意外にきっちり

　プロ野球の交流戦が行われています。新庄監督で話題の日本ハムと巨人の対戦があり、日本ハムが2勝1敗となりました。監督就任から日本のプロ野球の話題を一手に引き受けてくれた新庄監督も、いざシーズンが始まってみるとスタートダッシュに失敗して開幕5連敗で2勝11敗という悲惨なスタートとなりました。阪神がそれ以上の惨敗だったので目立ちませんでしたが、新庄監督を見る目は醒めたものになっていきました。

　ただ、それ以降は5割で頑張っており、開幕2勝11敗から借金は増えていません。巨人戦でじっくりと日本ハムの野球を見ていると、なんとなくですがその後を5割で頑張れている理由がわかったような気がします。とにかく、基本に忠実なのです。特に走塁と守備。どんな時でも全力疾走。当たり前の様ですが、どのケースでも全力疾走が徹底されているのが明らかです。中継プレーもかなり基本が徹底されているのが、素人が見ても感じられます。派手な監督のイメージですが、極めてオーソドックスで鍛えられています。

　問題点は、どなたも感じている通りに打線の弱さ。巨人戦では打ちましたが、これはG投手陣の弱さもあったように思う。球場が広すぎるのもあるのでしょうけど、怖さはない。

　とはいうものの、基本を徹底されていてとにかくオーソドックスな野球をやる新庄ハム。このままの調子で、あと少しだけ運が向いてくれば順位を上げていけるのではないでしょうか。