メジャーだけでなく、日本のプロ野球も開幕して10日ほどが過ぎました。セパ両リーグともに、全球団が3ゲームの間にいる混戦模様の出足となっています。ここからどのチームが抜け出していくのか興味深いですね。そんな中での巨人の出足なのですが、4勝5敗とスタートダッシュとは言えませんが悪くもない出足です。だが、今年の巨人の試合を見ていると躍動感が感じられずに何かつまらない。私がそう感じている理由を勝手に考えてみました。(つまらないと思っていること自体が勝手な個人の感想なのですけど…)
それは馬鹿の一つ覚えの様なバントだらけ。キャンプからバントの多用を宣言していたので、予告通りと言えば予告通りなのですがプロ野球とは思えないほど多すぎて萎えている。プロ野球で早い回からバントだらけでは、見ている方はうんざり。去年の敗因が得点力不足だということで、バントしてとにかく点を取ろうという意図は分かるのだが、肝心のバントが生きたタイムリーが出ていない。理由は上位打線に比べて下位打線があまりにも弱いというか、チャンスに弱いという事だからバントだけで解決はしないのです。去年の課題そのままなのです。
具体的に書くと、6番とか7番を打っている大城選手への早い回からのバント指示だ。坂本・岡本選手の出塁率が高いので、どうしてもバント的な場面になってしまうのも運が無いのだが、彼はどう見てもスラッガータイプだし彼の後の打者を考えれば送ったところで本塁に返せない可能性の方が高いと素人の私ですら考えます。相手の投手からしても、大城選手に勝負された方が怖いに違いないだろう。それがアウト一つもらえて、後の打者が大城以下のヘボや投手なのだから大量得点の怖れもなく楽にさせるだけのように思えるのだ。8番固定されている吉川選手は今年の得点圏打率は1割だが、印象としては昨年までも接戦のチャンスではことごとく打てないという印象しかありません。大城に慣れないバントさせて失敗してチャンスをつぶしたり、送れたところで返せないで更にチームが盛り上がらないだけといった感じだ。
あとは極端な勝ち負け。勝っている時は全て完封勝ちで、得点を取られた接戦は全て負け。これではストレスがたまる。投手陣については、中継ぎの整備が行われている最中なので打たれたり抑えたりが今月中ぐらいは続いていくのだろうが、打てない打線に引きずられない様に頑張ってほしいものです。
打てない公式球で、接戦の勝ち負けの重要度が増していくに違いない。だからといって、上位打線までバントバントでは解決策にはならないだろう。やはり、大事なところでの本塁打やタイムリーヒットが勝敗を決しているのは他球団の勝敗を見ていれば明らか。下位打線の勝負強さはどうやって出せばいいのかということに絞ってみたらどうなのか。
大リーグ挑戦を遂に諦めた筒香選手が、巨人に入団する見込みというニュース。外野に回る見込みで弱点を埋める役回りになりそうなのだが、速い直球に対応できずにメジャーで通用しなかった彼にとって、彼が日本にいた頃に比べて球速が平均で5キロ近く上がった日本球界は、球場が広くはないのは有利だが決して簡単な復帰にはならないだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます