或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ピエール・エルメ

2008-02-16 04:56:17 | 600 グルメ
一昨日は毎年恒例のバレンタインデー。冬というのは、若い頃は仲間と毎週のようにスキーをしたり、子供が小さい間は雪遊びに連れて行ったりと、それなりに楽しかったけど、最近はイベントがまるでなくて、ただひたすら過ぎるのを待つだけ。そういう意味ではバレンタインデーとかホワイトデーは、何かしらの刺激という意味でこの時期のイベントとしてアリかもしれない。

とは言え家族以外からもらうことがほとんどないし期待もしていないので、新たな刺激はなく健全で平穏であるのは確か。そんな中で一番の楽しみといえば娘からもらうチョコレート。ブランド好きの自分の性格をよく知っていて、毎年こだわりのチョコを選んでくれる。今年はピエール・エルメ(Pierre herme)のボンボンショコラ9個セット。もちろん知らないし食べたこともなかったけど。

HPを見ると有名なパティシエのお店らしい。若い時から注目され1998年には自己のブランド、ピエール・エルメ・パリを出店しスイーツ界のピカソと称されているのだとか。うーん、ピカソねえ。革新的でモダンという意味なのだろうか。それにしてはパッケージの外観もチョコのテイストもいたって地味。入れてあった紙袋もごくフツーで目立たなかった。

バレンタインで思い出すのはリチャード・ロジャースの名曲“My funny Valentine”。チェット・ベイカー等のヴォーカルも良いけど、今日紹介するのはキース・ジャレットのピアノ。この曲の演奏が入った3枚のアルバムを通して1983年にスタートしたスタンダーズトリオの歴史を辿ることができる。最初の「Still live」(1986年)はミュンヘン、次の「Tokyo ‘96」(1996年)は東京のライブで、何故か共にソロピアノ。この頃は使う和声にもこだわりがあり、ドビュシーやラベルの影響も感じられて、ある意味で格調高い雰囲気が漂っている。ちなみに東京のこの日のライブを皇太子ご夫妻も鑑賞されたとか。皇室とジャズなんてひと昔前は想像もつかない組み合わせだよなあ。

最後のアルバム「Up for it」(2002年)は南仏のアンティーブでのライブでこちらはピアノトリオ。ほとんど”素”で演奏していてジャズ本流のど真ん中。リラックスした中にトリオの完成度は極めて高い。アンティーブといえばピカソがアトリエを構え、女流画家フランソワーズ・ジローと一緒に生活をしていた町。そうか、今日はピカソつながりか、なんてちょっと強引だったかも。

Still LiveStill Live Tokyo '96Tokyo '96 Up for ItUp for It

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2 コメント

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Unknown (とど)
2008-02-16 10:52:11
緊急業務メール、入れておきました。
ご確認ください。
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確かに・・・ (ハンコック)
2008-02-17 07:16:18
緊急だった。メールを見るのが遅かったから1枚は売り切れだったから。でも別の1枚ゲットできたから良しとしなくちゃね。一応入荷したらメール送信されるようにしておいたけど。

貴重な情報をありがとう。
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