守の社叢と本殿

鎮守の森が神々しく映える季節である。

茅葺の本殿はかなり貴重らしいが、もう限界だろう。

茅葺職人が激減し、技術継承が途絶えてしまった。

材料の茅を育てる茅場が森林化し、材料の入手が困難なこと、銅板葺きに比べ耐久性が低い等々

所属する小さな奉仕団体の、ささやかな支援事業「日本語アジア賞作文コンテスト」の募集が締め切られて、27編の力作が集まった。

「アジア賞」はアジア各国から信州大学と松本大学に留学する私費学生への支援事業として創設され、本年で第14回を数える。

今年も中国、韓国、ベトナム、モンゴル、台湾等アジア各国の学生から応募があった。

一読して、今年も応募者の日本語レベルは非常に高いと思った。

留学生の多くに共通する、アルバイトで生活を支えながら勉学に勤しむ姿と、そして文章に表現される真摯な生き方に共感を覚えた。

 

 

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朝霧に包まれる林

2012年11月12日 | 季節の便り

 

初冬になると川面から発生する朝霧が、市街地をその中に沈め、霧の量は順次せり上がってくる。

やがてこの里山付近にも白い霧が幾筋か流れこんで、黄葉の木々が乳白色の薄いベールに包まれる。

林の中から小枝を踏み折る音がして、霧の中から美しい角を持つ牡鹿の現れる景色を描きつつ、共利共生を思った。

 

知人の葬儀は、陽が昇り、霧が消えた小春日和の中で行われた。

故人は、雄弁の上に行動力が備わっている天性のリーダーであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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朝焼けは雨

2012年11月11日 | 季節の便り

 

朝焼けは雨降りの前兆という。

それは比較的高い確率で当るように思う。

今朝は桜の紅葉と張り合うように東の空が燃えた。

案の定 午後からの時雨は、時おり霙交じりの冷たい雨になった。

急死した縁者の家系が絶えて、間もなく解体される家の仏間の霊を慰める為、菩提寺にお願いして、仏具の魂抜きをした。

空は暗い雲に閉ざされて、鬱蒼と茂る木立に囲まれた廃屋の仏間は、既に電気を止められ、暗い冷気が満ちていた。

それぞれの縁を持つ5名が集まった法要は、重い沈黙の中を進み、障子を開け放った薄明かりの中に、住職の読経が時に激しく流れた。

この家を五代を遡れば、初代の生誕は安政5年(1858)11月25日と記されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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街の灯

2012年11月10日 | 来し方

街まで約1里(4K)、歩いて1時間かかる。

子供の頃、街は異郷だった、秋祭りに合わせて広場にサーカスのテントが建った。

丸天井から下がった大ブランコに乗るのは、人さらいにさらわれた子供たちである。

見せる笑顔の裏で泣いている可哀そうな人なのである。

失敗したら、先の舞台で猛獣を打った大きな鞭でぶたれる。

無事に終わるのを見届けて肩の力を抜くとため息がでた。

テントの外は薄寒い、短い秋の日を背中に受けて家路を急いだ、長い影法師と道連れて

振り返ると街の灯がチロチロと瞬き始めた。

 

 

 

 

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曇りガラスが紅くにじむのは?

2012年11月09日 | 季節の便り

 

明け方 曇りガラスの向こうが、夜の巷に似て紅く染まるのは紅葉の仕業である。

紅い光がにじむ格子戸をあけると、数人掛けのカウンターがあって、焼き鳥と、味が良く浸みたおでんだけが売り物の店があった。

明かりが消えて久しい  どうしているだろう。

 二日続いた強い霜の後、ずっと心地よい小春日和が続いて、庭の紅葉は多少の枯れ葉が混じるけれど、絢爛とした色彩は少しも衰えない。

めまいがしそうな、底知れない空の色に張り合うように対峙している、紅葉と花の違いを思う。

週末がまた巡り来た。

 

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