或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ロードマーベル 36000

2012-04-21 05:43:38 | 520 アンティーク
5年前に、ヤフオクで落札したセイコーのロードマーベル36000全数字を記事にしたけど、今日はその続編。実はあれから同じ型式のものをさらに2つも落札していて。理由は最初の文字盤がリダンだったから。オーバーホール済みだし程度も良いしで文句のつけどころがなかったし、自分も気に入って愛用していた。だけどどうしてもオリジナルの文字盤が欲しくなって。

2個目はジャンク品を。どうせオリジナルなら、できるだけ焼けたようなビンテージ感が漂うものが良いかなと。落札して実際に手にとって眺めてみると、ネットの写真では分かりづらかったシミを数点発見。とりあえず風防を新品に交換して近所にあるいつもの修理屋でオーバーホールを。それで使い始めたのだけど、どうも茶色の焼けやシミが気になり始めて。

それで3個目はまともなものを。これで打ち止めだなと安心したのもつかの間。実物を確認すると、文字盤の周囲の塗装が数ヶ所剥がれていた。しかも竜頭が社外品。ヤフオクの写真では十分に確認ができなかった。文字盤そのものの程度は良いので、おそらく使っていて水が入ったのだろうけど、下地が黒いだけに剥がれが目立ってしまっていて。こりゃだめだなと。

それで修理屋へ修復を頼んだのだけど、塗装は専門外という言葉にいやーな予感がして、それが的中。戻って来たのを見ると、なんと白色の塗料で雑に塗っただけ。色合わせも何もあったもんじゃない。おいおい、そりゃないだろうと。結局ホームセンターで銀色のタッチアップを買って自分で塗装することに。まあシロウトとしては、やるべきことはやったという達成感はある。

デッドストックで純正の竜頭を追加で落札して、文字盤と一緒に組立を依頼すると、「塗装がうまいですね」と修理屋が申し訳なさそうに謝ったけど。なんだかんだあって完成したのが上の写真。出来栄えはまずまずかな。自分の手が入ったことで、逆に愛着が湧いてきていて。これに合わせるために買ったセイコーのサイドワニの光沢のあるベルトとの相性も良かったりして。