或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

墓所

2012-06-25 05:30:37 | 900 その他
母が他界して早ひと月。予想していたとはいえ、銀行や郵便局に残された預金処理の手続きでかなり手間がかかったなと思ったら、今度は墓所。分家なので墓を新たに建てなければならないことは分かっていたけど、親父任せじゃ無理だと分かったのが数年前。あてにできないので、カミさんと一緒に勉強のために近郊で売り出されている墓所を見て周ったりしていた。

今回真っ先に目をつけたのが市営墓地。確か年に2回ぐらい公募をしていたことを思い出して。市役所に行ったついでに管轄している部署へ行き問い合わせると、ちょうどその最中だった。昨年までは年2回だったけど、今年からは年1回に変更になったそうで、その募集期間が5月7日から6月4日まで。これはラッキーだなと。亡き母に感謝の気持ちで一杯になったけど。

募集案内をチェックすると、生前申し込み不可等の条件がいくつもついていた。まさに自分のために用意されていたというか、なんか運命的なものを感じたかな。早速必要書類を揃えて申し込み。今回の募集は30区画。希望者が多い場合は抽選に。昨年までの実績では、募集と応募の数がだいたい同じぐらいとのこと。絶対に当選したいという気持ちが強まってきて。

それで抽選会の当日、朝9時半過ぎに市役所の指定された会議室へ。決められた席に座りながら渡された書類を確認すると、応募者が30名未満ということが判明。これでハズレはなくなり一安心。後はどの区画になるか。ウケたのは抽選方法。なんとガラガラを申し込み順に回し区画を決めるというやり方。しかもその場でどの区画が当たったのかを発表するシステム。

そわそわし始めたのがこの頃。抽選なんて何時以来だろうと思ったりして。自分は26番で最後の方。隣りに座ったオバさんは角地が欲しいとか勝手なことを言っていたけど、自分は無難な場所ならどこでもぐらいの思い。それで自分の順番が来て引き当てたのが、今回の募集のちょうど真ん中に位置する区画。可もなく不可もなしといったところ。なんかホッとしたなあ。面積が2㎡(1.21m×1.66m)で永代使用料66万円、永代管理料12万8千円でトータル約79万円。永代管理なので子供に負担が発生しないのが気に入って。抽選会の終了後に、早速現場へ行って自分の区画を確認したのは言うまでもないけど。