常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

一週間ぶりの対面

2009年12月22日 | 常念100景
常念 12月22日 6:50



冬型の気圧配置が崩れて、久しぶりに常念が姿を見せた。
朝6時50分 常念の頂が淡い紅色に変わって、みるみるうちにその面積が拡大してゆく。
冬の常念の一番美しい光景である。
気温は下がってー6.5℃をさしている。
いつも対になって画面を引き立てる槍ヶ岳はまだ雪雲の中にある。
今日は待望の冬至、明日から米一粒づつ太陽が復活する。
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路地2

2009年12月21日 | 季節の便り
太陽をさえぎる林
 


お客は居なかった、狭いカウンターの内側で女将は一人お酒を飲んでいた。
「前を通ったら明かりがついていたので寄ってみました、もう店は、やってないと思っていました、みんな昔のままですね」。
「何度もやめようと思ったのだけれど、古い常連さんに励まされてね、でも櫛の歯が欠けるように皆さん居なくなってしまってさ、私も87だからねえ」としみじみと言った。
私は熱燗の杯を傾けながら、遠い日のことを思い出していた。
「先代会長が亡くなって、もう13年になります、会長とよくここにお邪魔して、おでんをいただきました、モツ煮もおいしかったなあ」
ひとしきり昔話で盛り上がった店を出た。
「本当によく来てくれた うれしいよ また訪ねておくれよ」女将の目も声も潤んでいた。
お酒のせいもあるけれど、頬にあたる風が心地よく、暖かい気分で次の会場まで歩いた。


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路地

2009年12月20日 | 季節の便り


夕刻 忘年会会場に向うため松本城外堀に沿って片端通りを歩いていた。
遮るものがなく真っ向から襲いかかる寒風にたまらず、吹きさらしを逃れて路地に曲がる、強い風が家並みに遮られ、風圧から解放された体は急に軽くなり、ほっとする暖かさが戻ってくる。
狭い路地の一角に、古い格子戸から遠慮がちに明りが洩れてくる小さな居酒屋があった。
路地に曲がった時から、もしかしたらと期待する気持ちはあったのだけれど、現実に洩れこぼれる灯りを目の当たりにすると時間の秩序が崩れてしまった。
建てつけの悪い格子戸をあける、当時の作りのままの店内は何一つ変わってはいない、かすかに灯油の燃える匂いがする石油ストーブもそのままである。
カウンターの女将がびっくりしたように顔をあげた。


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初積雪

2009年12月19日 | 季節の便り
初雪

朝までに2センチほどの雪が積もって、あたり一面真冬並みの寒気団の底に沈められた。
日の出前 神社の杜で争うように鳥達が騒いでいた、初めて雪を見る若鳥なのであろう。
竹箒で道路の雪を掃いた、氏神様の鳥居前で折り返し、薬師様の御堂までおよそ200米ほどはあるかもしれない。
この程度の雪なら運動だけれど、15センチを越えたら労働で、20センチを越えたら重労働になる。



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冬至のころ

2009年12月18日 | 季節の便り
来年は枯れススキの斜面にワラビを移植する。

見晴るかす山の頂付近が、白く霞んで見えるのは吹雪のためである。
平地にも時折風にのって綿虫のような雪が舞った。
22日は冬至、1年で一番夜の長い日とされている。
嬉しいのは、この夜を境に日ごとに昼が長くなり、太陽が南の低い位置から、中天に向かって移動を始める。
米一粒づつ、たゆまず太陽は復活する。
冬至には小豆の入った南瓜団子を食べる。
これは南瓜と小豆が入ったスイトンである。
このスイトンは冬を元気に過ごす妙薬で、薬効は私が保証する。



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チョコベース 子供は遊びの天才

2009年12月17日 | 季節の便り
クリスマスが近い

知り合いのブログに子供たちが野球に興じている様子が写真入で紹介されていた。
写真で見る限り、野球というよりチョコベースに近い遊びに思える。
チョコベースの球は布を芯に糸を巻いた糸毬、捕球は素手、バットは掌である。
塁は1塁 2塁 本塁の三角形 小さな空き地があればどこでもグランドになった。
チーム対戦ではなく打撃順番制で打者、走者以外は全員守備に就く。
守備より打つことがはるかに楽しかったから、打順が回ってくると喜び勇んで打席に立った。
しかしヒットを放つのは難しく簡単にアウト、肩を落とし、打席に未練を残して守備に戻った。
チョコベースは野球をヒントに子供たちが発明したスポーツだったように思う。
とにかく素手で競うチョコベースは楽しかった。
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四角い紙風船

2009年12月16日 | 常念100景
新雪

大黒柱に打ち込んだ釘に渋紙の大きな袋がかけられていて、中には家庭常備薬が詰まっていた。
富山から毎年来る薬屋さんからの預かり物である。
中身は急に応じて自由に使うことができる、例えば夕食に食べた鯖が少し痛んでいたらしく、お腹が痛み出した、そんな時重宝するのが大黒柱の常備薬である。
中でも白い丸薬「毒消し」は万能薬で、大抵の毒を消す医者いらずであった。
欲しいものが、欲しいとき、欲しいだけ使える便利なシステムで「カンバン方式」の源流である。
春になると薬屋さんが、使った薬の代金回収と補充のため家々を回り、土産に四角い紙風船を置いて行った。

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お乞食さん

2009年12月15日 | 季節の便り
南天(難転)

師走に入ると、ぼろをまとったお乞食さんが、小さなリンを鳴らして家々の門口に立った。小さな音でありながら、リンの音色は泣きたいほど切なくて、幼子は母親の影に隠れた。
米櫃から小皿に僅かな米をすくって差し出すと、お乞食さんは首にかけたズタ袋の口を開く。
恐る恐る袋に皿の米をこぼして、怖いもの見たさで顔を上げると垢と髭にまみれた顔の奥に子供を震え上がらせる光る眼があった。
今でもお乞食さんに追いかけられる夢を見ることがある。

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アジア賞

2009年12月14日 | 季節の便り
アジア賞会場

私が所属している松本ワイズメンズクラブは、毎年地域の留学生を対象にした作文コンテストを主催している。
今年は、34編の応募があり、昨日13日 11回目の表彰式を行った。
松本市内で審査員、留学生、大学関係者、クラブ員等が集い盛大に行われた。
外国語を使って自分の意見を正しく伝える難しさは、私にとっては想像を絶することである。
二十歳代の瑞々しい文章に触れて、忘れ物を思い出したように背筋を伸ばした。
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室内の花

2009年12月13日 | 季節の便り
ルエリア マクランサ

花が咲いているルエリアを頂いた。
最初 冬の室内に置く鉢植えで、一押しの逸品として頂いたのだけれど、なぜか蕾が付かない。
それからフランス語のような名前を覚えるのに四苦八苦した。
そのこと等を話したら、哀れに思し召して現役の一鉢を届けてくださった。
やっぱり話してみるものだ。


セントポーリア

スミレ色の二輪草のように咲いた
しかし 先日ソット見せていただいた、実家の色艶が良くコジッカリした物に比べて、ちょっとひ弱な感じは否めない。





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