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或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

JUN

2006-03-07 06:22:18 | 500 ファッション
ちょっと前に家に電話があって。たまたま出ると、デパートのメンズショップ「JUN」から。電話は息子宛て。なんでもポイントの有効期限が3月中旬で、このままだと無効になるとのこと。

そう言えば昨年の3月、息子の入学式用のスーツを一緒に買いに行ったんだっけ。とりあえず普通の無難な服ということでデパートへ。いろいろ試着して一番フィットしたのが「JUN」。服だけは実際に着てみないとねえ。体に合ってなんぼの世界だから。でも結局買ったのが、自分が若い頃によく着たブランドというのもちょっぴり嬉しかったなあ。

春休みで息子が帰省するのを待って一緒に店に行くと、若い頃に自分が貯めて息子に渡したポイントがかなりあることが判明。すぐに商品券発行の手続きを。それと残りのポイントが無効になると言われてとりあえず買ったのが、上の写真の大きなクロスのペンダント。どこかの若手ミュージシャンが似たようなのをしていたので、私の好みで強引に買わせました。(笑)

当時の二大ブランドが「VAN」と「JUN」。「VAN」がいわゆるトラッドで「JUN」はヨーロピアン。古いですね、この表現。僕はヨーロピアン。具体的には、フォーマルなら肩パッド入りのダボダボのダブル、ラフなら細身のドレスシャツにパンタロン。これに長髪とヒゲを加えてジーンズスタイルにして、外見を汚くすると当時のジャズミュージシャンに。

それで気づいた話をひとつ。作家の村上春樹がジャズに詳しいのは有名。まあ彼は若い頃にジャズ喫茶を経営してたから、当たり前と言えば当たり前。絶好の入門書として使える、ジャズの人名解説エッセイ集「ポートレート・イン・ジャズ(Portrait in jazz)」(1997年)を読むと、その理解の深さがよく分かる。世代も近いし共感できる所も多い。でもどこか違うんだなあ。彼は私と違ってトラッド。どうも洋服にも端的にその辺の趣味の違いが表われてるんじゃないかと思ってます。(笑)

ポートレイト・イン・ジャズポートレイト・イン・ジャズ

EMPORIO ARMANI

2006-01-16 06:37:49 | 500 ファッション
最近は冬のバーゲンが始まるのが早いですね。元旦からやってるところもあるし。昔はデパートや専門店の日程を調べてスケジューリングして連日ハシゴとかしたものです。会社を速攻で退社してセール前の内見会に駆けつけたりとか。勝負する場面が多かったから気合いが入ってたなあ。

だけど最近はそんなこともなくなって。年を取ると入りにくい店も増えてきたし。特に昔愛用していた若者向けのブランドショップとか。店員の視線がなんかね。そこで今年は帰省した息子に頼んで一緒に行ってもらいました。何故かって?息子に何か選んで買ってやるふりをして、実は自分のを選ぶ。そしてレジにも息子に持って行かせる。いやな親。(笑)

今回よく分かったのは、そういうショップでは身体に合う服が少なくなってるってこと。ようやく見つけて買ったのが黒いドレスシャツ。生地とか色合いとか好みにぴったり。ところが家に帰って着てみると、肩幅はいいにしても胸や腹とか腕のまわりが極端に絞ってあってギブアップ。体型は昔とほとんど変わってないので自信があったのに。

息子は気に入った様子。だからあげちゃいました。プレゼント。同じブランドでも、流行に合わせてカットが変化してるんですね。勉強になったというか、悲しかったというか。時代の流れを身に染みて感じたなあ。これからは中年向けの手頃なブランドを捜さなきゃね。

ということで今年の冬のバーゲンで買ったのは、数年前の処分品っぽいイタ物風ブルゾンと上の写真のエンポリオ・アルマーニの黒の長財布だけ。最近カードが増えてきて、今までの両折りタイプだとダンゴみたいに膨れてたので。これは正解。使い易い。お買い得価格だったので、カミさんにも勧めて色違いの茶を購入。“おそろ”なんて大昔のテニスウエア以来かも。(笑)

ISSEY MIYAKE

2005-07-16 07:12:55 | 500 ファッション
最近通販でデオドラントスティックを購入。いつもはストックを持っておくのですが補充を忘れてました。広島でも、海外ブランドのオーデコロンはどこでも売ってますが、デオドラントスティックは店頭で見たことがありません。だから海外出張か通販が頼り。今回購入したのを取り扱っていた通販は、わずか1社。助かりました。

オーデコロンとデオドラントスティックはいつも同じブランド。その他の整髪料とかは全て無香料。匂いがぶつかるのがいやなんです。でも私がオーデコロンを使い始めたのは社会人になってから。今の若者と比べるとずいぶん遅いですね。最初は確かアラミス。最初つける量が分からなくて、つけすぎて周りの女の子にからかわれました。(笑)

でもその時なんか色男になったような錯覚に陥って、それからずっとつけてます。最近では、ブルガリのプールオム、ブループールオム、シャネルのエゴイスト、アリュール等。今使ってるのが、上の写真のイッセイミヤケ/ロードイッセイプールオム(ISSEY MIYAKE/L'EAU D'ISSEY POUR HOMME)。

宣伝のコピーでは、“樫の木に生える特殊な苔、オークモスをベースにラベンダーなどのスパイスを効かせたフゼアノート。キリリと引き締まった印象を与えるフレッシュな柑橘系”。実際に使ってみると、柑橘系というより、うっすらした複合系。匂いが柔らかくて気に入ってます。

匂いと言えば、女性と香水とかコロンって、なんかパックで思い出すことが多いですね。そのくらい私にとっては印象の強いファクターなのかも。そうそう、すれ違った時なんかに、やや控えめにすーっといい香りがすると、なんかうっとりといい気持ちになり、ついて行きたくなります。(笑)