或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

嵯峨野

2015-11-30 05:34:47 | 800 観光
京都旅行の2日目は、前日の雨が嘘のような快晴に。天気予報では曇りだっただけに、よけいに嬉しかったかも。この日の観光については既に決めていて、まずは山間部までタクシーで行き、山を下りながら観光するというルート。実はこれは10年前、中小企業診断士の2次試験結果発表の時に、京都へ一人旅をした時のルート。あれからもう10年にもなるんだ。

まずは愛宕念仏寺。ここは愛宕山参道の山麓の入り口に位置していて、嵯峨野めぐりの始発点。ここまで登ると観光客も少なく、ちょっぴり冷たい朝の日差しの中で、鄙びた社殿と無数の石造が不思議な雰囲気を醸し出していた。紅葉は、まずまずだったけど色合いがイマイチ。そこから県道50号づたいに山を降りながら、化野念仏寺にも立ち寄りながら、最後は祇王寺へ。

この寺には格別の思い出があり、その紅葉の素晴らしさが今でもしっかり脳裏に焼きついている。そんな期待を持って境内へ入ってみて愕然とした。ほとんどの葉が薄緑のまま。この時かなあ、今年の京都の紅葉がずいぶん遅れていることが分かったのは。ただしその後で訪問した常寂光寺では、数は少なかったけど真紅の木も何本かあって楽しめた。

昼食を道端の蕎麦屋で軽く済ませた後で、嵯峨野から嵐山へつながる道を歩くと、自然に竹林の小道へ。やけに人力車が多いなと思っていると、「竹林の散策路」という看板が。こんなスポットができたのか。和服姿の若い女性のグループも多く、すっかり嵐山気分に浸り、連れと写真を撮り合いながらさらに歩くと、やけに観光客が増えたなと感じた頃に野宮神社へ到着。

ここからメインストリームにかけての人混みは凄かった。人混みを掻き分けるように歩き、渡月橋を渡りきった頃には、ちょっとお疲れモード。気を取り直してJR阪急嵐山駅から乗り継いで京都駅へ。お土産を買って夕方の新幹線で帰広。随分前から予約して、随分期待した割りには、まだまだ紅葉にはほど遠かったのが、ちょっと残念。でも天気が回復して良かった。


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