或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

景福宮

2015-12-14 05:33:36 | 800 観光
韓国旅行の初日に昼食を済ませた後、明洞でショッピング。といっても自分ではなく連れの友人が。よくもまあこれだけコスメの店があるなというぐらい道の両側へずらりと並んでいた。同様に目立っていたのが通りの左右に連なっていた屋台。小物アクセサリーや食物とスイーツ。特に食物は、肉の串焼きやホタテの貝殻焼き等、食指をそそるものが多かった。

日曜日ということもあって、ごった返す人混みを掻き分けながら、連れの後ろから金魚状態でついてまわり、ひとまずホテルでひと休み。しばらくして東大門へ。地下鉄の駅を出るとすぐに大きなショッピングセンターがあって、そこへ入ってビックリ。ほとんど全ての店がファッション関連。各フロアに100軒ぐらい、これが6、7階。この日はさすがに足が棒になった。

クタクタになった翌日は、地下鉄で宣靖陵へ。目的地は有名らしい皮膚科・美容外科。店内に入って驚いたのが、月曜日だというのに客が大勢いたこと。勿論全員が女性。受付で予約していると告げると、日本人のお姉さんがすぐに来てくれて。聞くと施術に2時間程度かかるということで、直感的に、これが最後の観光チャンスなんじゃないかと。

連れが診療室へ入るやいなや、地下鉄で来たルートを逆戻りし北上。予想以上に遠くて、ゆうに30分以上かかったかな、駅へ着くのに。そこからは地下道が続いていたので助かったけど。この景福宮(キョンボックン)というのは、15世紀から20世紀まで、朝鮮の国王が生活し政務を務めた宮殿。入る前の広大な敷地に大きな門がポツリポツリと。最も外側にあるのが光化門、その次が興礼門。当時の装束をまとった兵士を眺めていると、BSでよく放送されている韓流映画が脳裏をかすめた。

この時点で、この宮殿がどれくらい広いか把握したので、中へ入るのを断念して駅へ逆戻り。10時半に店を出て、戻ったのが12時半。遅れて怒られると思ったら時間ピッタリ。午後は江南の論見駅近くにある、これまた予約してあるエステへ行き、その日は終了。最終日も新沙と鴨鴎亭のショッピングで終了したので、景福宮を観光しておいて良かったとつくづく思ったっけ。


ソウル

2015-12-13 09:41:27 | 800 観光
先週の日曜日から2泊3日で韓国のソウルへ。かつて数十年間に何度か行ったことがあるけど、あくまで仕事で観光はできなかった。宿も取引先の会社近くの安ホテルだった記憶がぼんやり残っている。よく憶えているのが、アテンドをしてくれた現地人がおろしたての新車を渋滞でぶつけられた場面に出くわしたこと。それぐらい当時のソウルの道路事情は悪かった。

その意味では今回の旅行は初ソウルといっても良いぐらいで新鮮だった。期間が短いのでスケジュールを詰め込むために福岡空港を利用。大韓航空の行きは朝10時半出発、帰りは夜20時半到着ってことで、自宅を5時に出て、戻ったのが真夜中。おかげで先週後半は旅の疲れが尾を引いた。端的に言えば、エステとグルメの旅。ソウルというチョイスも連れの友人から。

宿泊したのがイビス・アンバサダー・明洞。ソウルの渋谷とも言える明洞に位置し、料金もリーズナブルで、決め手は仁川国際空港から出ているリムジンバスの停留所のすぐ前だったから。所要時間は1時間ちょっとで料金は約千円。今の為替だと日本円のちょうど10倍ぐらいがウォンなのでお金の計算は楽だった。14時ぴったりにホテルへチェックイン。

今思えば、ソウルって大都市なんだなと。結局3日かけて、渋谷っぽい明洞、新宿っぽい東大門、六本木とか青山っぽい新沙、狎鴎亭をメインで周ったけど、まさに大都会の様相。人口も1千万以上いるし。明洞なんかは、平日でも通りは一日中すごい人混みで活気があった。意外だったのは、店の看板がハングル語がメインながらも英語が多かったこと。日本語も少々。

そうそう、意外と言えば、今年の流行語大賞じゃないけど、日本だと都会で”爆買い”する中国人がうようよいるけど、韓国ではそんなにいなかった。逆にエステやグルメ目的の若い日本人女性グループが目立ったから。改めて実感したのが韓国の美容熱。ある通りなんかは美容室が100軒ぐらい固まっていて。それにしては若い綺麗な女の子が少なくて残念だったけど。


洛西

2015-12-05 08:15:47 | 800 観光
東山で紅葉狩りを楽しんだ翌日は、これも連れの友人の希望で金閣寺へ。少し前だったかな、「京都で一番何処へ行きたいの?」と質問すると、しばらく間があった後に、「うーん、金閣寺かなあ」という返事が。紅葉のシーズンなので、少々意外だった。大昔の修学旅行の記憶がほとんどなくなっているらしく、もう一度しっかり見物しておきたいらしかった。

実は自分にも同じ思いがあって、京都の地図を眺める度に、他の観光地とは離れて位置する金閣寺が気になっていたのは確か。銀閣寺は東山見物のついでに行けるけど、ここはわざわざ行かないと無理だから。京都駅に程近いホテルからタクシーに乗り、洛西まで約30分。思ったより遠かった。想像通り、嵐山や東山と比べると観光客の数は少なかったような。

境内に入ると、独特の雅やかな雰囲気に包まれて。道が広く、塀、垣根等、あらゆるもの造りがゆったりしている。さすが足利義満の私邸だっただけのことはあるなと。寺の正式な名前は鹿苑寺で、その舎利殿が金閣寺と呼ばれている。なんてすっかり忘れていたなあ。舎利殿は国宝で、庭園は特別史跡・特別名勝、そしてもちろん世界遺産にも登録されている。

庭園内をだいぶ歩いた頃に前の方から静かな歓声が。右手遠方にまぎれもない金塗りの舎利殿が見えてきて。何故か昂ぶっている自分がいる。手前の広い池とのコントラストが素晴らしい。まさに日本の美。正直なところ、もっと安っぽいと想像していたけれど、こんなにも上品とは。来て良かったとしみじみ思ったっけ。この時ばかりは連れのチョイスに感謝したかな。

それからタクシーを乗り継いで、石庭で有名な竜安寺、仁和寺を周った。仁和寺と聞いて思い出すのが徒然草に出てくる和尚の話。なんとも間抜けな坊主の話なのだけど、タクシーの運転手さんが、「京都で芸子とお茶屋遊びをしているのは坊主が多いですよ、京都は観光客が多いのでボロ儲けですから」という話と思い出して。まあ、それも良し。十人十色だから。


山玄茶

2015-12-02 06:02:06 | 600 グルメ
京都で永観堂のライトアップ見物の後で向かった先が祇園。今回の旅行で最も楽しみにしていた日本料理「山玄茶」での夕食。これも盆明けには予約しておいた。ミシュランガイド2016の一つ星店。開始時間を1時間遅らせたので、タクシーを降りた時は正直かなり焦っていた。祇園らしい狭い路地を進むと、意外にあっさりと店を発見。Google Mapは本当に心強いなあ。

入ってすぐの所にある10席程度のカウンターへ案内されると、自分達の席以外は既に埋まっていた。間に座り、ようやく安堵して周りを見渡すと、左隣の席は自分達と同じ19時半スタートだった。それに気づくとすっかり楽になって。食前酒をいただき、いざコースが開始。先付けからデザートまで、秋の匂い満載の京料理らしい薄味で趣向を凝らした料理が続いた。

十分に料理を堪能したかなと満足した時に出てきたのが食事の白飯。なんと炊いた釜ごと持ってきてくれて。さすがに食が細い自分にはひと口、ふた口が限度で、残りはおむすびにしてもらったけど、なんだか南魚沼の旅館で本場のコシヒカリを食べた時のことを思い出した。数年前に高級炊飯器を購入してから、あまり白飯に感動しなくなったのが悲しいけど。

途中、店の板さんが自分達と左の席の女性2人にまとめて料理の説明をしてくれたので、自然に彼女達と話をするようになって。驚くことに広島から来たそうで、昼間は彼女達が嵐山見物で、自分達は東山見物。紅葉具合とか、いろいろと情報交換をしたりして。とびっきり若い板さんが初々しくて、たまに説明を間違えるのもご愛嬌。帰る頃にはすっかり和んでいたかな。

店を出ると、せっかくだからと有名な辰巳神社の前で写真を撮ったり、しばし秋の祇園の夜更けに散歩を。いやー、まさに街並みが京都。その夜を存分に楽しんでいるって感じ。時折横を通る和服姿の舞妓はんが、雰囲気を盛り上げてくれる。タクシーに乗ってホテルに戻るまで数多くの路地を歩いたけど、情緒を感じさせるお店が多いこと。つい入ってみたくなったから。


東山

2015-12-01 05:33:13 | 800 観光
先々週の土日に、今シーズン2回目の京都へ。さすがに2週連続というのは疲れたかも。連れの友人が、小学校の修学旅行以来の京都だということで、完全な”お登りさん”コースを選択。天気は両日共に良さげだったけど、このところの暖かさで紅葉してるかどうかが心配だった。その前の週と同様に京都駅で待ち合わせ。だけど人は2倍ぐらい多かった気がする。

まずはタクシーで二年坂の麓まで。3連休だったし、例年では紅葉狩りのベストの週だったので、おそらく1年で一番混んでいたのではないだろうか。なんとか時間ギリギリで、昼食を予約している湯豆腐の「奥丹」清水店へ。庭をすぐ前に望める最高の席へ案内してくれて。注文は”昔どうふ一通り”と”おきまり一通り”をひとつずつ。連れが「京都らしい味だね」と褒めてくれて。

その後は、清水寺、高台寺、南禅寺と東山観光の定番コースを散策。だけどねえ、なんか嵐山より色づきが悪くて。だって例年になく暖かいから。目立ったのが若い東洋人女性グループの和服姿。清水寺でおみくじを引いた時に、連れも自分も”凶”だったので笑い合っていたら、和服姿の女性が英語で話しかけてきた。「これ、どういう意味ですか?」と”吉”が書かれたおみくじを差し出してきて。すかさず「君達はグッドラック、僕たちはバッドラック」と答えてあげるといたく喜んでいたっけ。

ひと通りの観光を終えたのが16時頃。メインイベントである永観堂のライトアップ開始の17時半まで時間があるので近くのカフェへ。うとうとしていると17時を過ぎたので店を出て門へ近づくと、目に飛び込んできたのがあり得ない光景。おそらく2千人程度いたんじゃないかな、切符を買う列に並んでいだ観光客が。とにかく7~8列が参道にびっしり。これには度肝を抜かれた。

心配になったのが、予約していた夕食の開始時間。17時半に受付が開始されると、想定よりは早いスピードで列が動き始めて。だけど18時半は無理と判断して店へTELし開始を1時間遅らせてもらうことに。中に入ったのが18時頃で、駆け足で庭を散策。やはり真紅に紅葉していた木はわずかだった。それからタクシーをなんとか拾って祇園へ。いや、焦ったなあ。


嵯峨野

2015-11-30 05:34:47 | 800 観光
京都旅行の2日目は、前日の雨が嘘のような快晴に。天気予報では曇りだっただけに、よけいに嬉しかったかも。この日の観光については既に決めていて、まずは山間部までタクシーで行き、山を下りながら観光するというルート。実はこれは10年前、中小企業診断士の2次試験結果発表の時に、京都へ一人旅をした時のルート。あれからもう10年にもなるんだ。

まずは愛宕念仏寺。ここは愛宕山参道の山麓の入り口に位置していて、嵯峨野めぐりの始発点。ここまで登ると観光客も少なく、ちょっぴり冷たい朝の日差しの中で、鄙びた社殿と無数の石造が不思議な雰囲気を醸し出していた。紅葉は、まずまずだったけど色合いがイマイチ。そこから県道50号づたいに山を降りながら、化野念仏寺にも立ち寄りながら、最後は祇王寺へ。

この寺には格別の思い出があり、その紅葉の素晴らしさが今でもしっかり脳裏に焼きついている。そんな期待を持って境内へ入ってみて愕然とした。ほとんどの葉が薄緑のまま。この時かなあ、今年の京都の紅葉がずいぶん遅れていることが分かったのは。ただしその後で訪問した常寂光寺では、数は少なかったけど真紅の木も何本かあって楽しめた。

昼食を道端の蕎麦屋で軽く済ませた後で、嵯峨野から嵐山へつながる道を歩くと、自然に竹林の小道へ。やけに人力車が多いなと思っていると、「竹林の散策路」という看板が。こんなスポットができたのか。和服姿の若い女性のグループも多く、すっかり嵐山気分に浸り、連れと写真を撮り合いながらさらに歩くと、やけに観光客が増えたなと感じた頃に野宮神社へ到着。

ここからメインストリームにかけての人混みは凄かった。人混みを掻き分けるように歩き、渡月橋を渡りきった頃には、ちょっとお疲れモード。気を取り直してJR阪急嵐山駅から乗り継いで京都駅へ。お土産を買って夕方の新幹線で帰広。随分前から予約して、随分期待した割りには、まだまだ紅葉にはほど遠かったのが、ちょっと残念。でも天気が回復して良かった。


花伝抄

2015-11-29 09:39:13 | 800 観光
京都での宿は、嵐山温泉にある旅館「花伝抄(かでんしょう)」。盆休み明けにじゃらんでサーチしていて見つけて予約。宿は嵐山と決めていたけど、いざ探してみるとなかなか難しくて。桂川の東側には1泊2食2人で10万円を超える高級宿が並んでいて憧れたけど少々気後れしたかな。逆に西側には、価格的はリーズナブルだけど、イマイチぱっとしなかった。

結局残ったのはこの宿だけ。阪急嵐山駅で下車し、けっこう近くにあるはずだけどとキョロキョロしていると、「すぐ眼の前だよ」との連れの声が。いわゆる駅のまん前で徒歩2分。落ち着いた清潔感のある和風の門がそこに。長いアプローチを歩いていき館内に入って荷物を預けたのだけど、ほとんどの従業員が若いのには驚いた。それにしても、けっこう大きな旅館だなあと。

宿に戻ったのは、和服姿で嵐山観光を終えた後だったから夕方5時頃。「浴衣ありますか」と尋ねると、「女性用はもうありません、男性用ならありますけど」との返事が。選べるのを楽しみにしていたけど、ちょっと遅かったか。夕食前に、とりあえずお風呂に入ろうということで、いよいよこの宿自慢の貸切湯屋へ。実は事前に宿へTELし、「貸切湯屋の予約やどうするのですか」という問いに対して、「予約はしておりません、空いている所を使っていただくシステムです」との返事があり戸惑っていた。

実際に行って、なるほどなと。長椅子が並べてある待合フロアがあり、その前に5つある貸切風呂が使用中かどうかを示すランプがあり、それらが点灯するしくみ。たまたま壱の湯と弐の湯が空いていたので、両方をチェック後に弐の湯へ。屋外ではなかったけど、総檜造りで快適だった。その後はお待ちかねの夕食。席は眼の前が庭の2人用カウンター。狭くて混雑していたし、お酒が飲み放題とか天ぷらが食べ放題とか、趣向が凝らされていた割には居酒屋へいるみたいで満足感は低かったかな。

翌日の朝食の前に貸切湯屋へいくと、煉瓦造りの参の湯と、竹庭造りの四の湯が空いていて。前日と打って変わり晴天だったこともあり、2人で屋外露天風呂を満喫した。サプライズは朝食の後。おそらく人気NO.1の伍の湯がたまたま空いていて。ここは西洋風の白亜の造り。5つの風呂のグランドスラムを達成した満足感もあって、最後に宿を満喫した気分に浸れた。


嵐山

2015-11-23 05:43:56 | 800 観光
先々週の土曜日から1泊で京都の嵐山へ。秋の訪問が、なんだか恒例になっている。それだけに、この時期がどれだけ混むかも分かっていて。宿や店の予約を開始したのが盆明けぐらいだったかな。3ヶ月前なのに、既に有名どころは予約を取りにくい状況になっていて。なんとか14日と21日の連続2週で土日1泊の予約を。そのうち1年ぐらい前でないと無理になったりして。

京都の紅葉は、地域によって旬の時期が異なる。最も観光名所が多いのが東山と嵐山。いわゆる洛東と洛西。この辺りだと例年見頃は11月後半で、12月に入るとかなり散ってしまう。このところシーズン末期の12月初旬に訪れていたので、なんとか早い時期にと、今回はシーズン前半狙いで計画を立ててみた。予約が完了したのが9月中旬だから、待ち遠しかったなあ。

連れの友人と京都駅で待ち合わせて、地下鉄、電車と乗り継いで阪急嵐山駅へ。車中で和服姿の若いカップルに数組出くわして。車窓の景色と相まって気分が徐々に盛り上がってきた感じ。とりあえず駅のすぐ前にある予約しておいた旅館に荷物を預けてタクシーで昼食を取りに、嵐山では有名な湯豆腐の「嵯峨野」へ。庭が一望できる席で、昼間から日本酒でまったり。

食事の後で向かったのが着物レンタルの店。連れが是非ともこの機会に和服を着たいと。流れで自分も便乗してレンタルしてみることに。物心がついてから初めて。いざ着てみると、意外にも心地良くて。店の主人からは、「何処かの旦那はんのようで、似合ってはりますな」、なんて乗せらりたりもしたかな。良かったのがレンタルのシステム。店で着物に着替えると、脱いだ服を宿まで後で届けてくれて、しかも翌日のチェックアウト時に着物を旅館へ預けておくだけ。これは便利だった。

昼からは予報通り、生憎の雨模様。まあ、とりたてて目的がある訳でもなく、嵐山のメインストリームをトコトコ歩き、まずは天龍寺へ。幸い寺の中が広かったので、雨宿りも兼ねて廊下や広間で、連れと二人で写真を撮り合ったりして。日が暮れてからは、ライトアップで有名な宝厳院へ。客が多くて混雑するし雨も強いしで散々だったけど、和服の楽しさでなんとかしのげたかな。


Blue Live 広島

2015-11-12 17:15:18 | 200 ジャズ
少し前の話だけど、知り合いの先輩から「息子のライブがあるから来てもらえないかな」との誘いが。実は昨年12月にも同様の誘いがあって聴きに行っていた。今回も同じメンバーらしく、自分が好きなオルガントリオだし、これは行かなきゃと。思い出せば、前回はちょうどクリスマスシーズンで、最後の方のヴォーカルバージョンだった”The Christmas Song”をよく憶えている。

前回と違ったのがライブハウス。前回は都会の雰囲気が漂う広島市街にある高層ビルの中にあるお店。そんなに広くなく、客を詰め込むためにテーブルが除去されイスがびっしり並べられていた。今回は郊外で、広島港沿い。初めての場所だったけど、駐車場に車を止めて入口へ向かうと、すぐ前が海だったのでビックリ。いわゆるウォーターフロント。洒落てるなと。

サプライズはその後。受付を済ませてホールに入ると、何処かで見たような光景が。これって六本木のミッドタウンにある“ビルボード東京」”に似た造りじゃないのかと。天井が高く、さすがに2階席はないものの、テーブルの並べ方や照明の当て具合、内装の色使い等も、ほとんどそっくり。広島にこんな素敵なライブハウスができたなんて知らなかったなあ。

連れの友人と最後列の長いテーブル席の端に並んで座ってドリンクを飲んでいると、しばらくしてステージが始まって。ほぼ満席で、知り合いや息子さんの親戚筋や同窓生が沢山いらっしゃっていたようで、掛け声も和気あいあいでアットホームな感じ。微笑ましかったなあ。音楽的には、ジャズをベースとしながらもR&Bよりのファンキーな調子の曲が多かった気がする。

2ステージがあっという間に終わり帰路についたけど、同伴者は前回と同じで、彼女と付き合い始めてもう1年。この手の音楽は若い子にはつらいだろうなあと思いながら、嫌な顔ひとつせずつきあってくれて。そうそう、初めて聴いて気に入った曲”One”が入った、このバンドのオルガニストである金子雄太がメンバーとして参加しているバンド”Aquapit”の3rdアルバム[YouTube]「Orange」を後で購入。これも素晴らしかった。

Orange オランジュOrange オランジュ

タチウオ

2015-10-27 05:20:08 | 400 釣り
いよいよタチウオのシーズンがやってきていて、先月、今月と、いつもの遊魚船で今シーズンは2回の釣行を。このところ、やけに良い天気が続いていて、いずれも快晴で波の少ない絶好の日に出航できた。釣果については7~8本とまずまずなのだけど、最近どうも自分の釣りに対する探究心の低下を痛感させられていて。今日は、もう少し具体的にその辺りの話を。

まずは先月の話。いざ釣り始めて、喰いが渋いなかでも同乗した友人達はポツリ、ポツリと上げ始めたのに対し、自分はアタリすらない状態が続いて。「おかしいな、これでけっこう釣ってきたのに」と、過去の成功体験に固執していると、しばらくして船長から、「そんな誘い方じゃダメですよ、テンヤを一定のスピードで巻きながらアクションを入れないと」、とダメ出しを食らって。

周囲を見回すと、確かに友人達は、そういう誘いをしていたので、自分もそれに合わせるとアタリが来始めて、そのうち最初の1本をゲット。コツを得たのか、それからはコンスタントに釣れて、終わってみれば友人達に数で追いついて納竿。でも自分が浦島太郎だったことが恥ずかしくて。”海釣り”ではなく、”陸釣り”にうつつを抜かしているからこうなるのかと、しばし反省。

それで今月の話。今回はバッチリと意気込んではみたものの、前回同様に喰いが渋いなかで、数人はポツリポツリを上げ始めたのに、残り多数にはアタリがこない。数時間経って魚場の移動中に釣れていてる友人に聞いてみると、誘い方は同じだったけど、テンヤが違っていた。軸にケイムラのチューブを巻いていたりとか、細かい工夫が凝らされていて。これまた反省。

ということで反省だらけなのだけど、嬉しかったのは2回の釣行共に、1本だけは指5本ぐらいの準ドラゴン級が釣れたこと。お楽しみは料理。得意の炙りにして食べたけど、甘味があって絶品だった。特に今月は、釣ったその日の夜に友人を自宅に招待して食べてもらったけど、想定通り大感激してくれた。これでなんとか反省だらけのモヤモヤが吹っ飛んだような。