或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

そらまめ

2014-06-12 08:04:47 | 600 グルメ
このところすっかりハマっていたのが空豆(ソラマメ)。きっかけは夕食の食材を買いにスーパーへ行った時、一緒にいた友人が、「これ、美味しいのよ」と薦めてくれたこと。それまで空豆って乾き物でしか食べたことがなく、騙されたと思って買ったら、その日の夕食時に友人が酒のつまみとして、さやごとオーブントースターで焼いてくれた。すっごく美味しかった、これが。

さやから取り出した3cm程の大粒の空豆を塩につけて食べるだけ。決め手は焼き加減と塩。焼きが弱いと生臭いし、強いと水分が飛んでしまい、しっとりとした風味がなくなってしまう。だいたい15分ぐらいかなあ、さやの表面が黄色くなった時が食べ頃。最初は、定番の伯方の塩とフランスで買って帰ったハーブ塩の2種類でトライ。その日が洋食だったので後者が良かった。

それからというもの、店先に並んでいるのを見つけると必ず買うようになって。黒ずんでいて見栄えが悪いのもあるけど、全く問題なし。もともと高価なものではないし、大量に買ったと思っても食べる部分は少ないしで、いつもオトナ買いをしたような。だけど6月に入って急に店先から消えてしまって。調べると中国地方では4月から5月ぐらいが旬で時期的に短いらしい。

すっかり空豆好きになった頃、別の友人と寿司を食べに繁華街へ繰り出したのだけど、カウンターの隣の席で焼いた空豆を食べているのを見つけて。すかさず自分も注文。これが上の写真なのだけど、さすがにプロ。皮の焦がし方がシロウトの自分とはずいぶん違っていて。焼き加減といい、食感といい、それまでで最高の味を堪能したかな。この寿司屋というのが流川通り沿いにある「おゝ井」で、その後で食べた刺身や握りも絶品で、久しぶりに極上の美味しい寿司を堪能したかな。

それで今回記事を書くにあたって空豆について調べてみたら、世界最古の農産物らしくて、なんか食べている時に感じる究極の素朴さみたいな感覚は、ひょっとしてそういうところから来ているのかなと。ますます空豆好きになりそうな気がした。