武漢コロナの猛威は、今や主に欧州で吹き荒れている。特にイタリアでは、1日に800人以上が死亡する日まであって死者数で中国を超えた。武漢のものと同じウイルスなのかと疑いたくもなるほどの致死率の高さだ。
その一番の原因は、イタリアが財政緊縮の一環で医療の削減をしてしまったということなのだそうだ。重症患者への治療に人手や設備が十分に回らず、重篤な患者を救えない。
そんな惨状が、ヨーロッパの先進国で起こってしまった事が世界に衝撃を与え、世界中で過剰とも言える対応がとられている一番の原因だと思う。そう、私を含めて信じられないのだ。
大変疑問に思うのが、EUは何をしているのだろうかという事だ。単なる経済的な結びつきだからと言われてしまえばそんなものなのかもしれませんが、特にフランスはイタリアと日常的に行き来も多いだろうし、イタリアで病床が足りなければフランスで受け入れるといった事は出来なかったのだろうかと思ったりする。
確かに、コロナの伝染性の強さや影響を考えると自国には入れたくないのも当然なのですが、EUは1つの国のようなものではなかったのだろうか。今回のコロナにEUは無力で、各国は自国を守るのに必死で国境封鎖をもやっている。
危機の時には本音の部分が露呈する。今回の欧州が正にそれな気がします。今回のコロナが終息した時、EUはその在り方を問われることになるかもしれません。
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