或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ARIETTA HOTEL

2012-09-15 12:36:21 | 900 その他
そうそう、このあいだ出張で東京へ泊まった時の話。東京でのホテルをどこにするかは、いつも悩みの種。ちょっと立地が良かったり、間取りが良かったりすると、あっという間に1泊1万円を超えてしまう。いつも予約は”じゃらん”だけど、そこでよく利用しているのがマイステイズチェーン。浜松町かお茶の水。だけど予約するのが遅かったのか空室がなかった。

”禁煙+インターネット+朝食付き”で検索していて見つけたのが、五反田にあるアリエッタホテル。なんかシャレていそうだなと。価格も7千円以下でリーズナブルだし、場所も駅にそこそこ近いし、歓楽街の中でもなかったので、ここに決定。実は五反田界隈のホテルはけっこう利用している。小さい駅なので動き易いというのもあるし、安いホテルが多いというのもあって。

それで当日の夜、山の手線を降りたらホームにいきなり立ち食いそば屋があったので、そこで夕食を手軽に済ませてキャリーバッグをコロコロ引っ張りながら歩くこと約10分。思ったよりは距離があったけど。ホテルの前がオープンカフェになっているんだと驚きながらロビーへ入ると、ソファーは全てル・コルビジェのグランコンフォート。しかも色が定番の黒ではなくブラウン。

なかなかやるなと感心しながらキーを受け取って部屋へ。エレベータや廊下の造りも渋い。部屋に入ると、さすがに狭かったけど、センスの良さが随所に伺えて。フローリングのややくたびれた床がなんともいえないアンティークな雰囲気を醸し出していた。感心させられたのがシャワーの水栓。どこのブランドなのか分からなかったけど、水の出方が実に気持ちよくて。

これはねえ、おそらく建物や室内の装飾、装置、備品を含めて、全てのスペックをひとりのデザイナーが決めたのじゃないかと。それでないと、ここまで細部まで一貫してこだわれないだろうから。唯一がっかりしたのが朝食。質素なパンと飲み物だけ。その意味では欧米でよくあるパターン。だけどセンスの良さとコストパフォーマンスを考えれば大満足だったかな。