或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

新生銀行

2005-12-26 06:27:06 | 900 その他
ちょっと前に新生銀行で口座を開設しました。最近ネット通販の利用等で、引き落としじゃなく指定銀行へ振込むケースが増えてきて。手数料をネットで調べたら、新生銀行は他行への振込みが月5回まではなんと無料。東京三菱とか三井住友といった都市銀の相場が1回300円~400円なので絶対お得。それでこの間広島支店で手続きを。

中に入ってビックリ。通常の銀行のイメージとまるで違う。まさに海外の企業オフィスそのもの。なにせあの養鶏場のような窓口がないんですから。あるのは受付とソファーとブース、そしてキレイなお姉さん。腕章をつけたおじいさんはいたけど。(笑)

さらに驚いたのは、普通は申込書に記入して提出というパターンなのに、ここではなんとPCへの直接入力。お姉さんがサポートしてくれるけどキーのタイプはあくまで本人。手続後すぐに口座が開設されてその場でキャッシュカードを受領。通帳はなし。常識が覆されるというのはこういうことですね。

良かったのはカードが32色の中からを選べること。好きな黒で作ったのが上の写真。シンプルでいい感じ。2005年度のグッドデザイン賞とか。日経の顧客満足度ランキングでも2年連続の第1位。

でもねえ。気になったことが一つ。お年寄りの客とかもけっこういて、さすがに手続きにてこずってました。やりとりを聞いているとなんかシステムになじめず不機嫌そう。確かに普段PCに慣れてないと大変かも。暗にそういう客はお断りってことかなあ。

もともとこの銀行の前身は破綻した日本長期信用銀行。バブル崩壊後の公的資金注入で超有名。“ハゲタカファンド”と悪口をたたかれた米国の企業再生ファンド、リップルウッドが2004年に東証1部に上場させたのは記憶に新しいところ。なんか店でのやりとりを見ていて、この時の構図が脳裏をよぎりました。やり手の外資とついていけない日本。(笑)