氷点下に下がった朝、市街地は霧海の底に沈む、城山と呼ばれる丘陵地が半島のように伸び、霧の海に落ち込んでいる。
その昔 この盆地は広大な湖だった、言い伝えによれば、童子泉子太郎が母なる犀竜(サイリュウ)神の背に跨り、
この湖の北方に立ちはだかる岩山を突き崩し、水路を開き、湖底を沃野に変えた。
初冬 万物が川霧につつみ込まれた情景は、古に存在したという湖を彷彿とさせる。
安曇野を経て善光寺平に流れ下る一級河川は犀川である。
泉子太郎の像 国史跡弘法山古墳麓 子太郎公園内(松本アルプスライオンズクラブ建立)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます