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或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

SONY CDP-333ESD

2011-05-10 05:42:49 | 530 オーディオ
長いGWが終わってしまった。一昨年はフランス、昨年は英国と、長期の海外旅行を存分に楽しんだのとはえらい違いで、今年はほとんど自宅に引き篭もり状態。というのも何十年か振りにピュアオーディオに目覚めてしまったから。カミさんと娘が里帰りや旅行、はたまた仕事でいない自宅は、これ以上ない自分のオーディオのための空間でもあり、時間でもあったりして。

きっかけは、記事でも紹介したスピーカーの買い替え。JBL4312から、同じJBL4429へグレードアップ。これによる音質の変化はとてつもなく大きくて、音の密度やスピードが格段に向上したし、加えて低音の押し出しが恐ろしいくらい改善された。困ったのは音域バランス。時間の経過と共に冷静さを取り戻すとバランスの悪さが気になり始めて。低音がでしゃばり過ぎる。

アンプのトーンコントロールで低音を絞ってみたものの全体のバランスの改善にはつながらない。それからが苦難の始まり。低音がでしゃばるだけでなく締まりが悪いのが我慢できなくなってきて。とりあえずできることからトライしてみようと、CDプレーヤーを、DENONのDCD-1500ARから10年以上も使っていなかったソニーのCDP-333ESDに取り替えてみた。

すると低音がかなり締まったではないか。逆に中高域が荒くなったもののバランスの改善が嬉しくて。問題はCDのトレイの開閉ができないこと。使わなくなった理由もそれ。なんとかならないかといろいろ調べていくうちに見つけたのがヤフオクでのサービスパーツ販売。トレイをドライブするラバーベルトが2本あって、それがヘタっているのだけど、それらを単品販売していた。

すかさず2本組み800円を3セット購入。到着するやいなやベルトを交換。もちろんその前にプーリーを掃除したり、トレイの可動部にグリスを塗ったり準備は万全。するといままでびくともしなかったトレイが動き始めて。おいおい、もっと早く知っていればと笑いながらグチったけど。それから毎日使ってみて、たまにトレイが動かないけどご愛嬌かな。まずはオーディオ話の第1弾。

JBL4429

2011-03-23 06:05:01 | 530 オーディオ
今まで持っていたのが一生モノと惚れ込んでいたのに、どういう訳かオーディオ用の新しいスピーカーが欲しくなり、ついに買い替えてしまった。持っていたのがJBL4312で、買ったのがJBL4429。きっかけはヤフオク。自分が持っているスピーカーがいくらぐらいで取引されているのか興味を持って。調べるとだいたい2本で5~8万円。ブランド品だけに値がつくんだなあと。

買い替えの理由としては、購入して25年も経つのでそろそろスピーカーのコーンのエッジが破れるんじゃないかとの心配が強まったことと、残りの人生もそう長くはないので、憧れのホーンスピーカーを一度は聴いておきたいという欲求が強まったことの2つ。ブランドはJBLしか眼中になく、価格コムで調べると、2009年に4428が4429にモデルチェンジしていた。

価格は最安店で1本20万円。とりあえずどんな音なのか広島の市街地にある大手家電店のオーディオ売場へ。周囲が騒がしく中高域の特徴はよく分からなかったけど、低音の押し出しの強さはハッキリ確認できた。それからだんだん欲しくなっていったのは確か。次の休日には中古品の引き取り業者に電話しまくり状態。結局3万円で家に来て持って帰ってもらった。

そうなれば後は注文するだけ。最初は運送後に設置までしてくれる大手家電店にしようかとも思ったけど高い。結局は銀行振込特価で2本40万円の楽天の通販を利用。問題は1本32kgの代物をどうやって設置するか。2Fの居間までは運べたとしても2m近い高さにあるラックに載せるのが一苦労。それで近所の便利屋から1人来てもらうことに。1時間6千円もかかったけど。

ようやく設置できた後に、いざ試聴。端的に言えば洗練された音。4312の低音の抜けの悪さと中域の紙臭さが大きく改善されていた。ホーン臭さが意外に少なくて全体のバランスが良い。一方で荒さやダイナミックさが薄らぎ、逆に精緻で密度感が増してシャープな印象。とは言いながらも国産品とは一線を画していて、まさに現代のJBLサウンド。今の自分の好みにピッタリって感じ。

ということで、暇を見つけてはジャズに限らすクラシックまで持っているソースを聴き直している毎日。



Transcend MP330

2010-10-17 08:02:11 | 530 オーディオ
先日ネット通販で新しいDigital Music Playerを購入。台湾のTranscend製のMP330で内蔵メモリは4GB。これまでずっと使ってきたのがソニーのウォークマンなのだけど、充電したばかりなのに少し音楽を聴いただけでもう電池の消耗表示が出るという状況が頻繁に発生し始めたので、こりゃそろそろ電池が寿命だなと。まあこの手の充電式の宿命とも言うべきだろうけど。

最新のソニーの商品を調べると、USB直結タイプは1種類のみで、デザインがイマイチ。こりゃ困ったなとソニー以外にも狙いを拡大して価格コムで売れ筋をチェック。すると出てきたのがTranscendという初耳のメーカー。ちょっとどうかなと思ったけど、決めては値段。これがたったの3千円。黒いありきたりのデザインの外観も自分の好みだったこともあり迷わず決定。

商品が届いて実際に眺めると、確かにプラスチックの塗装といい、なんか安っぽい。ただしデザインや使い勝手はまずまずで、値段を考えると許せるかなと。付属のイヤホンは使わず、これまで使ってきたソニー製のチョイ高級品との組み合わせで聴いた肝心の音質は、これもやや安っぽい。イコライザで調整してようやく我慢できるレベルに。安物だから仕方ないか。

それで毎日通勤で使っているのだけど、サイズが大きくもなく小さくもなく、シャツのポケットにすっと入る。重量が想像以上に軽く、邪魔にならない。携帯電話とも真っ黒同士でファッション的にも統一感があっていいじゃんと、だんだん気に入ってきて。

そうそう、ウォークマン用の音源はMP3なのだけど、管理ソフトはソニーのSonicStageしか使えなかった。逆に今回の製品にはそれが使えなくて。そこで新たな管理ソフトとして選定したのがアップルのiTunes。無料でダウンロードして実際に使ってみると、これが断然使いやすい。CDをMP3で録音できるのは勿論、フォルダ管理もシンプルなのでプレーヤーとの相性も良くて。それならiPodを買った方が良かったかなとも思ったけど、なにせずっと高価だから。まあ当面はこれで我慢するつもり。

Transcend MP330

イヤホン

2009-01-30 06:15:37 | 530 オーディオ
最近インナーイヤーヘッドホンを買い替えた。昨年の8月に発売されたソニーのカナル型MDR-EX500SL。前のは2年前に4千円ぐらいで買った同じソニーのMDR-EX85SL。音質的に不満があった訳でもなく、壊れた訳でもなく、ただなんとなくたまたま。

つい先日娘がケーブルの断線で使えなくなって買い替えたのを知っていて、頭の片隅にイヤホンのことが残っていた。そんな時にメルマガにイヤホンの特集記事が掲載されて。その中で気を引いたのがシュアー(SHURE)製。懐かしいブランド名。オヤジ世代ではレコードプレーヤーのカートリッジで有名。自分もTypeⅢとか往年の銘記を今でも何個か持っているけど。

それでシュアー製を買おうとネットでレビュー記事を調べていて気づいたのが音漏れ。これまで使っていたのがてっきり密閉型だと信じていたけどオープンエアー型だと知ってビックリ。だからかなあ、通勤電車の中でたまに隣りの人から嫌な眼で見られたのは。日によって違うけど、確かにかなりの音量で聞くこともある。その反省をふまえて遮音性の良いものを選ぶことに。

どうせ買うなら音質の良いものをと、狙いを5千円以上1万円未満に設定。結局選んだのはシュアー製ではなくソニー製。理由はいろいろあるけど、決め手がいくつか。まずは音質で、クリアかつウォームでジャズ向きらしい。それと比較サイトの価格.comで売上ランキング第2位というのも安心感につながった。最後は価格。激安通販で7千円ちょっとまで割引されていて。

実際に聴いてみた感想は、音のクォリティ的には差があまりなかった。ただし音場の拡がりと定位の良さには格段の差が。音像が、前のが耳のすぐ傍にあるのに対し、今度のは一定の距離を持って前方にある。おそらく構造的な違いによるもの。娘に聴かせてみてもすぐに気づいたから。ということで満足しているけど、一番嬉しいのは通勤時に大きな音量で聴けることかな。

SONY MDR-EX500SL

JBL

2005-07-15 06:43:59 | 530 オーディオ
前回私がオーディオに興味を持ったいきさつをお話しましたが、今日は今使っている装置の話です。マニア度はそんなに高くなく、汎用品の中級といったところでしょうか。

アンプ:DENON PMA-2000Ⅲ /アナログプレーヤー:YAMAHA GT-1000+オルトフォンVMS20E /CDプレーヤー:DENON DCD-1550AR /スピーカー:JBL4312

一番思い入れがあるのがJBLのスピーカー。今でも憶えているのは、高校生の時ジャズ喫茶で初めてJBLの音を聞いた時。管楽器とドラムが腰があって強烈。音が乾いて抜けて。この頃私のJBL崇拝が始まりましたね。

それで今使っているのが上の写真の4312シリーズ。初期モデルでオールコーンが特徴。私にとって唯一のJBLで大のお気に入り。ただしくせがあるのでクラシックとかはだめですね。ですからジャズを気合いを入れて聴く時はこれを使って、いつもはPCやりながら自分の部屋でYAMAHAの小型モニター。

一番凝ったのは設置場所と配線。天井のすぐ下に台を作ってそこに設置。家を建てた時に台を壁に埋め込んでもらいました。スピーカーコードは壁の中を通していて、1m数千円の高級品。一世一代の贅沢です。この高い位置からJBLの音が出てくると、もうそこはジャズ喫茶やジャズクラブの世界。友人もこれだけは褒めますね。自慢です。(笑)

特に録音の良さが印象に残っているアルバムを2枚紹介しておきます。カウント・ベイシーの「Warm Breeze」(1981年)とハービー・ハンコックの「Quartet」(1981年)。前者は保有する数少ないビックバンド物。後者はVSOP類似のアコースティックジャズ。特に後者のウィントン・マルサリスのトランペットには度肝を抜かれました。

Warm BreezeWarm Breeze

QuartetQuartet

メモリープレーヤー

2005-03-03 22:13:30 | 530 オーディオ
毎日の通勤で、写真のメモリープレーヤー(ソニーの商標はネットワークウォークマン)で音楽を聴いています。

購入したのは3年ぐらい前で、機種はNW-E10という128MBのフラッシュメモリー内蔵モデルです。ソニー初のMP3対応機種で、当時確か3万ちょっとぐらいで購入したと記憶してます。

満員電車に乗るので、音漏れしないようにヘッドホンを密閉型インナーイヤータイプにグレードアップし、さらにポケットなしのコートやシャツでの使用を考え、服を傷つけないようなラバークリップ付きストラップを自作しました。

曲はCDかネットラジオからMP3に変換した後にPCで管理し、週1~2回ダウンロードして入れ替えてます。通勤がdoor-to-doorで1時間弱なので、2時間の容量でちょうどいいぐらいです。

MDは使うつもりはないし、CDウォークマンはちょっと大きいし、といった悩みの解決策がメモリープレーヤーでした。結果は正解だったと思ってます、最近のiPod Shuffle(512MBで1万円)等の低価格大容量機種の出現を除いては。こればっかりはしょうがないですよね。お金と時間のトレードオフですから。でもちょっと買うのが早すぎたかもしれません。(笑)

今日は”ウォークマン”の”Walk"つながりで、アルバムの1曲目に”Street walking woman"という曲が入っている、マリーナ・ショウの「Who is this bitch, anyway?」を紹介しておきます。この女性ボーカルアルバムは、LP時代を含めて最もよく聞いたトップ3に入ると思います。ギターのラリー・カールトンとデビット・T・ウォーカーの絡みをはじめ、バックのメンバーも最高です。ジャズソウルボーカルの極めつけの名盤だと思います。

ただアルバムタイトルとか有名な4曲目の"Feel like making love"とか、ちょっと日本語に訳しづらいのが難点です。(笑)

フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイフー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ

レコードプレーヤー

2005-02-20 08:25:29 | 530 オーディオ
今週写真のアナログのレコードプレーヤーが復活しました。

針を友人にチェックしてもらってて、結果はOKで使えるとのこと。持ってるのはYAHAMAのGT-1000という当時10万円ぐらいのモデル。購入は1980年頃だったと記憶してます。ダイレクトドライブ方式なので経年劣化は少なく、実際に使ってみても問題なさそうです。

それで埃をかぶったレコードを掃除しながらチェックしてみると、「こんなの持ってたっけ?」というものがかなりありました。もっと驚いたのは、CD化されてなくて廃盤になっているものが多いこと。

ということで今は廃盤を中心に聞き直しています。音質うんぬんよりレコードでしか聞けないものがあるということは、それだけでプレーヤー復活の価値ありですよね。

今日はその中から、サックスの土岐英史の初リーダーアルバム「TOKI」(1975年)を紹介しておきます。当時ジャズクラブにも聞きに行きましたが、若き日の彼と渡辺香津美が初々しくていい感じ。

最近娘さんがボーカルアルバムを出していて、親父である彼がバックを務めています。なんだか年月の経過を感じると共に羨ましいですね。というのも私の娘もフルートを吹くのですが、残念なことに何故かこれまで一緒に演奏したことがないんです。やっぱりそういうのって恥ずかしいですよね。(笑)

 土岐英史「TOKI」

standards~土岐麻子ジャズを歌う~standards~土岐麻子ジャズを歌う~