或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

タチウオ

2009-02-04 06:09:41 | 400 釣り
この日曜日に友人2人と船釣りへ。普通は土曜日だけど今回は仕方なく。理由はどの遊魚船も予約が満席で取れなかったから。1月末から2月いっぱいは瀬戸内海のタチウオ(太刀魚)釣りの最盛期。イワシやキビナゴを追って晩秋に沿岸部に入り、年を越すと今度は逆に沖の深場に戻っていく。その時に集結するポイントがあって、今回の愛媛県中島周辺もその一つ。

昔は岸からよく釣った。夜しか釣れなくて、夕方から真夜中まで半夜ぶっ通しというのもよくやった。アタリがあると赤い電気ウキがすーっと水中に沈んで、そこからがお楽しみ。およそ1~2分ぐらいじっと待っているとウキの動きが速くなる。そこで合わせると強い引きが。さらに水中から引き上げる時手にズシンくる重い感触がたまらない。いや、懐かしいなあ。

だけど最近は贅沢になってもっぱら船釣りばかり。特にジギングを憶えてからは、その楽しさに完全にハマったから。特に今回は特別。というのもこんなに沢山の船が毎年集まるのはこの場所だけ。集まるタチウオの数が半端じゃないし、それを狙いにくる船の数も半端じゃないということ。ざっと数えただけで50槽ぐらいは集結していた。しかもどの船もガンガン釣り上げている。これはねえ、かなり壮観。なんか見ているだけで獲物を狙う本能がめらめらと燃え上がるというか、そんな感じ。

心配していた前日からの風も徐々に弱まって、昼頃には絶好の釣り日和。釣果は80~120cmが18本。いわゆる指4~5本サイズ。上の写真はその中の一匹。左側のオレンジ色がメタルジグという擬似餌。右側の黒色がプラスチック製の専用ペンチ。歯が鋭いタチウオ釣りには必須のグッズ。これまで暴れて指を切られたのを何度見たことか。切れ味はそこらのナイフ以上で、しまったと思った時には既に遅く、たいがいキズが深く血が止まらない。でも気をつければ、こんな面白い釣りはない。

巨大な船団と刀のように銀色に輝くタチウオ。瀬戸内海の真冬の風物詩ってところ。



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