或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Metropolitan Museum of Art

2011-10-15 06:35:45 | 870 米国紀行
フリック・コレクションを堪能した後で向かったのがメトロポリタン美術館。すぐ近くだし、せっかくならセントラル・パークの中を通って歩いていこうと。高い木立の影づたいにおよそ20分。それでも真夏の太陽が照り付けてかなり汗ばんだ。ここは十数年振り。とはいっても前回は絵画に目覚める前だったので、何を鑑賞したのかほとんど憶えていないという情けない状況。

美術館に到着すると入口につながる階段には多数の観光客が。まあニューヨーク観光では外せない場所だから。館内はとてつもなく広いので、今回は事前に何を観るのか大体の狙いを定めていた。とりあえず1Fの一番奥のロバート・リーマン・コレクションへ。リーマンと言えば、あのリーマン・ショックが有名。まさに”つわものどもが夢の跡”。それに続き本命の2階フロアへ。

とりあえず忘れないうちにフェルメール巡礼へ。係員へ尋ねると、フェルメールの展示は4点。上の写真の「水差しを持つ女」(1662-1663)と「少女」(1666-1667)が同じ部屋で、「眠る女」(1657)と「信仰の寓意」(1671-1674)は各々別の部屋に。探し当てるまでがややこしかった。「リュートを調弦する女」(1664)が貸し出し中だったのは残念だったけど、まあ4点だけでも大満足。

その後で印象派のフロアへ。あるわあるわ、ゴッホ、ルノアール、モネ等の名作が目白押し。他にボナールやスーラも。とにかく作品の数が半端じゃない。そんな中で強く印象に残ったのが下の写真のゴッホの「アイリス」(1890)。この圧倒的な迫力はどうだ。ポール・ゲッティ美術館やゴッホ美術館にある同じ画題の作品もそうだったけど、”アイリス”の虜になってしまった。

悔やまれたのが、最も期待していたピカソの「ガートルード・スタインの肖像」(1905-1906)が展示されていなかったこと。ピカソの展示は多かったのだけど、この作品は貸し出し中だった。まあこれだけの規模の美術館ともなると、貸し出しなんて日常茶飯事だからなあ。ともあれ、何を見たのかすぐに記憶から消えてしまうくらい膨大なコレクションを堪能。正直疲れたけど。




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